asahi.comより
【東京電力は10日、爆発で屋根が吹き飛んだ福島第一原子力発電所1号機の原子炉建屋を覆うカバーの組み立てを始めた。放射性物質が漏れ出すのを抑えるのが目的だ。9月末の完成を目指す。

 カバーは縦47メートル、横42メートル、高さ54メートル。長さ140メートルのアームを持つクレーンで、建屋南東からカバーを支える柱の組み立てを始めた。ポリエステル繊維に燃えにくい樹脂を塗ったパネルを鉄骨の骨組みにはめ込む構造。被曝(ひばく)を避けるため、クレーンを遠隔操作して組み立てる。日本建築をヒントにねじやボルトを使わない方式を採用した。

 1号機周辺の放射線量は毎時1~20ミリシーベルト。カバーには放射性物質を吸着するフィルター付き換気装置6台が取り付けられている。完成後は、毎時4万立方メートルの空気を浄化して入れ替えることになる。】

関連記事 原子炉建屋にカバー設置へ 福島第一、9月末までに


 当初予定していた、6/27からの設置工事は大幅に遅れ、ようやく本日10日から組み立て工事に入ったが、当初の予定通り9月の完成を目指しているらしい。

 これで、1号機の原子炉への雨露を凌いだり、放射性物質が漏れ出すのを抑えるられるが、2号機の窓?から吐き出される、放射能に汚染された水蒸気?や、3号機、4号機から吐き出される放射性物質も防ぐ手段を早く講じていただきたい。