いまカネになるなら50年後に生まれる子供が全部カタワモノでもかまわない、元敦賀市長の暴言
【いま大金を貰えるなら100年後、50年後に生まれてくる子供が全部カタワモンでも仕方ない。

これが、1983年1月26日に石川県羽咋郡志賀町で開かれた「原発講演会」(地元の広域商工会主催)での当時の高木孝一敦賀市長が明言した言葉である。

北陸電力原発の建設に絡んで、莫大な金額の表金・裏金および原発に起因する異常事態発生のたびに、北陸電力から恐喝まがいのやり方で多額の金をせびり取っていたことを、講演会で明らかにした。

 その講演で市長は、原発賛成派の市民は、たとえば風評被害が生じた場合などに、実際の被害金額の何倍もの金を電力会社からせびり取っている様子を得意げに語っている。

 これは敦賀市に限らず、どこの原発所在地でも同じことが行われていたことである。そうすると、いま福島原発事故で現地住民が大変な被害にあっているが、賛成派住民は汚いやり方で正当な補償以上の補償金を得ていたことになり、その額は普通の国民が生涯手にすることもできないような莫大なものであり、その金で安楽に暮らしていたわけだから、いまさら原発の事故のせいで困っている、と泣き言を言うのは少しムシが良くはないかという気がする。】

あいた口がふさがらない。
呆れてものも言えない。
これが、卑しくも「元敦賀市長」の言葉か。
こんなことが、日本中の原発で繰り広げられていたのかと思うと、やりきれない。
政・財・官・民、すべてが原発に踊らされていたと言うことか。