「発信する!沖縄から尚禮舘空手を」
尚禮舘 事務局は、師 渡口政吉先生の沖縄本来の文化としての「尚禮舘空手」を約束の地「沖縄」に還し発信する道場を設立する為に活動しています。
今回の沖縄では初めて安里にある故、宮里栄一先生の順道舘本部を訪問しました。
宮里栄一先生、八木明徳先生方と私の師は兄弟弟子であり幼馴染み。
お互い知り尽くした間柄でした。
今年の3月の空手会館で行われた宮城長順展の初日。
偶然にも隣同士の席で声をかけたのが順道舘、範士9段の金城常雄先生でした。
お互いの空手観や師に対する思い。
師から教わった剛柔流の史実を正しく伝える思いが共通しお付き合いさせて頂いています。
戦前、戦後の先生方は空手は一つ。
他流派、会派関係なく沖縄の武術としての思いは一緒でした。
師から教わったものを純粋に伝える事だけを考え稽古に励みました。
今やどこも時の流れで、会派組織の乱立や段の乱発。
自分の会派、組織作りに一生懸命です。
私が知る限り空手程、一流一派、組織団体が多いものはありません。
今回、順道舘の金城先生、儀間先生。
そして宮里先生のご長男にお会いして両先生方の師に対する尊敬と順道舘の伝統を大事に守る思いを感じました。
素晴らしい事です。
師が亡くなると勝手に独立し自分の会派を立ち上げ長になり段を乱発する門弟を沢山見る空手界
(我が尚禮舘とて同じですが)
剛柔流は一つ。
自分の師の思いを正しく伝える事が未来の空手に繋がる事と思います。
あなたは空手を知っていますか?
だれから教わりましたか?
自己流では?
文章:平川 樹高 記載 編集:ひろ