ドイツのプログレ・メタル・バンドの
デビュー・アルバム。
このB級感漂うジャケットから想像する音そのもので、
何とも垢抜けないヘンテコなプログレ・メタルを展開しています。
まあ聴く前から想像はつきましたが、
たまにこういうジャケットを見かけると
ついつい買ってしまいます…。
唐突な展開、
煮え切らないメロディ、
音程が不安定なヴォーカル、
ドタドタと落ち着かないリズム隊、
薄っぺらい音質…。
ギターやキーボードのフレーズは
時々「おっ」と思う展開はありますが、
こういうバンドに免疫が無い人だったら
「なんじゃこりゃ」と1回聴いただけで
もう2度と聴かれることは無いでしょう…。
終盤、例えば
9曲目の「Changes」、
10曲目の「River of Eternal Screams」あたりは
疾走する展開があり、
ギターとキーボードはなかなか頑張っているなぁと思うんですが、
そこに至るまでは苦難の道のりであります(苦笑)。
でもね、
僕はこういうB級、C級バンドのアルバムを
「こりゃひでぇな」なんて思いながら
聴くのも好きだったりするので、
やはりたまに買っちゃうんですよね。
LAST WARNINGとかBLACK JESTERとか、
何故かどっちもイタリアのバンドですが、
それらに近い感じですかね。
たぶん誰も知らないと思うので、
全く参考にならないでしょうけど(笑)。
☆「ジャケット通り、ヘンテコでマイナーなプログレ・メタル」…☆☆星2つ!