とりあえず日々ボードゲーム

日本の片隅、島根県の浜田市で日々ボードゲームにはまっている管理人が、とりあえずボードゲームについて色々と書いていく(予定)のブログです。


テーマ:

平成29年12月29日

 

 今年最後のゲーム会(いわゆるボードゲーム納めw)で、この日は参加予定のやまが急遽参加できなくなり、ちいとの2人。去年のゲーム納めもちいと2人だったような気がしますね。ちなみにボードゲーム納めに準備したメインは「エクリプス」。去年は「テラミスティカ」だったので今年は「ガイアプロジェクト」にしようかと思ったのですが、エクリプスの方はそろそろ積みが長くなってきたので年内に一度プレイしておこうかなと思いまして。

 とりあえず、メインからプレイすると中途半端に昼食になりそうだったので午前中は別のタイトルから開始です。

 

☆リバティ

○概要

作者:TomDalgliesh&MarkKwasny

対象年齢:12歳以上

対象人数:2人

標準時間:2-3時間程度

 

 「ユリウスカエサル(「ボドゲ紹介1」 を参照。)」などを製作したコロンビアゲームズのタイトル。この会社らしく積み木ブロックを使用したウォーゲームで、このタイトルはアメリカ独立戦争のアメリカ軍(及び同盟のフランス軍)とイギリス軍の戦いをテーマにしています。

 

①年(ラウンド)毎に5枚の手札が配られます。カードには補給と通常のカードがあり、補給はボード上に登場しているユニットの戦力を回復することができ(ボード上のユニットはこれ以外での回復が不可)、通常のカードではカードに書かれたポイント分のアクションが行えます。

②お互いが同時に1枚の手札をプレイし、補給であれば最優先で処理をします。次いでアクションポイントの高いプレイヤーが先に移動や補充といったアクションを行います。

③この時、後手番にプレイヤーはダイスをふり、天候を決定します。天候によっては攻撃が行えない地域が出てきます。

③移動は特定のヘクスを指定し、そのヘクスにいるユニットを移動力の範囲で移動させる(目的地はバラバラでもかまいません)ことができます。損害のリスクと引き換えに強行軍を行い移動力を上げることも可能です。ヘクスの間の枠の地形に応じてターン中の通行制限があります。また、補充は補充プールからランダムにユニットを引きボード上に登場させることが出来ます。

④海上には大西洋プールがあり、ここを経由して港のあるヘクス間を海上移動することができますが、移動が可能なのはイギリス軍とフランス軍のみで、アメリカ軍ユニットは海上移動ができません。

④両軍の移動が終了した時点で、両軍ユニットが同じヘクスに入れば戦闘となります。戦闘はユニットのイニシアチブ順(ユニットごとに判断し、同様の場合は防御側が優先)に、兵力分のダイスを振り、戦闘力以下の目が出ればヒットとなります。攻撃を受けると兵力が下がり、攻撃時に振れるダイスが減ることになります。どちらかが全滅や退却によりユニットがいなくなると残った方が勝利となります。

⑤退却は自ユニットのいるヘクスか、占拠されていない自勢力の都市があるヘクス、中立のヘクスにしか行えません。

⑥各地にある数字の書かれた都市は補給都市で、この都市上にいるユニットが補給カードで補給を受けることが出来ます。また、数字は都市レーティングで、この数字分のユニットが冬季損耗を免れることが出来ます。

⑦手札を使い切ると冬季ターンとなります。まず、2ラウンド目以降であれば、アメリカ軍がフランス軍の参戦判定を行い、参戦となれば補充プールにフランス軍ユニットを加えます。

⑧冬季損耗の判定を行う前に、ユニットの解散を行うことが出来ます。一定の条件下のユニットはユニットを解散し補充プールに戻すことが出来ます。その後、冬季損耗の判定を行い、都市レーティングを越えるユニットは除去することになります。この時両軍の将軍が都市にいれば、都市レーティングを越えて越冬することが可能です。

⑨ゲーム中において、戦闘による除去や強行軍の判定、冬季損耗による除去を受けたユニットは敵軍の捕虜となり補充プールには戻りません。これらのユニットは相手と交換交渉を成立させれば補充プールに戻すことが出来ます。

