前の合同研究会でのこと。
システム投資研究会が複数の大学合同でスマフォ向けアプリを作ろうという企画が持ち上がりました。
最終的には外販としてストアなりマーケットなりに出すこと前提で、です。
機能としてはすでにネット証券がリリースしているアプリがあるので、本当の機能面だけなら戦えない可能性があります。
しかし、システム投資研究会での会員用サイトとの連携を考慮するなら十分に便利なので価値はあると思います。
しかしもめたのが、OSを何にするのか。という点です。
iOS派よAndroid派でわかれています。
iOS派はすでにiPhoneを所有している人が多いので、2年縛りの都合もあるので、「インフラコスト」の都合からそのままiOSでやって欲しいという派閥です。
Android派は開発がJavaで出来るので開発にかける「技術コスト」の都合からAndroidでやりたいという派閥です。
私もJavaに詳しい人扱いでAndroid派に担がれているわけですが、正直やりたくない。
iOSもAndroidもどっちもです。
メリットとしては理解できます。
会員向けサイトの活性化が出来るという点はとても大きいです。
携帯向けサイトは窮屈ですし、スマフォ向けを作り直すのもあれです。
また、珍しくシステム班の開発者側にメリットもあります。
開発者たちにはスマフォのアプリ開発してました、という強力なアピールポイントが就職活動時に出来ますし、それを餌に優秀な新人を勧誘しやすくなります。
なんでやりたくないかといえば、投資用アプリを作っても各大学ごとに投資用アプリに求める機能が異なるので、数年後には開発チームが空中分解する懸念があるからです。
せめてやるならWeb閲覧用のアプリにして、会員サイトとどこかの投資サイトを見られるようにして、くらいでいいんじゃないでしょうか。
あと一番気になったこと。
C大学の会長殿が、「うちの技術主任にも聞いたけど、iOSでの開発は難しくない、って言っていた!だからiOSでの開発も大丈夫だって!」
って言っていたんですが、突っ込みどころが3点。
・聞いただけで君は何が難しくないか分かってないっぽい
・C大の技術主任ってVBAしか知らなくてVBAもよく分からない、と言っている子だけど大丈夫?
・Objective-Cでのポインタ操作を理解させることと、コンパイル時のルーズさ(存在しないメソッドがパッシングされていてもスルーしちゃう)が、素人の集まりでどうなるかを技術系の人の最大の懸念事項なんだけど分かっている?