利根川と渡良瀬川の清流に挟まれた群馬県太田市は、日本酒造りに最も適していると同業者は口を揃えます。
150年の歴史を刻む「島岡酒造」は、昔ながらの「山廃」という製法を維持しながら最高の酒造りを行っています。![]()
島岡酒造
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会社名島岡酒造株式会社
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所在地群馬県太田市由良町375-2
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創業1863年

文久3年(1863)の創業以来、赤城山からの湧水豊かなこの地で、地元の酒米と、「生もと系山廃造り」にこだわり、丁寧に酒造りをしている小さな酒蔵です。
生もと系造りとは、日本の冬季の気候、蔵に住んでいる天然乳酸菌、自然の力を巧みに利用し酒母を育てる古来より続く伝統製法です。高い技術と経験を持った蔵人が、手間と時間をかけて醸します。出来上がる酒は、力強く醇味豊かな味わいです。
~島岡酒造

島岡酒造の入口と中庭に聳え立つ煙突

山廃純米
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キレの良い酸味と米のうま味がじっくり味わえる純米酒 常温~お燗まで料理の味わいを絶妙に引き立てます
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使用米 : 若水・他
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精米歩合 : 60%
- アルコール度 : 15.5度
- 日本酒度 : +3
- 酸度 : 1.7
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超特選
上品に落ち着いた穏やかな純米酒冷からお燗まで幅広く楽しめ、様々な表情を出してくれるお酒です
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使用米 : 若水・他
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精米歩合 : 50%
- アルコール度 : 15.5度
- 日本酒度 : +3
- 酸度 : 1.7
自然界に存在する乳酸菌を取り込むために米や米麹を擂り潰す作業が「山卸(やまおろし)」と呼ばれ、極寒の深夜から早朝にかけて大勢の蔵人で行わなければならない重労働の作業だ。![]()
このように山卸し作業で自然界から乳酸菌を取り込む方法を「生酛造り」と言い、乳酸菌を人工的に添加して造る酒を「速醸酛造り」と言う。![]()
「山廃仕込み」とは、生酛系に属する日本酒の製法の一つである。![]()
その後は技術革新も進み、米を擂り潰さなくても材料の投入順序を変えることで、山卸し作業を省いても「生酛」と同じ味わいを造り出すことが出来るようになり、こうして出来た酒母を「山卸廃止酛」と言い、略して「山廃(やまはい)」と呼ぶようになったのである。![]()

櫂棒にも泡アリ酵母同様にすこし拘りが有ります。ステンレスなどの金属系も有るのですが、個人的に好きなのが木製!特に竹製!掃除しにくい、古くなると割れたりするので、毎年新しい竹に変えないといけない。~島岡酒造(写真はお借りしました)
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今夜の肴は?
晩酌の肴
島岡酒造の「初しぼり」・・・火を加えていない新酒の味は薫り高く、口腔の全てに笑顔を与えてから食道を下ってくれる優れものだ。![]()
肴は大好きな湯豆腐、具は山芋、さつま揚げ、ホタテ貝、白菜、ニンジン。さらに山口県で獲れたアジの開き、群馬の野菜炒めである。
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see you






