酒と肴とオヤジな女将 -80ページ目

明けまして


おめでとうございます。
いやー、こんなに何も準備できずにお正月を迎えたのは初めてです。
年末、31日の午後7時頃になんとか書き終えた831通の年賀状を
赤いへらーりで中央郵便局へ運び、

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帰りに店に立ち寄ってしめ飾りと貼り紙。
どうせ何もできないでしょとお客様のご好意でご注文いただいてた花隈そば処Tさんの
年越しそばをいただいちゃいました。

そのうえ、これまたご好意で日本料理D屋さんのおせちまで。
いつもならスーパーで慌てて買ったそばで年越しのあと、店から持ち帰った残り物で
なんちゃっておせちを作るのですが、「おせち、作らなくていいよ」と
まあ、なんと贅沢な。。。。

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金粉ちらしの黒豆から車エビの焚き物、穴子の八幡巻き、鶏の松風、蟹と山芋の砧巻き、
あんぽ柿に小芋を鋳込んだもの、もろこ、子持ち鮎、ローストビーフに伊勢エビのウニ焼き、
お多福豆、くるみに栗きんとん、とこぶし、クラゲ入りなますといくらの柚子釜、鰆の柚庵、
伊達巻き…まだまだあります。
あー幸せ。

今年も皆様に助けられてやっていけそうです。

どうぞ宜しくお願い致します。

2010年営業終了

12月30日をもって2010年の営業を無事終了、片付けを終えて
ただいま帰宅致しました。
ラストの一週間がこんなにたくさんのお客様で賑わったのは初めてだと思います。
連日午前4時を回っての帰宅、後期高齢者従業員、よく頑張りました。
老人虐待で通報しないで下さい。
水金土曜の女たち、ご苦労様。
また、水金土曜の女たちが入れない日に4年くらい前に来てもらっていた
バイト1号、突然の指令に快く出動してくれてありがとう。
そして何よりもお足を運んで下さったお客様、一年間どうも有難うございました。
明日、9回目のお正月を迎えられることを感謝し、一層精進して参ります。
来年もどうぞ宜しくお願い致します。
2011年が皆様にとって幸多き年になりますことをお祈りしております。

新年の営業は、1月6日(木)からです。

さっっ、年賀状書かなきゃ。。。。。

トイレのサンタ様

トイレ~に~は~
それは~それは綺麗な~
サンタ様がいるんやで~

今週、小店トイレの絵は
安井須磨子氏作の銅版画
「サンタとぼく」です。

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オヤジ炸裂

朝いち、車で後期高齢者従業員を連れて
出かけてたので、そのままどこかでランチして
帰ろうということになりました。
後期高齢者従業員はフレンチやイタリアンが好き。
オヤジ女将は連チャンになりますが、昨夜
お邪魔したお店に伺うことにしました。

「昨夜は遅くまですみません」
「いえいえー」
と快く迎えて下さいました。
パスタ三種のうちから二種を選び、前菜とパンと
デザート&飲み物がセットのパスタランチ。

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前菜(カワハギのカルパッチョ、ミミイカの墨煮、川津海老のオーロラソース、薩摩芋のオレンジ煮、洋梨と生ハム、フリッタータ、蕪と紅芯大根のバーニャソース、サラダ)、パン、フォカッチャ、グリッシニ

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イタリア産ツナとズッキーニ&アンディーブのシソ風味オイルベースパスタ

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播州赤穂地鶏とキノコのトマトソースパスタ

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ドルチェ(メロンのソルベ、栗のパンナコッタ、アップルシュトルーデル)とエスプレッソ


という優雅なランチを紹介して終われないのが
オヤジ女将。

ランチ中に酒屋さんから、Faxで入れた発注書
について電話が入りました。
「あのー、生ビール数量11になってるんですが。。。」
いえ、小店にはそんなスペースございません。
「炭酸ガス、0.7とか。。。」
そんな中途半端な量は発注できません。
「他にも訳の判らん文字が書いてあるんですが、うちのファックス故障してたんでしょうか?」
いえ、私の頭が故障してました。
棄てといて下さい。

飲んで戻ってきて、発注しなきゃと思ったんでしょうが
頭がアルコールによって破壊されていたようです。
しかし、よく番号は間違えずに送りました。
さすがオヤジ女将!と自分で自分をほめてあげたい。

あぁ…情けない…。

店から発注書を送っていたこと自体覚えておらず、
朝6時頃、はたと気付いて家からファックスしておりました。
そちらが正しい発注書です。
生ビールは11樽も要りません。

酔っぱげてるつもりはなかったのになぁ。。。
立派にオヤジ炸裂してしまいました。

そしてその後オヤジ女将は「印紙」と「なす」以外
解読不能な宇宙文字満載の「買い物メモ」を持って
仕入れに出かけたのであります。

はぁ~。。。

素敵な賄い

小店と拙宅中間地点にあるイタリアン、日曜日に立ち寄ったら大にぎわい。
無理矢理カウンターをあけていただき、ご一緒したお客さんに
「以前独りで伺ったときに隣で独りで飲んでおられた能楽師の方がおられて」と
お話ししていたのです。
昨夜、独りでご来店のお客様、どこかでお会いしたことがあるなと思ったら、
「日曜日、僕、後ろのテーブルにいたの知ってました?」と。
その能楽師の先生でした。

わざわざご来店ありがとうございます。
しかしながら、たまたま込み合っており放ったらかし。
ようやく空いたときには「おつかれさま」とビールからワインからごちそうになり、
しかしながらアテしか召し上がっていただけず、どこへやらお電話を。。。

「今、うえ山さんにいるんだけどつまみしか食ってなくて、今から行くから
パスタとか作っておいて」

その方とのご縁があった前述のイタリアンに「賄い食べに行こう!」というお話に。

水土曜日の女には小店賄いを食べさせて帰し、後期高齢者従業員に後片付けをまかせ
お客様のあとを追いかけて赤いへらーりを走らせました。

おそらく閉店時間を過ぎてるであろうお店の奥のテーブルに
お能の先生とお笛の先生、もうお一方合流された女性とご一緒させていただき
豪華で素敵な「賄い」の夜となりました。


シンプルトマトソースの上に生ハムとルッコラトッピング。

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ポルチーニのリゾ。

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チンギアーレラグーのパッパルデッレ。

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ラクリマクリスティ白のあと、ラグーソースにあわせていただいた赤。

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サイコーの賄い、ごちそうさまでした。
シェフ、マダム、遅くまですみませんでした。