自宅ゲーム会188 タイドオブアイアン 他 | とりあえず日々ボードゲーム

とりあえず日々ボードゲーム

日本の片隅、島根県の浜田市で日々ボードゲームにはまっている管理人が、とりあえずボードゲームについて色々と書いていく(予定)のブログです。

平成31年3月11日

 

 さて、前日に引き続き本日もちいと予定があったのでゲーム会です。他のメンバーがつかまらなかったこともあり、メンバーも前日と同じく管理人とちいのみです。

 

☆タイドオブアイアン

○概要

作者:JohnGoodenough&CoreyKonieczka&ChristianT.Petersen

対象年齢:12歳以上

対象人数:2-4人

標準時間:1-4時間程度

 

 大量のミニチュアを始めとした豪華コンポーネントで繰り広げられる第2次世界大戦のヨーロッパ戦線をテーマにしたウォーゲームです。

 

①プレイするシナリオを選択しセットアップを行います。

②ラウンド毎にシナリオで規定された回数のアクションを交互に実行します。

③アクションには「移動」「攻撃」「臨機射撃(準備をしておき、敵のユニットが移動で射程に入ってくると攻撃できる)」「移動攻撃」「戦略カード」「突撃」「待機」「特殊行動(特殊な兵科のみ)」といったものがあります。

④攻撃はユニット毎に指定された射程範囲内のユニットを攻撃しダイスで判定を行います。この時、ユニット間の距離により命中のしやすさが変化します。対象が装甲(戦車など)か非装甲(歩兵など)によっても異なります。また、攻撃は通常と制圧に分かれており、通常はヒットすることでユニットの除去を行いますが、制圧によるヒットは敵ユニットの行動を妨害します。

⑤全てのユニットが行動を終えるか、お互いがパスをして手番を飛ばすとアクションフェイズは終了となります。

⑥占領している目標に応じて命令ポイントを獲得します。命令ポイントは戦略カードの発動にも使用しますが、この時点で命令ポイントをイニシアチブカードに投入できます。より多くの命令ポイントを投入

 

○プレイ経過

 今回はシナリオ1を管理人がドイツ(ボード左側)、ちいがアメリカ(ボード右側)で準備を行っています。勝利目標は、ドイツ軍はアメリカ軍の陣地に突入することで、アメリカ軍はその防衛です。お互いに一般歩兵を中心に一部機関銃兵や迫撃砲兵が含まれている構成ですが、ドイツ軍にはエリート歩兵や戦車も含まれており、質的にはドイツ軍が優勢です。反対に地形的には有刺鉄線などで囲まれた陣地にこもるアメリカが防衛側になっているので、その点は有利といったところ。

 

 序盤、ドイツ軍は遮蔽物に隠れながら全軍を前に進めます。アメリカ軍は臨機射撃状態で待ち構えていますが、一部山の上に部隊を派遣しています。

 

 防衛陣地に歩兵で無防備に突入するわけにもいかないため、とりあえず戦車を突出させ戦車と迫撃砲(迫撃砲部隊は味方の観測を利用することで斜線が塞がっていても攻撃可能)による攻撃を開始します。当然、アメリカ軍としては見えている戦車に反撃を集中しますが、対装甲&戦車の装甲値による防御を貫通できず、アメリカ側のみに損害が重なっていきます。

 

 前面に一定の損害を与えたところで、規定ターンもありあまりチクチク削っていてもしょうがないため、手前は戦車を前面に押し出して歩兵が続き、奥はエリート歩兵部隊を中心にアメリカ軍陣地へ攻撃を仕掛けます。

 

 弱い部隊や戦車を前面に臨機射撃を使わせ(機関銃部隊以外は臨機射撃を1回しか出来ない)、主力で削るということを繰り返し、ドイツ軍も損害を受けたものの徐々に陣地に向けユニットを進めます。

 

 お互いかなり戦力も少なくなって来ていますが、ドイツ軍がエリート部隊を温存している反面、アメリカ軍は陣地の全線を守るのにユニットが不足している状況です。

 

 最終ラウンドとなりましたが、戦車による突入からエリート歩兵部隊の突撃で無理やりアメリカ軍の防御ラインの突破に成功します。これにより、ぎりぎりながらアメリカ軍の防衛線の内側に突入できたことで、ドイツ軍の勝利となりました。

 

○評価

 第2次世界大戦のドイツ軍の戦いを舞台にミニチュアのユニットたちが戦うと、テーマといい見た目といい「メモワール44(「自宅ゲーム会118 前半」を参照。)」と似通っていますのでそちらも参考にしてもらえればと思いますが、ルール的には細かいユニットの特性や、アクションの細分化、戦略カードなどといった要素によって、よりウォーゲーム寄りとなっている印象です。

 コマンドコントロールをカードによって行っていたメモワールとは異なり、手番毎に一定数のアクションを交互に行いユニットを行動させるという手法をとっています。パスをしてしまうとそれ以上ラウンド中にアクションが出来なくなるため、どのアクションから優先して行うか、どのアクションを後に行ったほうがいいか、相手プレイヤーの行動をみつつどうアクションを行っていくかの駆け引きは面白いところです。ちなみに、アクションの中でも「臨機射撃」は少し特殊で、守る際には先手を撃つことができるので有効な手段ではあるのですが、一旦体勢をとってしまうと射程内に敵ユニットが入らなければ効果はありませんし、ユニットの得手不得手に相手が対応することができるので、必ずしも効果的に使えるとは限りません。使用する際にはユニットの位置や相手の進軍ルートなどを確認しなければならず、この辺りをどう上手く使っていくかは考えどころだと思います。

 一方で、ミニチュアを使っており歩兵系のユニットは土台に個々のユニットを差し込むという方法をとっているのですが、ユニットの抜き差しが思った以上に手間になっています。また、メインボードのヘクスに対し基本的にスタックが3ユニットとなっていますが、これを配置するのがヘクスのサイズ的にぎりぎりで、フルスタックのヘクスはユニット以外にトークンを置くスペースがとれません。ユニットのいるヘクスの周囲に配置はできるのですが、どのユニットのトークンかを対応させるのも少し大変なので、もう少し調整してほしかったところですね。

 とりあえず、豪華なコンポーネントは見栄えがよく、ゲーム内容としても面白いと思うのですが、せっかくのコンポーネントがプレイアビリティの阻害になっているのは残念なところかなといった印象のゲームです。

 

 

☆ヘルシンキ1918

○概要

作者:HannuUnsitalo

対象年齢:14歳以上

対象人数:2-3人

標準時間:240分程度

 

 フィンランドにおいて1918年に勃発した内戦をテーマに、ドイツ軍、ドイツの支援を受けた白衛軍、ソ連の支援を受けた赤衛軍のいずれかを担当し、自分の勢力の勝利を目指すといったゲームです。

 

※今回は途中中断となり、次のゲーム会で通してプレイできているため、記事としての詳細は次回に回します。

 

○プレイ経過

 ゲーム開始時の様子です。黒がドイツ軍、赤が赤衛軍、白が白衛軍となっており、今回は2人プレイなのでドイツと白衛軍は管理人が担当、ちいは赤衛軍を担当します。

 ちなみにボード上においてある透明なものは紙製ボードのおさえとして準備したものです。

 

 初日。赤衛軍が占拠するヘルシンキ市内(右手前の方)に向けドイツ軍を進めますが、真正面の要塞線に苦戦し思った以上に突破につながりません。

 

 そうこうするうちに何とか1日かけて前線を突破したところでしたが・・・

 ここでちいに急用が出来たため、本日のゲーム会は終了となりました。

 

 

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