2008年ごろ~2010年ごろの就職活動について知識を持っている先輩から聞いた話について書いてみます。
金融系のユーザ系システム子会社についてのまとめです。
仕入れた内容は都銀、生保、損保です。
【都銀系】
三菱UFJインフォメーションテクノロジー(MUFG)
日本総研(三井住友)
みずほ情報総研(みずほFG)
NTTデータソフィア(りそな)
【生保系】
ニッセイ情報テクノロジー
第一生命情報システム
ほか
【損保系】
東京海上日動システムズ
NKSJシステムズ
エムエルアイシステムズ
ほか
【都銀系】
残業系は比較的多い。
派生開発中心。
三菱UFJインフォメーションテクノロジー(MUFG)
勘定系はIBM系。
システム重視の東京銀行と、先進的なUFJ銀行のシステムを古臭い三菱銀行のシステムに片寄せさせて結果的に一番しょぼくなった。
しかし、
・社長が三菱UFJ銀行システム部の人事権を持つ
・システム部が出世コース
などモチベーションが高く、銀行内でも発言力が高い。
内販100%。
信託系はMUSKという別会社でおこなっている。
こちらも内販100%。
日本総研(三井住友)
勘定系はNECメインフレーム。
モチベーションと発言力の三菱UFJに対して技術の三井住友。
かつて大障害を起こしたが、マルチベンダ体制を維持できるほど技術力は高い。
どこかの青いところと違ってまともな技術力があり、また、システムの先進性はメガバンク随一(UFJの合併に伴い一位繰り上がり)。
かつては外販能力もあったが、そちらをNTTデータに売却している。
一番の心配事はケツ持ちがNECという点。
内販100%。
みずほ情報総研(みずほFG)
都銀のほか3つとはわけが違う。
先日の大障害は氷山の一角というトンデモな社内体制の持ち主。
技術力もなければグループ内発言力もない。
勘定系は富士通のメインフレームに統合し、なおかつサーバ系に機能を切り出す予定。
しかし、すでに進行中だった新統合系システムは大絶賛炎上中だったのでそもそもまともにまとめられるのか?という疑問がある。
ここの案件は炎上率が半端ないので仕事を選べる会社は逃げる。
そのため、元請けもショボければ下請けもショボいという悪夢の職場。
唯一都銀で外販を持っている。
銀行も付き合いたくないが、システムも付き合いたくない奇跡の会社。
NTTデータソフィア(りそな)
銀行はヤバイがシステムは凄い。
元IBMが面倒を見ていたが、それとやり合っていたシステム部がいて、さらに現行のシステムは先進的だった旧あさひ銀のハードの上で動き、なおかつ今の面倒を見ているのがNTTデータ。
銀行としては付き合いたくない部類だが、システムはそうでもない。
【生保系】
全体的に残業が少ない。
法改正に伴う派生開発中心。
ニッセイ情報テクノロジー
地獄は蒲田にあった!(体験者談)
外販を持つ生保系の雄にして深夜残業の雄(生保業界基準)。
深夜残業上等だが、蒲田駅前にオフィスがあるため夕食と飲み会には困らない(それはメリットか?)。
近所にアパートを借りてもいいが、深夜呼び出しを避けるため、必ず一駅離せといわれる会社。
オフィスが比較的一箇所に集まっているのは魅力だと思う。
豊洲に移動した会社。
外販は下請け中心との噂(裏が取れてない)。
外販を持っており、残業も少し多めである(生保業界基準)。
ほか
ほかはほぼ似たようなもの。
内販100%かそれに近い。
システム費削減で残業代をつけられないのが日常茶飯。
親から押し付けられた使えないおっさんが多い。
(情報もとの先輩がよほど興味がなかったらしくたいした情報がない)
【損保系】
残業は生保と比べると多い。
法改正の影響を頻繁に受けるため、派生開発が多い。
全般的に波が大きいのと、損保の人間は生保よりオラオラ系な傾向があるため、社内的にも比較的殺伐としている。
東京海上日動システムズ
COBOLと内販がほぼすべて。
新技術にも興味はあるらしいが、たいしたリソースを振っているようには見えない。
残業少なめでクラブ活動が盛んらしい。
オフィスの位置がネック(多摩センター)。
NKSJシステムズ
東京海上日動に比べて先進的な技術を持つ。
最近新統合案件を損保ジャパンが動かし、そのあとに合併話が出たため一気に炎上した。
SilverLightやクラウドなどとても金融とは思えない新技術が取り入れられたがやっぱり炎上した。
オフィスは立川など。
外販はしているがたいしたことがない。
ほか
本当に情報がありません。
(ネタもとの先輩が全く興味がなかった。)
第一生命情報システム