皆さんこんにちは、hiroです
先日ご紹介したリースバックを斡旋した不動産業者の対応が酷いという話の続きです。
私は連絡がつかないこの不動産業者F社との関係を解消することを入居者に説明しましたが、入居者が一番気になるのは家賃の支払い方法についてです。もちろん、二重に支払うことになったら大変なので、その心配はごもっともです。
家賃の支払いは家賃保証会社Casaの「家主ダイレクト」というサービスを使っていますが、入居者の認識が少し曖昧で、どうも不動産業者F社に支払っているという認識のようでした。
実際には入居者⇒CASA⇒私へ支払われており、F社は関係は無いと思ったのですが、F社は入居者を退去させようとしていたことから、念のため、CASAへ定期建物賃貸借契約を再契約した場合にも契約(家賃回収代行+家賃保証)が有効であることを確認することにしました。
CASAに問い合わせたところ、入居者が退去するまで契約は有効であり、入居者がそのまま住むのであれば何の対応も必要ないとのことでした。
しかし、この戸建の管理会社としてF社が登録されていたため、私が自主管理するのであれば変更の届出を出してくださいと言われました。
そもそもF社とは管理契約を締結していないのに、私が変更届を出すのはおかしいと思いながらも、書類を「訂正」という形で提出しました。
この不動産業者のF社は、
- コンサル契約の解除を通達しても返信無し
- オーナーへ物件の退去連絡を送付
- 退去しない旨を伝えたのに入居者へ勝手に退去連絡を送付
- 会社の受付へ要件を伝えても担当者から連絡無し
- 担当者の携帯へ直接連絡しても応答・反応無し
- 保証会社へ物件の管理担当者として勝手に登録
と、対応が酷すぎます。
不動産賃貸業界は一般的にいい加減な部分がありますが、ここまで酷いのは初めてです。
と、ここまでは不動産業者の話でしたが、リースバックの案件は要注意です。
今回のケースでは、私はご自宅を売却されたご子息と次の定期建物賃貸契約を締結することができました。ご本人は話が分かる上場企業にお勤めの好青年なので、今後もギリギリ大丈夫かもしれません。
しかし、家を売却されたご本人(お父様)はかなり危険です。売却の際にお父様が手続きをされたため、賃貸借契約はご子息様の名前でしたが、多くの書類がお父様によって作られていました。
そしてこの度、定期建物賃貸借契約を再締結しようと連絡したところ、お金が無いとのことで携帯電話が止められている様子でした。ご子息の名前で契約されている火災保険なども全部お父様の携帯番号で登録されており、連絡がつかなくなってしまいました。
仕方なく火災保険の代理店に連絡したところ、なんと月払いの火災保険の保険料を支払わず、火災保険が解約されていました。
普通では考えられないことですが、こんなこともあるのです。
今回はなんとかご子息の携帯番号が分かり、直接連絡することができたのでギリギリ大丈夫だったかと思います。火災保険も今回はご本人にきちんと加入して頂き、解約した場合には退去して頂くこともお伝えしました。
リースバック案件はこの先もきっと大変です。なんとかマイナスを出さずに運用していきたいと思います。
大きく利益を出すのは難しそうですが、頑張ります