408th  幽体の個性 | おはこの「大切なことは唯ひとつ」

おはこの「大切なことは唯ひとつ」

人は何のために生まれてくるのか。
そして、何のために生きるのか。
10数年ほど前のある日、僕はこの人生最大のテーマに対する一つの答えを見つけることができました。
「大切なことは唯ひとつ」だったのです。

昨日も書きましたが、肉を着て地上で生活する際の表面意識というのは、魂全体から考えればごく僅かな一面でしかありません。

幽体も霊体も神体も個我を持っていますので、それだけを考えても、表面意識が全てではないということがお分かり頂けると思います。

ところで、地上における表面意識というのは、なぜかバラエティに富んでいて、いろいろな人がいます。

当たり前と考える方がいらっしゃいますが、それは地上の価値感でしか考えておられないからです。

人という霊的生命体の故郷は幽質界ですし、いずれにしても霊的な世界の価値感は地上とは全く異なっています。

そして、大切なことは、地上の価値感が霊的生命体である人にとって極めて特殊なものだということです。

地上にいると、その価値感に染まってしまいますから、霊的修行者であってもそのことを時折忘れてしまいます。

地上での生活は極めて短く、極めて特殊なものであるにも関わらず。


ところで、表面意識による個性と言うのはどのように作られていくのでしょうか。

地上での再生がいくつもの過去世を持つ本体の一部であると考えると過去世の影響をかなり受けていると思われます。

勿論、肉の両親や先祖からの遺伝もあるでしょうし、生い立ちや育った環境も影響しているでしょう。

しかし、元々地上に住んでいなかったのですから、地上に降りる前の幽体の個性と言うものがあったはずです。

自由意思を与えられて、幽質界で自由を謳歌して、本来であれば争うこともなかったであろう霊魂にどのような過程で個性が形成されていったのかとても不思議に思います。

神霊は、個性の複合体と言うことですから、個性がある霊魂とは言えないかも知れません。

霊質界の霊魂は、個性がある最高レベルの存在のようですが、価値感がかなり客観化されていて、幸せや満足感も客観化されているので、地上の人間が連想するような個性があるかと言うと違うような気がします。

霊的な進歩向上とは、至上の神により近づくということですから、霊的なレベルが上がれば上がるほど主観というものが同じになっていくのです。

そうなると、それを個性と言う言葉で表わして正確なのかどうかは難しいところだと思います。

より霊的レベルの高い存在のために自分を犠牲にしてでも尽くしたいという思いが、最優先されるのですから、価値感はどんどん似てくるのでしょう。


さて、本日のブログを読まれて何かを感じられた方は、是非、今日からすぐに始められる霊的トレーニング を実践して頂き、わかりやすい霊魂学霊魂通信(「霊魂イエス」「ムーの大神人」)霊を知るために 弁慶と弟子 などをご覧になって頂ければと存じます。


そんな風に考えていくと、理由は分かりませんが、幽質界が作られて、霊質界から霊魂が降りたのか、新しい生命体が誕生したのか、僕には分かりませんが、その幽質界の霊魂には、地上の人間が想像出来るような個性がそれぞれに形成されていったことになります。

霊質界よりも波動が荒い世界である幽質界では、より至上の神から離れているのに自由意思が認められてしまっているために、自己保存による自己の都合が優先されるようになって、さまざまな個性が形成されていったのかも知れません。


個性を持ち、自由意思が認められているのですから、やはり、不自由を求めるようになるというのは、自然の流れだったのかも知れません。

神の経綸など地上の人間には分からないと分かっていても、何ともやり切れない気持ちになります。

だからこそ、最高レベルの神霊が、地上に降りられたのでしょう。

至上の神の最大の反抗者がキリストなのです。

肉の脳を使わざるを得ない者としては、何も分かりませんが、せめてほんの少しでいいのでキリストのお役に立つことを考え、行動するしかありません。

霊的修行者は、今の地上の生活がどんなに苦悩に満ち溢れていても、傲慢にさえならなければ、恐らく数十年後のあの世での生活は保障されているでしょう。

それを思う時、僕個人としては、何のためにうろうろと地上で生きているのかを探りながら、最善を尽くさなければ、生きている意味など全くないと思っています。

地上の人間としての個性も幽体の個性もあるのですから、それと付き合っていかなければなりませんが、僕の立場からはそれ以外のことも考えて生きていかなければならないのです。

何も出来ず、役に立たないことが分かっていても、探求することを止めてしまうわけにはいきません。

今となっては、それ以外に地上にいる意味など全く無いのですから。


大切なことは唯ひとつ・・・・・。


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