出版社の就職試験第2の関門、入社試験についておかきいたします。
第1関門の書類審査を通過すると
その後、試験を受ける事になります。
だいたい一次審査通過を通知された、
2~3週間以内に行われることがほとんどでした。
内容は各出版社によってまちまちでしたが、
大手~中堅出版社の場合、
各社独自の入社試験問題と論文とSPI試験がありました。
中小出版社だと、論文とSPIのみという所もありましたが、
たいていは3つ揃っていたと思います。
試験内容は大別すると
試験問題の方は、時事問題が多く、SPIは常識問題集でした。
ですのでSPIは問題集を1冊解くことで対処できます。
問題なのは時事を問う試験問題の方なのですが、
対処法としては、新聞を読んでおく事が一番。。。。。。
なのですが、正直に、
私はおうちゃくものなので読みません(読めません?)でした~。
ですのでもっぱら、「朝日キーワード」や「日経キーワード」を読み込みました。
これらならまとまっていて、しかも関連事項も調べ易く重宝します。
最初小説を読むように、とりあえず全部目を通して、
2回目に細かく、経済や国際情勢、ヒット商品から株価など関係記事を
あっちをめくり、こっちをめくりと考えながら読むといいでしょう。
ただまあ、
膨大な情報量で、めがくらみます。
当然ながら全部覚えられる訳がない!
なので私は勝手に試験問題予想してポイントを絞りましたよ。
まずは、試験問題が作られる時期を考えました。
試験日が3~6月頃に集中していたので、
テスト問題が作られ、内容チェック、印刷、の時間を考えると
問題の内容を考えるのは、どうかんがえても
前年のネタしかも12月まで、よくても今年1月までだろうと踏んで
ばっさり試験年1月以降の時事は、カット。
(といってもテレビニュースくらいは見ておきましたが)
また、試験問題が作られるのは、入社試験が落ち着いてからだろうと考え、
前年度の1~3月くらいのニュースでよっぽど大きなもの意外はこれもカット。
実際、問題はやはり試験を受けた年の
前年3月~12月での時事が圧倒的に多かったです。
次に国際情勢と経済情勢は大枠をつかんでおいて、
あとは自分のスタンスと考え方を決めておきました。
スタンスを決めておくと、微妙に分からないときでも
自分のスタンスの話に持って行くという裏技ができますので~。
まあ、昔の話ですので、今と違う所も多いので参考程度にしてくださいね。
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さて最後は、論文(作文)ですが、
これは、与えられたテーマについて、
原稿用紙2~3枚を制限時間(50~60分が多かったです)内にまとめるという
恐ろしく大変なものでした。
しかも論文テーマに関しては、正直なところほんとうに千差万別です!
なにがテーマになるか本当に分からないので、どうにも対処の仕方が難しいものでした。
ただ、対処法としては、
やはりこれも自分のものの見方や考え方を知って、
焦らず、そのスタンスをテーマに合わせて書いて行く
というものが一番良いと思いました。
そしてこれはテクニックになりますが、
私は、文章の書き出しにサプライズ(驚き)を入れる事に命を懸けました。
「まさかこんな事が! 私はこの驚きを~」って書き始めたりしましたよ~。
なぜなら、
まず試験官(読む人)に読んでもらえなかったおしまいだと思ったからです。
何せ書類を通って試験受ける人って、何千人もいるのですから、
どう考えたって、普通に書いていたら、私が試験官でも読むのあきますよね。
「なになに?」と興味を持ってもらう事で、とりあえず読んでもらうことを
最重要課題に作文を書いたものです。
これは今、仕事をしていても
読者を楽しませるサプライズをどう盛り込もうかと思うときがありますので、
試験だけに使うものではなく、編集者になったら一生使えるスキルになる可能性があります。
と、個人的に思っていたりしますが、、、、どうでしょう?
只今、発売中のこの「主任がゆく!スペシャルVOL.18」
にサプライズ盛り込めているといいのですが。

さてさて、
次回は、面接についてお書きできればと思います。