1075th  死の恐怖 | おはこの「大切なことは唯ひとつ」

おはこの「大切なことは唯ひとつ」

人は何のために生まれてくるのか。
そして、何のために生きるのか。
10数年ほど前のある日、僕はこの人生最大のテーマに対する一つの答えを見つけることができました。
「大切なことは唯ひとつ」だったのです。

ドラマで人質をとって犯人が立てこもるシーンがよく出てきますが、実際にあの現場に居合わせたらどんなに辛いかと想像することがあります。

外国ではこの手の事件が多いですが、本当に目前に死が迫っていて、その緊張感が何時間も場合によっては何日間も続くのですから、大変な恐怖を感じると思います。

あの世に行くのが何となく楽しみだなどと思っている僕の場合もそんな場面に出くわしたら肉脳は悠長なことを考えられなくなるでしょうから、霊的修行者ではない方とその恐怖が異なるとか非常に緩和されるということはないと思います。

世の中には悟ったとか死を超越したとかすごいことを仰る方がおられますが、とても危険なことだと思います。

人は誰でも多かれ少なかれうぬぼれの心があるものですが、それを増長させてあえて公言し、他者からの尊敬を集めようとする行為は高級霊魂を遠ざけることになります。

地上の価値観において徳が無いとかそんなことはご本人の生き方の問題なのでどうでも良いことですが、自ら完成したとか、悟りをひらいたとか仰る方には、私たちは必要ありませんねということで、高級霊魂は交流することをしなくなるのです。


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一度、高級霊魂と縁遠くなってしまうと大変です。

霊的世界では自由意思が地上以上に尊重されます。

自由意思を行使して明らかに意思表示をしたのですから、後から撤回しますとか何とかして下さいとか言ってみても後の祭りです。

高級霊魂は一度の宣言を非常に重く受け止めますし、そもそも高級霊魂との交流を自ら断ち切るような宣言をしているのですから、もはや二度と高級霊魂に自分自身の意思を伝えることはまず不可能と言えるでしょう。

何度も書いていますが、自由意思の重みを地上の人々はご存知ありません。

法律を破れば地上では罰されますが、霊的世界にそんなものはありませんが、地獄に落ちようが、そこでどんなに残酷な行為をしようが、地上にやってきて数え切れないほどの方々を不幸のどん底に落とそうが、天罰が当たることはありません。

神霊や霊質界の上級霊魂に罰せられることはないのです。

その代わり、己の言動については全て最終的には己が取らなくてはならないということが徹底しています。

それは、法則によってなされるので、高貴な方々の意思とは関係がないからです。

特に地獄のような世界は、反対を押し切って地上に降りた人類が幽質界に戻った時から作られていったものですから、そんな世界に高貴な方々が関与することなど出来ないのです。

霊的な環境が低すぎてその世界に入ることすら出来ないからです。

地上は仮想空間のようなところですが、恐ろしいのは地上での言動の全てが必ずあの世で結果として跳ね返ってくるところです。

それは、因果応報というものではなく、単に法則でそうなるのです。

但し、今の地上の人類は法則によると最悪の道を進むことが分かっているので、高貴な方々はあの手この手を使って警告を与えて下さっているのです。

それを無視したり、攻撃したりしたら、どうなるのでしょうか。

それは個々がそれぞれ考えることでしょう。


大切なことは唯ひとつ・・・・・。


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