2か月ぶりの心臓検査
異状なく、帰りに近くの公園を散策
昨日、心臓検査を受けに朝家を出た。
駅前の喫茶店で、アイスコーヒーを飲んでリラックスして、
9時半に病院に到着。
直ちに心電図とエコー検査を受けた。
結果は良好で、8月に受けた電気ショックによる心臓の”リセット”と
不整脈を予防する薬の効果が出ている、と医師は心電図を見ながら解説した。
確かに心電図は、グラフはコピーしたような等間隔で、こちらも納得できた。
降圧剤と血栓予防薬、不整脈予防の計4種類(降圧剤2)の服用はこれまで通り、
酒に関しては、「続けて飲まないこと」「飲み過ぎないこと」と言われた。
帰りに病院の近くにある芦花恒春園に寄った。
ここは作家の徳富蘆花の住居地だった場所で、
京王線芦花公園駅から徒歩10分の場所にある。
(徳富蘆花と妻愛子の墓)
ここに来たのは、小学校の社会見学以来だから、かれこれ60年ぶりとなる。
当時は徳富蘆花のことなど分からぬまま、森のような中で絵を描いた記憶がある。
明治40年、東京・青山からこの地(旧北多摩郡千歳村粕谷)に越して、
半農生活(作家と農業)という何とも優雅な暮らしをしていた蘆花。
出生は熊本県水俣の庄屋の三男、トルストイの思想に影響を受け、
自然主義的な生き方を選択したというが、幼少期より裕福な家庭に育ち、
結婚後夫妻でニューヨークへ旅行するなど、人も羨む暮らしをしていた。
蘆花は昭和2年に没し、住居地は妻の愛子から東京都(当時は東京市)に寄贈され、
昭和13年に公園として開園した。
住居地が公園になるって考えられない、当時この辺りは小作農が日々の暮らしに
追われていたのだから。
世田谷の小作農は、マッカーサーの農地解放令によって土地を持てるようになり、
今じゃ銭ゲバのような暮らしをしている。