⑩冬季ターンが終わればラウンドが終了します。この時、イギリス軍が占領した都市(自勢力側の都市も含む)のレーティング合計が30以上となっていればイギリス軍の勝利となります。なっていなければ、そのまま次のラウンドをはじめ、最終ラウンドを終えてもイギリス軍が目標を達成していなければアメリカ軍の勝利となります。

 

○プレイ経過

 非常に横長ですが、北(右側)はカナダのケベックから南(左側)はジョージア州辺りまでのアメリカ東海岸のマップとなります。左手前の洋上にユニットが配置されていますが、ここはフランスとイギリスが勢力を争う西インド諸島のスペースで、大西洋プールを挟んでメインマップとつながり(西インド諸島間では若干特殊なルールが適用されますが)、両国のエリアを合わせて6の都市レーティングがある捨て置けないエリアとなります。

 

 今回はアメリカ軍(青)を管理人、イギリス軍(赤)をちいが担当しています。

 序盤の南部は陸路でしか移動できないアメリカにとっては、補充によってしかユニットが配置できず、海上移動で軍を送ることが出来るイギリスに比べかなり不利なエリアです。

 一方、北部を見るとニューヨーク近郊、重要拠点のボストンにイギリス軍が上陸した状態で、その周囲をアメリカ軍が囲んでいると一見するとアメリカ軍が有利な状態です。しかしながら、正規兵のイギリスに対し周囲を囲むアメリカ軍ユニットは民兵(C1)ばかりで戦力としては非常に心もとなく、頼みのワシントン(C3)も兵力が消耗した状態からスタートと、とてもではないですが即押しつぶすということはできそうもありません。

 

 そんな状況なので、南部の拠点チャールストンには早速イギリス軍が攻撃を仕掛けてきて民兵はあっさりと撃破され捕虜となり占領されます。

 

 続いて北部においてもイギリスは手薄なエリア(初期はワシントンのいるスプリングフィールド以外はユニットが集中していない)へ早速攻勢をかけてきます。

 

 質量ともに劣る状況では防ぐことも出来ず、敗北が続きます。

 ここで最初のラウンドが終了となり、この時点でイギリスの支配ポイントは約20。

 ただ、敗北は続いていましたが、スプリングフィールドにいるワシントンの兵力の回復、ユニット補充により大陸軍(C2)も配備し、かなり戦力は充実してきています。

 

 2ラウンド目、ユニットを分散していたイギリス軍に対し、先手をとってつなぎ目となるボストンへ攻め込みます。ハウ将軍(C3)、軍艦(A2)と強力な布陣であったものの、こちらは大きく数で上回り撃退。

 

 イギリス軍は海上に逃れボストンを占拠します。

 

 ただ、イギリスも負けておらずボストン近郊の残兵でスプリングフィールドに攻勢をかけると同時に、手薄なニューヨークに上陸攻撃をかけて、民兵の守る両拠点は防ぎきれず陥落。

 

 これに対しボストンの主力を動かし残兵の掃討に当たるとともに、ニューヨークへはハートフォードに集結していた予備を差し向けます。ポーツマスにいたイギリス軍は撤退。

 

 質はともかく数だけは揃えたアメリカ軍に、ニューヨークを占領していた将軍&軍艦のスタックも損害が大きくなったことで再び海上に撤退します。

 

 ラウンドの最後にはタイコンデロガ(右上)にいたゲイツを進めモントリオールを攻め落としますが、多少の損害があったこともあり戦闘後の再配置でタイコンデロガに再配置しています。

 ここで、2ラウンドが終了。大西洋上に逃げたハウ将軍が今度はボルチモアに上陸していますが、ニューヨークは取り戻しその隣のハートフォードも主力を差し向ければ難なく取り戻せそうと、ボストン近郊の戦いは一旦収束に向かいそうな様子です。

 

 ちなみに2ラウンド目なので、フランス軍の参戦判定を行うと見事成功。軍艦を含む強力なフランス軍が参戦となります。

 

 3ラウンド目、ハートフォードのイギリス軍を主力で一蹴し、そのまま軍をまとめボルチモアの奪還に向け軍を進めます。

 

