3月11日を過ぎて | マンガ編集者のエディターズ・ハイな日々+をゆる~くお伝え!

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出版業界という愚者の楽園で"なう"を囁いてみる?

やっと仕事が
ひと段落してきましたので更新いたします!

さて、
遅ればせながら、3月11日が過ぎましたね。
去年の東日本大震災から1年がたってしまいました。

去年の9月に父の会社のつながりで
宮城にボランティアにいったのですが、
その時のすさまじい風景に心をえぐられるほどの衝撃を受けました。
半年経ち、テレビではがれきがある程度片づけられ
復興しつつあるというニュースが流れていましたが、
実際にみたがれきの山に

とてもそんな言葉はそぐわないと涙が出そうになりました。

私が手伝えたことは、
父の会社の方の実家のがれきを片付け、更地にすること。

たった2日のお手伝いしかできずに役に立てたのかと悩んでいたら、
お手伝いしたところのお母さんが、

手伝いに来てくれただけでもうれしい。
そして、実際にこの風景を見て、悲しんでくれただけでも意味がある。

とおっしゃって、力強く微笑んでくださいました。

その時の笑顔とあの風景を絶対に忘れないようにしよう。
と誓ったのを思いだします。

今現在も
まだまだ被災地は復興したとはとても言えない状況です。
なかなか直接には、手伝いができませんが、
編集者の私にできることを精一杯してゆこうと思っています。

そのひとつとして、
コミックス「彗星★少年団」も役に立てればと思っています。
$主任がゆく!スペシャル

東日本大震災以降、
日本の原風景は悲しいほどに破壊されてしまいました。
もちろん漫画では、心の傷を癒すには足りないかもしれません。
しかし、それでも

失った風景を、傷ついた心を、途切れた絆を、

少しでも取り戻すパワーのイチ支えとなれるようにとの思いを込めて
倉薗さん、デザイナーさんと作らさせていただきました。
読んで下さった方々が、
この物語の子供たちの前向きなパワーとその背景に描かれる風景、
そして、すべてはめぐってゆくというテーマに柔らかくつつまれて、
また再び前を向く、そんな手助けができましたら嬉しく思います!!


多くの被災した皆様に
また再び、なつかしの風景がめぐりゆく日を心よりお祈りし、
また編集者としてできうる限りの様々な手助けをしてゆければと思います。


今回はちょっと
まじめに書いてしまいましたが、
また次からは、
ほほ笑みと苦笑いの混ざり合うブログにしたいと思います(笑)。

よろしくお付き合いくださいますと幸いです!