自宅ゲーム会168 2日目 後半 ウェルカムトゥ | とりあえず日々ボードゲーム

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日本の片隅、島根県の浜田市で日々ボードゲームにはまっている管理人が、とりあえずボードゲームについて色々と書いていく(予定)のブログです。

平成30年10月29日

 

 ちいとやまが帰り最後に芋と1ゲーム手軽なものをプレイしています。ちなみに、翌日はちいと少しゲームをしてはいますが、一応帰省した芋とは今回の最後。

 

 

☆ウェルカムトゥ

○概要

作者:BenoitTurpin

対象年齢:10歳以上

対象人数:1-100人

標準時間:25分程度

 

 ベビーブーム真っ只中のアメリカにおいて建築家となり、最も計画的な住宅区を完成させることを目的とした紙ペン系のゲームです。プレイ用紙がある前提ですが100人という対応人数はすごいですね。

 

①ターンの最初に3つあるカードの山をそれぞれめくります。めくられたカードの裏面(効果)と新たなカードの表面(数字)で組み合わせが作られます。

②3つの組み合わせの中からいずれか1つを選択し、数字を書き込み、使用可能であれば効果を適用します。

③数字は3つある列のいずれかのマスに記入しますが、必ず左から昇順になる(最終的にそうなっていればいいので、記入はどこから書いてもよい)ように記入しなければなりません。記入できない場合はペナルティがあります。

④効果には「フェンスの構築」「公園の造成」「住宅区画の価値上昇」「プール建設」「人材派遣による数字の操作」「同じ番号の使用(ただし使用した分減点)」といったものがあります。

⑤住宅区はフェンスと盤外により囲まれた1-6マスの区画で、ゲーム終了時に得点となります。

⑥ゲーム開始時に目的カードが3枚設定され、それぞれのカードはいずれかのプレイヤーが最初に満たすと多い得点を、それ以外のプレイヤーが満たすと少ない得点を獲得できます。

⑦いずれかのプレイヤーが、3回数字を記入できずペナルティを受けたか、目的カードを全て達成したか、全てのマスを埋めるかした時点でゲームは終了です。ゲーム終了時に得点計算を行い、最も得点の高いプレイヤーの勝利となります。

 

○プレイ経過

 ゲーム開始時の様子です。左上の3枚のカードが目的カード、その下の3列のカードが数字(左)+効果(右)の建築カードとなります。

 序盤は「公園の造成」、中盤は「プール建設」と効果の方での得点を確実におさえる管理人に対し、芋は全体的に目的カードを優先しています。そのため、芋は2つの目的カードで優先できますが、3つ目のところで数字が上手くはめ込むことができずやや失速。

 そこを後半に入り目的カードの達成にシフトした管理人が手早く3つの目的カードを達成したことでゲームは終了となります。

 

 管理人のシートですが、記入がやや雑ですw

 目的カードの関係で4マスの区画を多く作る必要があったため、4マスの区画は最高値まで得点を伸ばしています。公園などでも得点を伸ばし、とりあえず100点を越えたことで管理人の勝利となります。

 

 芋のシートです。とりあえず中央の列が数字で埋まっているのにフェンスで区切っていないため区画形勢が出来ていないのが痛いところで、70点という結果でした。

 

○評価

 ランダムに出現する数字を選択しながら、長さの異なる3つの列に昇順になるように上手く並べていくゲームで、同じく昇順になるように数字を記載していく「ストリームス(ゲーム自体は管理人は未プレイですが)」という紙ペンゲームの上級版といった印象です。必ず昇順になるようにしないといけないため、特に中間どころの数字をどの程度間隔をあけながら記載していくかは難しいところです。

 面白いのは数字と同時に選択をすることとなる多彩な効果についてで、効果は新たな得点源となったり、住宅区建設の大きな手助けとなったりと種類もありどれも便利で上手く活用したいところです。しかしながら必ず数字とセットになっているため、この数字は使い難いけどこの効果は使用したいとかその逆といったことが起こります。先々を考えながらどちらを優先するかというのは悩ましいところだと思います。

 一方で、「ストリームス」のように1つの数字を読み上げるのではなく、3つのカードセットから選択するというシステムになっている関係上ある程度カードがしっかり見える環境が望ましいといえます。また、この手のゲームにしては効果などルールは多めで習熟に時間がかかる印象もあり、100人までという対応人数になっていますが、実際にそれほど多人数を前提にしてなさそうなところは少し気になったかな。

 とまあ、紙ペンゲームとしてみるとやや重ための部類に入るので、プレイ人数によるイメージのギャップが少し気になりはしましたが、数字と効果のバランスを考えながらどのセットを選択するかは悩ましく、ゲームとしては良くできていて面白いと思います。

 

 ここで時間となり2日目も終了で3日目に続きます。

 

 

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