金井東裏遺跡は、国道353号金井バイパス(上信自動車道)建設工事に伴い、平成24年9月から公益財団法人群馬県埋蔵文化財調査事業団が発掘調査を実施していたところ、6世紀初頭の榛名山が噴火したときの火山灰や火砕流で埋まった溝の中で「甲(よろい)を着た古墳人」が、発見された。びっくり

 

遺跡で見つかった鎧を着た古墳人の復顔像

 

 

 

 

鎧(よろい)を着た古墳人が見つかった場所

 

 

動画

公益財団法人群馬県埋蔵文化調査事業団(群馬県渋川市)展示会場

 

 

甲冑を着た古墳人に複製

 

 

甲を着た古墳人(よろいをきたこふんじん)は、2012年(平成24年)11月19日に群馬県渋川市の金井遺跡群の1つ、金井東裏遺跡から発見された成人男性人骨です。古墳時代の6世紀初頭に発生した榛名山大噴火の際、小札甲と呼ばれる甲(鎧)を着たまま火砕流に巻き込まれた人物と思われ、日本の発掘調査史上初の発見として注目されました。(ウイキペディア参照)

 

 

 

古墳時代遺構面の立体模型(ジオラマ) 75分の1

 

 

金井東裏遺跡の火山灰降下面の発掘区全体の地形と、発見された遺構や遺物を75分の1の縮尺で立体的に表現しています。観覧者に遺跡の様子をより具体的に理解していただくための展示資料として制作したようです。模型全体の大きさは、長さ2メートル13センチメートル、幅97センチメートル、高さ84センチメートルで、重さ約107キログラムです。

 

 

「甲を着た古墳人」の発見状況を再現した実物大の模型

 

「甲を着た古墳人」は鉄製の甲を着装したまま出土した人骨です。公益財団法人群馬県埋蔵文化財調査事業団では、現在、脆弱な人骨や錆化の進んだ鉄製甲を後世まで残すために取り上げる詳細調査を実施していますが、「甲を着た古墳人」の発見状況を再現するため、現地で三次元計測を行い、そのデータをもとに展示用の模型を作成しました。

 

 

 

着ていた甲は、「小札甲(こざねよろい)」といって、小さな鉄板を千数百枚もつなぎ合わせてつくられている。これは、5世紀後半からつくられ始めたもので、当時の最新型と思われます。この小札甲は、地域の有力なリーダーの墓である大型前方後円墳(ぜんぽうこうえんふん)から出土することが多く、甲を着た古墳人も身分が高い人物だったと考えられています。

 

   

 

鎧を着た古墳人の復顔像

 

 

公益財団法人群馬県埋蔵文化調査事業団

 

 休館日~土曜日・祝日(祝日と日曜日が重なる場合は開館・翌日休館)、年末年始ほか

 時間~午前9時~午後5時

 会場~県埋蔵文化財調査センター発掘情報館(住所:渋川市北橘町下箱田784-2 

 電話~0279-52-2513

 観覧料~無料

 

 

〒377-8555 群馬県渋川市北橘町下箱田784-2
 電話:0279-52-2513 FAX:0279-52-2904

 


 

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