保育園の年長組から成長ホルモン治療を開始し、丸4年がたった。
(1度、3歳の時に、簡単な検査をしたが入院検査を見送り、経過観察とした経緯がある)
5歳半の頃、SGA性低身長症と診断され、
-2.6SD だったが、
治療を始めて4年たった今は、-1SD まで成長し、月齢の標準内に入る事ができた。
毎年この時期に成長の伸びをみてきたが 、
4年というある程度の期間を経ての成長率をみてみる事にする。
◼️丸1年間の、身長の伸び率について。
1年目→ 9㎝
2年目→ 8.5㎝
3年目→ 7㎝
4年目→ 6.5㎝
治療を開始した1年目が、すこぶる伸びがよかった。
年々、ゆるやかになっている。
小さければ、その分のびしろが大きいので、薬の効果が得やすいとのこと。
個人的には、
体が薬に対して慣れてしまっているのか?!
毎日の生活で、成長ホルモンの効果が得られにくいような暮らしをしてしまっていないか?!
と、考える。
(勝手なる個人の考えです)
◼️体重が増えると投薬量が増える
そう説明を受けているが、2年ほどまともに体重が増えていない。
増えていなくはないのだが、毎年夏は体重が減っている。
体重はこの1年で、3㎏しか増えていない。
身長が伸びているのに、体重が減るもんだから、どこがどうなっているのやら。
なんとも羨ましいかぎりだが。
◼️あまり神経質にならないこと
治療をしていると、ほぼ毎月身長は伸びる。
5週に1度受診し、身長と体重を計測するのだが、まれに1㎜も伸びていない時がある。
母はショックである。
毎日毎日の注射は、無駄だったのか·····
何が悪かったのか。
どこに原因があるのか。
母、がっくり。。。。
はじめはかなりのショックを受けていたが、
考えてみれば、人間は機械じゃないんだし、毎日コンスタントに背が伸びる訳はない。
逆に、1ヶ月に2㎝くらい伸びるときもあり、それはそれで何が要因だったのかと思う。
私のストレスにもなりかねないので、毎月の伸びは、あまり気にしないようにする事にした。
◼️体の成長に大事な事は、食事、睡眠、運動
食事は、生きていく上で当たり前の事なのだが、日々の暮らしの中で、我が子に足りているかどうか、改めて確かめてあげなくてはならない。
食育は親の責任だが、たっぷりの睡眠も運動も、進んで自分からやる子供はかなり少ないのではないか。
放っておいても、子供は勝手に寝ることは少なく、親がそれなりに寝かさなくてはならない。
眠くなければ尚更、自分からすすんでベッドに入る子供は少ないのではないか。
運動も、ゲームやパソコンが蔓延していて、おもいっきり体を動かして遊ぶ場所も減っている今の時代に、率先して外遊びをする子は少ないと思う。
寝る子は育つ
と昔の人が言った言葉は、あながち間違ってはいないのではないか。
とにもかくにも、食事、睡眠、運動という、基本的な当たり前の生活が、体の成長にとても大事だということである。
◼️質問への返事
時々、低身長でホルモン治療を始めたかたや、始めようか悩まれている親御さんから質問のメッセージを頂きます。
よくある質問です。
Q・福岡の大学病院や大きな病院へ通院されてますか?
A・福岡市内の、治療専門の小さな個人医院です
Q・ホルモン治療の副作用のような症状が出たことはありませんか?
A・今のところはないと思います
Q・どのような治療薬を処方されていますか?
A・我が子は、ファイザー社の薬です
Q・サプリメントや、成長促進ドリンクなど飲ませてますか?
A・両方とも、いっさい飲んでいません
Q・牛乳はよく飲ませてますか?
A・牛乳は学校の給食のみで、自宅では2015年頃から一切飲んでいません。
(夏休みなどは1ヶ月以上飲まないことになります)
プレーンヨーグルト、豆乳はたまに食します。
今学校のクラスでは、男の子の中で前から1、2番目に小さいほうだが、
4年前の、超超小さい部類ではなくなり、他の友達と同じように活動や運動をすることができるようになっただけ、母はとても安堵を感じています。
特殊な治療ですが、情報を求めていらっしゃるかたの参考になれば幸いと思います。