厚みは全然ないのに時間がかかったのは、コントローラーが私を誘惑するからです。。。


本書は普通の小説とは違って、信玄を企業家として商業的な意味合いを強く見てたりする。
こういう形の小説はあまりないので、目新しくてちょっと面白い。
童門さんは全体的にいつも文章が平易で読みやすいので、読み始めるとわりと厚めでも、さらっといけちゃいます。
そうそう、一昨日は戦国シェイクスピア観ながら、幕間にこれ読んでたのでした(笑)


後半、もう本当に終わりの方で、周りの武将が次の次の動きを読み、行動してるところが面白い。
こうでないと戦いには、勝てないんだろうなあ。
信玄はどちらかというと、やっぱり一番民衆のことを考えていた武将だったのではないかと。
農民から上がったという意味では秀吉もそうだったかもしれないけど、
この人よりは私としては何となく、信玄の方が民衆を考えてるなあというイメージが強い。
どことなく人間くさみが強いというか、だから知れば知るほどもっと知りたくなるのかも。
今まではあんまり興味なかったんだけど、実は最近、信玄さん結構好きだったりして。


今は資料本で、「山本勘助の全て」と「信玄と勘助が2時間で分かる本」が欲しいです(笑)



夢、幻の。