自宅ゲーム会128 後半 アズール 他 | とりあえず日々ボードゲーム

とりあえず日々ボードゲーム

日本の片隅、島根県の浜田市で日々ボードゲームにはまっている管理人が、とりあえずボードゲームについて色々と書いていく(予定)のブログです。

平成30年3月26日

 

 残り時間も少なくなってきたので、短時間で出来そうなゲームで締めています。

 

☆アズール

○概要

作者:ミハエルキースリング

対象年齢:8歳以上

対象人数:2-4人

標準時間:30-45分程度

 

 モザイクのようなタイルを組み合わせ王宮を装飾していくことを目的としたゲームです。エッセン2017の新作でキースリング氏が携わったタイトルは軒並み高評価ですが、その中でもトップクラスに評価の高いタイトルです。

 

①手番になるとディスプレイタイルもしくは中央の場から任意の色のタイルを全て取ります。ディスプレイタイルからとった場合、残りのタイルは全て中央の場に移動させます。

②中央の場から最初に獲得したプレイヤーは、続くラウンドのスタートプレイヤーとなりますが、1点の減点があります。

③獲得したタイルを、個人ボードのパターンラインに配置します。この時、獲得したタイルは全て同じ列に配置しなければならず、超過するものは下段のフロアラインに配置します。

④これを繰り返し全てのタイルがなくなった時点で、パターンラインが埋まっている列のタイルを右のウォールへ1枚移動し、残りのタイルを除去します。

⑤ウォールに移動したタイルに応じて得点を獲得しますが、移動したタイルの縦横につながるタイルがあればより多くの得点は獲得できます。

⑥フロアラインのタイルに応じた減点を行いラウンドが終了します。

⑦新しいラウンドの準備を行い、これらを繰り返してウォールの横1列全てにタイルを配置したプレイヤーが出ればゲーム終了です。ゲーム中に獲得した得点に、ウォールの埋まっている縦列、横列、色に応じたボーナスを加え、最も得点の高いプレイヤーが勝利となります。

 

○プレイ経過

 ゲーム開始時の様子です。右の丸いディスプレイから最初はタイルを獲得します。

 個人ボードは上段に得点トラック、中央の左側がパターンライン、右側がウォールとなります。

 

 2ラウンドが終了したときの様子です。序盤はお互い大きな差はなくゲームが進みます。

 

 3ラウンド終了時です。このラウンドはお互いパターンラインに少し残っており、特にくまは2列を残しているため続く4ラウンドが厳しく、大きな減点を受けてしまいます。

 

 そんなこんなでゲーム終了です。終始一進一退といった感じではありましたが、4ラウンドの減点分だけ管理人がリードしており、管理人の勝利となりました。

 

○評価

 特徴的なコンポーネントが目を引くゲームです。内容的には、共通の場からタイルを獲得しパターンラインに配置、ラウンド毎に埋まっていればウォールへ移動と、ルールだけ聞くとそんなに評価が高くなるゲームかなと思うくらいシンプルな内容となっています。

 しかしながら、ディスプレイから獲得した際、ディスプレイに残ったタイルは中央の場に移動するため、だんだんと中央のタイルの数が増えてきて、獲得できるタイルの状況が徐々に変化してきます。また、獲得しても配置しきれないものはフロアラインで減点になったりと、確かにすることは自体は単純なのですが、システム的には良く考えられています。どのタイルを獲得するかについては自分の手元のパターンラインやウォールの状況を確認しつつどの色のタイルが必要か、同時に他プレイヤーの個人ボードを確認しつつどの色を欲しがっているかなどを考えながら、場からタイルを取っていく必要があります。自分の得点を伸ばすか、他プレイヤーへ失点を押し付けるか、タイルを取るというアクションの中にしっかりと駆け引きがあってかなり悩ましくなっています。

 また、ウォールに移動した時点で縦横に連続したタイルがあれば、得点が上がっていきます。上手くつなげるようにウォールへ配置することで、総合的にはかなりの差が出てくるため、上記のことを考えつつもこの連鎖も考えていく必要があり難しいところだと思います。

 ちなみに、2人でプレイするとお互いの状況がしっかりと把握でき手番による揺らぎも少ないため、相手が獲得できないタイルの押し付け合いなどがしやすく、ラウンド毎に配置されるタイルというランダム要素はあるものの、かなりアブストラクトチックなプレイ感となりますね。多人数になるとこの辺は緩和されますので、好みによるかなといったところです。

 大きく気になる点はなく、とりあえずタイルをとるという単純なアクションのなかにしっかりと駆け引きが含まれており、高評価も納得の面白いゲームだと思います。

 

 

☆ミッドウェイ

○概要

「自宅ゲーム会125 前半」を参照。

 

○プレイ経過

 最後に残った時間でこちらを1ゲーム。 担当は管理人が日本、くまがアメリカ。

 

 初日から管理人の索敵(引き運)が冴え渡り、次々とアメリカ軍空母を捕捉。複数の空母の防衛に手が回らないくまに対し、たまにいる直掩機を零戦で殲滅しつつ次々と爆撃を行います。

 

 必死に防衛するくアメリカ軍でしたが、優秀な日本の飛行隊により損害がかさみます。そんなこんなでアメリカ軍の耐久力を見せる暇もなく初日から空母3隻が壊滅、ミッドウェイを残すのみとなります。これに対して、なんとかアメリカ軍も赤城を撃沈しますが、日本軍は3隻の空母を翌日に残します。

 初日の戦闘でミッドウェイ航空隊もそれなりに損害を受けていたことからアメリカ軍が投了し、日本軍の勝利となりました。

 

 

 ここで時間となりゲーム会は終了です。一日プレイしたゲームがとても面白いものばかりと、かなり充実したゲーム会になりましたね。

 

 ちなみに、この記事の記載中に地震が発生しました。かなり大きなゆれではあったものの、ボードゲームが棚から数個落ちるということはありましたが、それ以外何事もなかったのは幸いのことでした。もしご心配をいただいていれば家族揃って何事もなく無事ということを報告させていただきます。

 

 

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