1388th  挫折 | おはこの「大切なことは唯ひとつ」

おはこの「大切なことは唯ひとつ」

人は何のために生まれてくるのか。
そして、何のために生きるのか。
10数年ほど前のある日、僕はこの人生最大のテーマに対する一つの答えを見つけることができました。
「大切なことは唯ひとつ」だったのです。

挫折が全くなく一生を終える方はいらっしゃるのだろうかと考えることがあります。

挫折という意味をネットで調べてみると「仕事や計画などが、中途で失敗しだめになること。また、そのために意欲、気力をなくすこと。」と書いてありました。

仕事や計画が中途で失敗することが皆無だという方はいらっしゃらないだろうと思いますが、そのために意欲や気力がなくなったことはないと仰る方はいらっしゃるかも知れません。

挫折など感じたことがないとご本人が仰ってもそれは自己暗示だという場合もあるでしょうが、本当にそんな感情は沸かないという方もおられると思うからです。

人という霊的生命体が不自由を求めて地上に降りたとすれば、不自由イコール思い通りにならないことばかりということになりますから、失敗がないという方はいらっしゃらないでしょう。

ただ、失敗をマイナスと感じない方は確かにいらっしゃいます。

失敗は成功の母というわけです。

しかし、人は失敗ばかり続くと精神が参ってしまいます。

精神を安定させる為にごくごく小さいことでも良いので成功を積み重ねることも重要だと思います。

落ち込み過ぎると危険だからです。

最近は、有名人や芸能人が絶頂期からどん底に落とされたという話をネタにした番組が増えています。

とにかく、地上の人は不幸話が好きです。

一昔前までは、芸能界は夢を売るところだと言われ、不幸話はワイドショーくらいしか取り上げませんでしたが、最近はゴールデンの2時間番組が当たり前です。

芸人が楽屋ネタを番組で話すようになって、今では芸人以外の芸能人も自分のプライベートを切り売りしてテレビに出るようになりました。

そのため、隣の芝生どころか夢のような世界で大金を稼ぐ人たちも決っして苦悩や不幸がないわけではなく、日々、ブレッシャーを受けながら生きているということが分かるようになりました。

挫折がなさそうな人にも挫折があるということを知ると人は勇気をもらったとか自分もがんばれそうだと言います。

しかし、実際に挫折から立ち直るには自分自身でアクションを起こし、自分自身で工夫するしかありません。

有名人の挫折話を聞けば、それで勇気が持続するわけではないのです。

そして、何かを乗り越えてもまた挫折はやってきます。

挫折はなくなりませんし、挫折を無理矢理感じなくすることも出来ません。

であれば、挫折とどう付き合うかを考えて、バランスをとりながら生きていくしかないのでしょう。

または、時として霊的な目覚めを呼び起こすことがあります。

僕はそうでした。

霊的修行者になっても挫折はなくなりませんでしたが、修行を積み重ねていくと挫折というものの感覚自体が大きく変化していきました。

今も挫折はあるのでしょうが、それは昔のものとは異質のものになってしまったので、一般的な意味での挫折と言って良いものなのかどうか分からなくなってしまいました。

挫折は多すぎると心を蝕んでしまいますが、挫折するに至るだけの努力も必要だと思います。

挫折するほどの努力があるから、挫折するからです。

僕は霊的修行者としてこれから本当の意味で立ち直れないほどの挫折がくるような気がしています。

それでも、そこで歩みを止めてしまうことは出来ないでしょう。

地上での残された数年か数十年か知りませんし、そのような短い期間で何が出来るとは思いませんが、やると決めたことに対して諦めずにチャレンジしか地上に居る意味がないからです。


大切なことは唯ひとつ・・・・・。


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