 4ラウンド目、主力がボルチモアに攻勢をかけるところですが、これまで動きのなかった南部もフランス軍により海上移動が可能となったことで、アメリカ側がフランス軍により攻撃を仕掛けます。

 

 ボルチモアの戦いは、モーガン(B3)というアメリカ軍きっての精兵を含む主力により撃退。ただ、将軍と軍艦のスタックはしとめ切れず再び洋上に逃がしてしまいます。

 一方の南部は両軍ともほぼ放置だったこともあり、突如現れた強力なフランス軍によりあっさりと陥落。

 

 4ラウンド終了時です。主力の多くがボルチモアにおり、アメリカ軍は海上移動ができないこともあって、洋上に逃れたハウ将軍は再び因縁の地ボストンへ上陸しています。ケベック周辺ではモントリオールまで戦力を増強したゲイツが進んでいます。

 南部は一旦チャールストンを確保したフランス軍でしたが中部のノーフォーク奪還に部隊を向けたところ、イギリスは西インド諸島の部隊を動かし、再度奪還しています。ただ、その分手薄になった西インド諸島はフランス軍により占領されています。

 

 5ラウンド目、ハウ将軍が上陸していたボストンにイギリス軍の増援が上陸。アメリカ軍の主力が取って返すまでに、近郊にいた守備部隊もイギリス軍の主力により次々と敗走に追い込まれます。

 

 この事態にフランス軍を結集しハートフォードのイギリス軍を攻めますが、軍艦同士(上陸戦闘は両軍に軍艦がいれば最初は軍艦同士の戦いで開始)の戦いで倍の戦力を準備しながらも撃退されてしまいます。さすがイギリス海軍w

 

 やむなく、隣のニューヨークに上陸させ陸路の進撃に備えます。

 

 続く7ラウンド目、ニューヨーク近郊の戦いの前に、モントリオールを占拠しているゲイツに、カールトン率いるイギリス軍が攻め込んできます。

 

 戦力、質とも五分五分なので、防御側であるアメリカ軍が有利なはずでしたが、ダイス目が奮わずまさかのイギリス軍の勝利。ゲイツ率いる全軍が捕虜となり、この地域からアメリカ軍の姿が消えます。

 

 とはいえ、このラウンドの主戦場はニューヨーク近郊で大勢には影響なし。

 最初の標的はフランス海軍を撃退したハートフォードに陣取るイギリス軍ですが、アメリカ軍の精鋭の攻勢にあっという間に捕虜となります。

 

 そしていよいよボストン近郊の戦いとなります。イギリス軍が内陸へ兵を分散していたこともあり、フランス軍によりボストンへ海上攻撃をかけつつ、アメリカ軍主力によりハウ将軍率いるスプリングフィールドの中枢を叩きます。

 

 ここに来て質においても上回るレベルのアメリカ軍主力の攻撃、特にモーガンの射撃が猛威を奮い、ゲーム開始時から各地を転戦し続けてきたハウ将軍がここで捕虜となります。

 

 これによりボストン近郊の戦いはアメリカ軍の勝利でほぼ終結。残りは各地に散らばる残兵の掃討に移ります。

 

 イギリス軍は最後の抵抗としてフィラデルフィアへ上陸しましたが、後を追うようにボルチモアに上陸したフランス軍とゲーム終了までにらみ合ったまま。ゲイツが捕虜となったケベックは残兵を掃討したワシントンが向かいリベンジマッチに勝利しています。

 

 結局、ゲーム終了時の北部の様子ですが、イギリス軍は何とかフィラデルフィアを占拠しているくらい。

 

 南部においても、アメリカ軍が優勢。西インド諸島もフランス軍に押さえられており、この時点でのイギリス軍の都市レーティングは10程度と30には遠く及ばず、史実どおり(展開は史実とは違いますが)アメリカ軍の勝利となりました。

 

○評価

 積み木ゲームの書き出しはいつもコピペですが、基本的に積み木を使ったことによる戦場の霧や部隊の段階的な戦力表現など、運の要素など概ねのシステムの評価については、「ユリウスカエサル(「ボドゲ紹介1」を参照)」、「ハンマーオブザスコッツ(「自宅ゲーム会68 中盤」)」と同様でなのでそちらを参考にしてください。

