自宅ゲーム会95 後半 T.I.M.E ストーリーズ  他 | とりあえず日々ボードゲーム

とりあえず日々ボードゲーム

日本の片隅、島根県の浜田市で日々ボードゲームにはまっている管理人が、とりあえずボードゲームについて色々と書いていく(予定)のブログです。

平成29年8月19日

 

 午後からやまが到着しますが、やまとはほぼ初めてだと思われる2人でのゲーム会です。そんなわけで色々と2人専用ゲームを準備していたのですが、途中で「T.I.M.E ストーリーズ 」をはじめたばかりにそれで終わってしまったというゲーム会ですw

 

 

☆バトルライン

○概要

「相方ゲーム会6」を参照。

 

○プレイ経過

 ルールのインストをしてゲーム開始です。とりあえずポーカーが出来る人へはインストが楽でいいです。

 

 序盤から場を広く使う管理人に対し、初プレイのやまは狭く使用し早めに役を完成させていきます。

 

 経験の差で3つの連続したポーンを管理人がおさえ勝利です。

 

 やまの手ごたえもよかったようで、続けて2戦目。今回はお互いウェッジが次々と完成するという珍しい展開です。

 

 ただ、ここでも管理人が上手く進め3連&5つのポーンを同時に達成し勝利です。それにしても、ポーンが確定しているところはほぼ全てウェッジと、かなり珍しい展開だったと思います。

 ポーカーが分かっていればルールは難しくないゲームですが手番手番にカードを必ず配置しないといけないというのが非常に悩ましくも面白いゲームです。

 

 

☆ペアネコ

○概要

「自宅ゲーム会37」 を参照。

 

○プレイ経過

 続いてはペアネコです。細かい展開は書きにくいので端折りますが、やまの飲み込みが非常によく、最初の数ゲームは管理人がほぼインスト勝ち状態でしたが、後半はやまに負けっぱなしでした。

 

 結果、管理人が3勝、やまが5勝くらいでやまの勝利でしたね。

 木製タイル11枚だけというコンポーネントながら推理と運のバランスがよく出来たゲームで、やまからも好評でした。

 

 

※以下、本日のメインのT.I.M.Eストーリーズについですが、ゲームの内容的にプレイ前にシナリオの情報が入るとその面白さを大きく損なう可能性があります。一応、ほとんどシナリオ内容には触れないようにしているつもりです。しかしながら、その辺のさじ加減は個々のプレイヤーによって異なると思いますので、今後プレイしたいと思っている方は一応見ないことをお勧めします。

 

T.I.M.Eストーリーズ

○概要

作者:ManuelRozoy

対象年齢:12歳以上

対象人数:2-4人

標準時間:90分程度

 

 過去や未来、並行世界といった世界に迫る危機を解決するT.I.M.E機関の一員となり、シナリオごとに設定された目標を達成することを目的とした協力ゲームです。特徴としてはやはり、1シナリオ1回しか出来ないゲームというところでしょうか。まあ、正確に言うと1回クリアーしたらということであって、1プレイでクリアーできることはまずなく、謎を解くためには何回かプレイする必要があります。なお、標準時間は1プレイに必要な時間です。ちなみに、本体には基本セットと1シナリオが入っているのみで、それ以上プレイするためには拡張を購入する必要があります。

 

 基本的なゲーム内容としては、舞台となるマップ上で目的地を選択するとその場所に移動し、その場所で調べたいところ(人)を調査します。この調べたい場所や人が1枚1枚のカードになっており、そのカードの裏面に調べた結果が書かれているのですが、これは実際にその場所を見ることにしたプレイヤーしか見ることが出来ません。もし、他のプレイヤーが見たければ、調べる場所を変更する必要があります。また、調べた結果、戦闘や交渉などキャラクターの能力による判定を行う場合もあります。これら、目的地の移動や調べる場所の変更、判定などは基本的に時間を消費します。一定の時間内にこの世界で目的を達成する必要がありますが、達成できない場合は最初からやり直しとなります。ただ、プレイヤーが前プレイの情報を持ってスタートするため2周目以降はより効率的にプレイすることが出来ます。

