台湾 蔡総統のお年玉に殺到
蔡総統に500mの行列、馬前総統は10人
総統の支持率は世論調査より、こちらの方が正解かも知れない。
春節(旧正月)の台湾では総統や総統経験者による紅包(お年玉)配りが
各地で行われている。
台北の寺に詣でた蔡英文総統は、参拝者から拍手と歓声で迎えられた。
今年の5月で退任する蔡総統は、総統として最後の初詣となる。
参拝の後、紅包を参拝者に配る蔡総統。
受け取った人からは「8年間、お疲れさまでした」「台湾を良くしてくれてありがとう」
などと感謝の言葉がかけられた。
退任する直前の支持率が52%と台湾総統史上、初の過半数超えを象徴するように、
寺には紅包を貰おうとする人が殺到、500m以上の行列が出来た。
一方、こちらは馬英九前総統の参拝。
総統選挙直前に「我々は習近平を信じるべきだ」と発言して、
国民党支持者から「敗北の戦犯」と批判されている。
その馬氏は昨日実家近くの寺に参拝した。
馬氏は挨拶の中で「我々中国人は、参拝は祖先と中国文化に近づく
大事な行事である」とここでも”中国”を強調、
台湾人ではなく中国人という本音を吐露した。
馬氏の参拝は地元に通知されていたが、集まった人は親族を入れて10人超、
紅包を貰った人は御覧の通り。
総統の人気は、選挙以上の差だった。