 上記のタイトルはそれぞれユリウスカエサルがポイントトゥポイント、ハンマーオブザスコッツがエリア制となっていますが、ウォーゲームにまだまだ不慣れなせいでしょうか、ヘクスタイプのゲームとなると途端に難易度が上がるといった印象があり、実際に「ロンメル・イン・ザ・デザート(「自宅ゲーム会109 前半」を参照。)」は上がっていたのですが、このゲームの場合ルールは所属する軍(アメリカ、イギリスというわけ方だけでなく、イギリスの中でも英軍、王党派、インディアンという違い)によって補充や解散の条件がやや異なっているところと、海上戦闘関係の部分が少しややこしいですが、概ねのルールはそれほど難しくなく、使用されるユニットも両軍合わせて50個程度と非常にプレイしやすくなっています。

 特徴としては、ルール上は両軍ともほぼ同じルールなのですが、それぞれ両軍の特色がしっかり出ているところが面白いかな。アメリカ軍としては、序盤は民兵が中心の編成で、イギリスの正規兵を相手にするにはかなり不利な状況です。ただ、すぐに大陸軍の編成(補充)がされるため質は徐々に上がっていきます。とはいえ、その時点となっても海上移動が行えず歩兵の機動力は高くないため、イギリスに海上移動を活かした機動戦を展開されると対応しきれません。フランスとの同盟を経てイギリスと同程度の戦力を持つフランス軍が戦場に到着すると、海上移動も行えるようになりようやく五分五分かそれ以上の戦いが出来るようになります。そんなアメリカ軍ですが民衆の支持が高く友軍都市が多いという優位点もあり、退路の確保がしやすく陸上においては戦力の集中や軍の建て直しがしやすいというところはあって、辛い序盤を乗り越え徐々に挽回していく展開が面白いところです。

 イギリス軍としてはやはり序盤から充分な質を備えた軍と海上移動が可能という、アメリカ軍が段階的に獲得していくものが最初からあるというのが優位点で、如何にアメリカ軍の体制が整うまでに攻勢に出れるかというところが大切だと思います。一方、イギリス軍が不利なところは友軍都市が少ないところで、戦闘からの退路は自軍のユニットがある都市か、ユニットがいない友軍都市、中立へクスとなっており、特にアメリカ軍の友軍都市が集中するニューヨーク近郊などは、攻撃基点となるヘクスにユニットを残しておかないと退却が出来なくなるということも多いため、戦力を分散させざるを得ないことや、退路がなく捕虜となる可能性も高く軍の立て直しに時間がかかるというところがありますね。ちなみに、ニューヨーク近郊はレーティングの高い都市が集中しているため行かないわけにも行きません。

 また、もう一つこのゲームの特徴的な要素として捕虜の交換交渉があり、今回はあまり上手く使う機会がなかったのですが、面白い要素だと思います。ただ、例えばアメリカ軍の民兵などは捕虜から帰還し補充プールに入ると、他の有能なユニットを引く確率が下がるというのもあって、要検証の部分は多いですが交換交渉の対象となりそうなユニットが限られるのはちょっともったいないかな。

 あとの気になる点としては、概ねいつもどおりで、プレイしやすいとは書いているものの、一般のボードゲームからすると重量級といえる程度にはルールがあるところや、時代背景を知っていた方がより楽しめるものの、アメリカ独立戦争など日本でメジャーとは言い難いテーマというところはありますね。

 とりあえず、ユリウスカエサルと比較してもヘクスゲームというイメージからするとそれほどルール量が多いわけではなく、ユニット数も積み木シリーズの中では少なめでプレイがし易いゲームという印象です。とはいえ、ユニット数が少ないからといって物足りない感じもなく、アメリカ軍、イギリス軍の特徴を活かしながらしっかりとユニットの機動や集中を楽しめる、面白いゲームだと思います。

 

 

 ここで昼休憩を挟み本日のメインに移行していますが、そちらは後半で。

 

「ボードゲームタイトル一覧」

 


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