アメリカの古参スラッシュ・メタル・バンドの
7thアルバム。
ANTHRAXと並ぶ
東海岸のスラッシュ・メタル・バンドの代表格で、
1980年の結成から活動休止なども無く、コンスタントに今も活動を続ける
スラッシュ・メタル界の生き字引のようなバンド。
このアルバムが出た頃は
僕はバンドでベースを弾いていまして、
「このアルバムのベースが凄い」
という噂を聞き、当時買いましたね。
いや~、これは衝撃的なベース音ですね。
スラッシュ・メタルは正直ベースはあまり重要では無かったりするんですが(苦笑)、
これは見事にベースがサウンドの核になっています。
「ビキビキ」「バキバキ」「カンカン」と、
金属音が混じった、かなりインパクトのある
音と演奏であります。
方向性も
当時はグランジ、オルタナに毒されたサウンドが
はびこっていましたが、
このアルバムは我が道を突き進む
バリバリのスラッシュ・メタル。
コレというキラー・チューンは無いんですが、
逆にどの曲を聴いても、外れは無く、
1枚まるごとカッコいいアルバムです。
久々に聴きましたが、
やはり「曲」というよりも
この「音」で覚えていました。
それだけ凄いベースの音です。
まあ好き嫌いは分かれるかもしれませんね。
僕も当時「凄い」と思ったものの、
聴いていて疲れるのは事実(苦笑)。
それでたぶん売っちゃったんですね…。
今聴いても、
良いか悪いかはともかく、
スラッシュ・メタルで
ここまでベース音がインパクトのある作品は
僕は聴いたことがありません。
それだけ衝撃的で革新的な1枚であります。
☆「とにかくこのベースの音。スラッシュ・メタル作品では異例のベーシスト・アルバム」…☆☆☆☆☆☆☆☆☆星9つ!