タイトルで買いました(笑)渋いですね。
その名の通り、真田幸村の曾孫にあたる幸真という架空の人物の話です。
設定だけでも結構ツボなんですが、内容は忍とのやり取り。
こういう架空スタイルって、結構実は苦手っちゃ苦手なんですよね、私。
武将を題材にした小説ならいくらでも読めるんだけど、全く架空のって、宮部みゆきさんしか受け付けない。
謎な体質をしています、我ながら。
でもこれは設定勝ちというか、大変楽しく読めました。
架空の人物と実在の人物を絡めるって、やっぱり相当難しいだろうと思うのですが、
この方の筆力と調べてある感じがぐいぐい引っ張ってくれて、楽しかったです。
そういえば、去年ハマった「風魔」はこの出版さんのシリーズだった。あら、偶然。
「風魔」も面白かったですよー。小太郎がめっちゃスーパーヒーローで(笑)
今までミステリオンリーで来たので、こういうのって新鮮です。
この方、そういえばミステリも書いてるのね…初めての作家さんでしたけど。お名前は存じてましたが。
またこういうスタイルのがあったら読みたいな。
今じゃなかったら、手にも取らなかっただろうなあ。出会いって、凄いわ～。