 

○プレイ経過

 今回は2人でプレイしたので、各自2人づつキャラクターを担当してゲームを進めていきます。理屈で言えば4人プレイなら4人がバラバラに得る情報を、2人分づつ得ているので多少楽かなと思っていましたが、最初のプレイでは手探りで色々調べて情報を集めながら回っているとタイムオーバーとなります。

 

 続いて、初回で行かなかったところ、選ばなかった選択肢を中心に調べて回ります。効率よく進めていたつもりがわりと罠の要素も多く、思った以上に調査ははかどらずやはりタイムオーバー。

 

 3周目でようやく概ねの調査が終わりクリアーへの糸口を見つけたのですが、重要な謎が解けないという事態です。結局、普通はヒントから回答を導き出しますが、逆で回答(答えを見たわけでなく、こう読み解けるんじゃないかというとこ)から、読み解くためのヒントがどこにあったかを探したという感じで、かなりイレギュラーな解き方でついでに時間もかけ、ようやく正解にたどり着きクリアーといった感じでした。

 

○評価

 ゲームブック(読んでいくと選択肢が出てきて、その選択肢の結果で次に読むページが分岐し展開が変わる本)&脱出ゲーム(もしくは良くも悪くもファミコン時代のアドベンチャーゲームをちょっと進歩させた感じ)といった印象ですが、制限時間の中、断片的に集めた情報をつき合わせながら協力して謎を解いていくところは面白いと思います。

 また、コンポーネントはよく出来ており、特にカードに書かれているアートワークは雰囲気が出ており非常にいい感じです。

 一方、個人的には初見でクリアーがまず無理というか複数回のプレイを前提にしている割に、システムがそれとあっていないというのは気になるところです。というのも、世界の中には正解に至るまでの必要な情報と罠の情報がちりばめて配置してあります。そのため、初プレイで情報がどこにあって、どの情報が必要な情報かというのを判断すること、さらにそれを制限時間内にするというのは奇跡といえるほど運が良くないと無理です。そうなると、プレイのたびにゲームはほぼ初期状態に戻りますが、最低限必要な情報やフラグを集めるためには、プレイのたびに一度言った場所に行かなければなりません。ただ、きちんとプレイしようとすると場所に行くというのはその場所のカードを展開して、行動を選択するということですが、すでにすることと結果が分かっている場所にいくのは作業でしかなく手間に感じます。

 また、ヒントになりそうな内容があったとしても覚えられる量ではなく、再度見たいと思うと再びその場所に移動し情報を確認しなければなりません。それを避けるためにはメモが必須となりますが、この辺は、記憶能力などといってシステムで一定枚数までの場所カードを手元に保存できるようになってたら違ったんじゃないかなと思ったり。

 とりあえず、ゲームとしてはああだこうだ断片的に集めた情報から協力して謎を解いていこうというのは面白いです。ただ、管理人的には面白いのは2周目(ただ、今回は2人プレイで情報が集まりやすかったというのはありますが)くらいまでで、ほぼ情報が出揃ってくるとそこからはラストまで如何に効率よくすすむかという作業間が強くなってくるのでどうかなと思います。

 ちなみに、ゲームとして1回クリアーまでしかプレイ出来ない(楽しめない)ゲームでコストパフォーマンスはというのがありますが、買い足す形でシナリオが追加できるため、基本セットの入っている本体自体はありかなと思います。ただ、現状では日本語化されている拡張の種類は少ないですし、日本語版の拡張の価格設定が高めには感じるので、総合的には微妙という感じでしょうか。

 

 

 T.I.M.Eストーリーズをクリアーまで3回続けてプレイしたということもあり、本日のところはこれで時間となり終了になりました。

 

 

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