事務所を構えていた頃の話で恐縮いたしますが、
完全に記憶に残っていない人からの電話。
会ってどうしてもお礼が言いたいとのこと。
「きっと覚えていないでしょうね。
以前お目にかかったことのあるYです!」
・・・名前も顔も思い出せない・・・
「今日近くに参りますので是非・・・」
夕刻近くYさんが訪ねて下さいました。
ご本人は嬉しそうでしたが、やはり・・・
その笑顔?・・・覚えていませんでした。
聞けばリーマンショックが起こる前と言い
ますから、当時でも6年以上は経過していました。
田舎から出てきて、営業業務で苦しんでいた。
「また、強烈に批判されるのだろう・・・辛い、
辛い」と怯えながら、私の事務所のドアを
ノックしたのだと言う。
どんな言葉をかけたのか・・・欠片も残って
いません。立ち話程度であったはず。
でも、彼にはとてつもなく嬉しかった・・。
「あの日がなければ・・・僕は・・・」
私の言葉を泣きながら手帳に記したとのこと。
「だから一生わすれません!」
それから彼は頑張った。頑張った。
今やアナリストとして売り出し中。
近々、最後の修業国イギリスへ旅立つと言う。
「結婚し2人目の子供がお腹に・・幸せです!」
家庭も仕事も充実している。
だから、今の姿を見て欲しかったのだと。
「ビッグになって戻ってきます。それが恩返し
です!」だから・・・私にも何時までも
頑張っていて欲しいと。
私は、そっと握手を求めました。
まるで異次元の私が、彼を励ましたかの
ようでした。
就職塾 加藤 敏明
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