昨日は荒尾総合文化センタ-で開催された講演会に参加しました。
・講演-1「近代日本の発展と万田坑」
・講演-2「国境を越えた宮崎兄弟の活動とその魅力」
二つとも講師は猪飼隆明氏で、日本近代史を専攻され熊本大学教授を経て現在は大阪大学大学院名誉教授、荒尾市史編纂委員長を務められた方です。
著書に「西南戦争への道」(岩波新書)、「熊本の明治秘史」(熊本日日新聞社)を紹介されたので、前者を今朝アマゾンで購入しました。
①熱心な聴講者で質疑応答も活発でした

市史編纂時や最近も東京にある三井文庫や宮崎家から提供された文献を読み込まれているだけあって、内容も私にとっては新鮮でした。
当日配布資料も学者らしい論文スタイルで満足のいく資料でした。
・官から民間への払い下げの時に、三井が三菱と激しく競って勝ったこと
・九州の鉄道や港湾の発展の歴史は石炭と鉄鋼の関わりを再認識
・宮崎兄弟の魅力を再認識、兄弟間の啓発
・今後の宮崎民蔵研究の成果への期待
・福沢諭吉と宮崎滔天の考えの違いなど印象に残りました。
横井小楠もライフワ-クにされているようなので、発刊が切望されます。
②世界遺産シンポジウムの案内

この夏のユネスコの世界遺産の登録が待たれます。