自宅ゲーム会219 後半① ガーデンズオブエンケラドゥス | とりあえず日々ボードゲーム

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日本の片隅、島根県の浜田市で日々ボードゲームにはまっている管理人が、とりあえずボードゲームについて色々と書いていく(予定)のブログです。

令和元年7月28日

 

 さて本日のメインとして準備したタイトルも終わり残り時間も少なくなりましたが、残った時間にプレイしたタイトルその①です。ちなみに、ほんとはガーデンズシリーズの第2弾のイオをしようと思っていたのですが、間違って持ってきたのでそのまま。

 

☆ガーデンズオブエンケラドゥス

○概要

作者:NéstorRomeralAndrés

対象年齢:8歳以上

対象人数:2-5人

標準時間:20-30分程度

 

 ガーデンシリーズ第3弾。火星、木星の衛星イオときて、今度の舞台は土星の衛星エンケラドゥスとなります。第2段までは花畑を作っていましたが、今度は花を収穫するというゲームとなります。

 

①手番には直線状に任意のマス自分のコマを移動させます。

②止まったマスに配置されているディスクを獲得した上で、そのマスに隣接するマスからもディスクを獲得します。

③手番のアクションを行った上で、他のディスクに隣接していない孤立したディスクが出ればそのディスクも獲得できます。

④手番の最初に任意で同色のディスクを3枚使用することでスペシャルアクションを実行することが出来ます。ちなみに、スペシャルアクションは10種類ありますがそれぞれで1人のプレイヤーしか使用することが出来ません。

⑤いずれかのプレイヤーが移動を行えなくなる(直線状のマスにディスクがない)とゲームは終了となります。獲得したディスクの中で最も少ない色のディスクの数が得点となり、より多くの得点を獲得したプレイヤーの勝利となります。

 

○プレイ経過

 ランダムに花(ディスク)と移動の妨害となる山を配置してゲーム開始です。ちなみに、ボードの上側にアイコンが並んでいますが、これらがスペシャルアクションとなります。

 

 上手く花が孤立するようにコマを動かしながら花を獲得していきます。

 

 中央近辺で花の回収が進んでいますが、このあとは上方が回収され、最後に下側一帯が回収されたところでちいのコマが移動できなくなりゲームは終了となります。

 

 得点計算を行うと全プレイヤー5点で並びました。このように同点の場合は次に数の少ない色、それも同じならその次に少ない色と順に比較していく形となりますが、今回は2色目も同点で3色を比較するというくらいの接戦になりましたが、管理人の勝利という結果でした。

 

○評価

 花を植えるというシリーズ第1弾の「ガーデンオブマーズ(「自宅ゲーム会189 後半」を参照。)」はボード上にディスクを配置していましたが、今回は花の収穫ということで配置されたディスクを獲得していくというゲーム性になっているのはテーマらしいところだと思います。その上で、基本的にはコマを移動させ配置されているディスクとそこに隣接するディスクを獲得するだけという簡単なルールですが、孤立したディスクを作ることで追加で回収できるというのが良くできており、如何に自分の手番に孤立したディスクを作り効率よく回収していけるようコマを動かしていくかが考えどころとなっています。

 また、獲得したディスクのうち最も少ない色のディスクが得点となるという「チグリスユーフラテス(「自宅ゲーム会5 後半」を参照。)」などで使われている得点方式が用いられているのは面白いところで、上記の通り孤立を作りディスクを効率よく集めていくことは大切ですが、同時に各色をバランスよく獲得していくことも重要となっており、ボード上のディスクの配置を見ながらどちらに重点を置いていくかというのは悩ましくなっています。

 一方で、10種類のスペシャルアクションが準備されていますが発動には任意の色ディスクが3枚必要となっており、使用するにしてもゲームの序盤から中盤にかけてはコストやリスクが重く、終盤に特定の色のみが突出していた時の救済のようにしかなっていない印象で、気になったというかせっかくあるのにもったいないのかなと。

 というわけでスペシャルアクションについてはもう少し使いやすい形でもよかったかもしれませんがその他に気になるところはなく、シンプルなルールながらバランスと効率を考えつつどうコマを動かしていくかが面白いゲームになっていると思います。

 

 

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