皆様こんにちは。
少し慌ただしい毎日を送っております、的な、
愚痴聞きカウンセラー作家の、心笑亭 杉のです。
時間がないっつのうはただの言い訳で、
時間は作るものじゃねえの?
と、日夜、ちっとも部屋の掃除をしようとしない子供たちに言い聞かせてきた言葉を、
今、そのまんま自分に投げかけておる次第で。
ブログ書く時間は作れよ杉の。
ブログ読む時間は、もっと作れよ。
さて、
この連休中、あるきっかけで、小学生のスポーツ少年団の指導者たちと会話をする機会があり。
それは、子供たちのメンタル指導においての注意点等をお勉強する会で、杉のは一般参加者に混じって、しれっとその会に参加してきたのだけど。
まあ、それはまたいつか詳しくお話する機会を作るってことで。
その中で、ある中学生のお子様を持つお父さんと知り合い、
少しの間、お話をさせていただいたのだ。
ちなみにこの方。
杉のがカウンセラーをやってるということは知らない方で。
ただ、休憩中、終始子育ての話題ばかりで花が咲き。
その中の会話が少し面白かったのでご紹介。
「うちの娘、ちっとも宿題せんのですわ」
「うちの子らも、家で宿題してるとこ見たことないですよ?部活やってる子なんてたいがいそうでしょ?」
「そうなんですかね~ほんま、口うるさく言わなせんのですよ、どうしたら言われんでもするようになるんですかね?」
「そうですね~。てか、でも、言わない時は宿題忘れちゃうってパターンなんですか?それはそれで、なかなか肝の座ったお子さんですね!」
「あははは。でもそれ、あきませんやん!でも、たぶん、言わんとそのパターンでしょうね……」
「は?」
「いや、言わんかったことないのでわかりませんけど、ありゃしないでしょう!」
「は?宿題しなさい、って言わなかったことはないんですか?」
「……、いや、いっつもしてないんで。結局言ってしまいますやん?」
「………、う~ん……、それって、「言わないとしない子」ではなくて、しようと思ってんのに先に言っちゃってるだけじゃないですか?」
「それはないですわ。だって、寝る前に聞いてもしてない時もありますからね~」
「あ~そうか、聞いた時にいつもしてない子、もしくは、言われてからする子ってことですか、それなら納得します」
「……?」
「いやいや……、でも、娘さん、言わなくても、いつかはする子かもしれないですよね?要は、提出する前になってもいつもしてない子なら、それは「言われないと宿題をしない子」ですけど、言われないことがないんなら、まだわかんないですよね」
結局、
何言ってんだ?という顔で、そのお父さんは杉のを見つめていた、というお話で。
つうより杉の、かなりめんどくさいオバさん、と思われたご様子もあり。
皆様にはお分かりいただけたでしょうか。
宿題を言われなくてもする子に育てたければ、
まず、
言わない日を作りましょう。
まずは、そこからです。
言われない日がないのに、「言われないとしない子」にしてしまうのは、お子様気の毒以外の何でもなく。
宿題なんて、要は、提出する前までなら、いつやってもいい、というのが基本です。
「ご飯前に」
「帰ったらすぐ」
「寝る前までに」
たとえ決めた時間までにしていなくても、実際は、その子がいつやるかは勝手です。
一度、なにも言わない場合、この子はどうするだろうと、楽しみながら観察してみてください。
だけど、
「ご飯までにやっときなさいよ」
「わかった」
こんな会話が交わされた場合、
もし、それまでにできていないとすれば、
それは、
「言わないとしない子」
ではなく、
ただの、
「約束を守らない子」
です。
それはまた別問題です。
それを解決するには、
「どうして約束が守れないのか」
「どうしてその時間までにしないといけないのか」
と、新たな懸案事項もいくつか出てくるので、それはまた別の機会に考えるとして。
つまり。
「宿題しなさい」と、親に言われないとしない子。
ではなく。
誰に言わなくても、時間までにはちゃんと宿題を提出する子。
おそらく、大半のお子様は、そのパターンではないかと杉のは思っています。
一度、実験をしてみてください。
報告お待ちしています。
あ、っとその前に。
この実験を始める前に、できれば
「今日からお母さんは「宿題しなさい」って言わないからね」
とか、
「あなたを信じるからね」
とかいうのはナシです。
それは脅迫です。
あくまでも、なにげに始めてください。
だけど、もしお子様が途中で、「どうして最近宿題しなさいって言わないの?」って訊いてきた場合は、「あ、忘れとった。言わんでも出来ると思っとたし」なんて、とぼけるのはアリかと。 ←この場合、お母様の演技力は必要。
だけど子供たち、そういう言葉は、しっぽ振って喜びます。
ただし、これまで「宿題しなさい」と言い続けてこられたご家庭のお子様は、急に言われなくなった場合、しばらくの間、まったく「宿題をしない子」になり、エンジョイしまくりになる可能性もあることも、ご考慮いただきますことお願い致します。
そういう場合は、そのエンジョイ加減に疲れまくるのを待ちましょう。
子育ては、気長が一番。
今日は、ちょっとおすましバージョンでお送りいたしました。
それではまた。