第77期名人戦7番勝負/第4局・一日目「豊島ニ冠、決断の角打ち。。佐藤名人が封じ手」 | 柔らかい手~個人的将棋ブログ
2019年05月16日

第77期名人戦7番勝負/第4局・一日目「豊島ニ冠、決断の角打ち。。佐藤名人が封じ手」

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名人戦棋譜速報(有料。要登録。)

 

4連覇を目指す佐藤天彦名人に

豊島将之ニ冠が挑戦する、第77期名人戦7番勝負。

 

ここまで3局を消化し、豊島二冠が圧巻の3連勝。

悲願の名人奪取へ颯爽と王手をかけて迎えた注目の大一番

第4局が本日より、福岡県飯塚市「麻生大浦荘」にて開幕。。

 

 

 

名人戦/第4局・柔らかいプレビュー

 

 

第4局の先手は、豊島二冠。

その初手は飛車先を突く▲2六歩から。。

 

 

 

2手目△8四歩。

 

上図での持ち駒

 

▲豊島二冠: なし

△佐藤名人: なし

 

対します、カド番でもう後のない

佐藤名人も2手目に同じく飛車先を突く

△8四歩と返して、対局はスタート。。

 

 

 

4手目△8五歩。

 

上図での持ち駒

 

▲豊島二冠: なし

△佐藤名人: なし

 

次に両者は息を合わせて飛車先を決め

まずは「相掛かり」の出だしとなると。。

 

 

 

9手目▲6八銀。

 

上図での持ち駒

 

▲豊島二冠: なし

△佐藤名人: なし

 

そこから「角換わり」を目指す定跡手順の進行となり

迎えた上図の局面で、豊島二冠は銀を6筋に繰り上げ

後手からの角交換、あるいは角交換拒否に備えます。。

 

この手に対し、佐藤名人は

 

 

 

10手目△7七角成。

 

上図での持ち駒

 

▲豊島二冠: なし

△佐藤名人: なし

 

ノータイムで角交換を敢行。。

手損のない「ノーマル角換わり」となりました。。

 

 

 

20手目△4ニ玉。

 

上図での持ち駒

 

▲豊島二冠: 角

△佐藤名人: 角

 

角交換成立後

次なる焦点は、昔も今も右銀のポジショニング。。

豊島二冠はケレン味なく、銀を4筋の三段目に繰り上げ

「ノーマル角換わり」の常套手段「腰掛銀」を目指します。

 

一方、銀を自陣2段目に保留したまま

7筋の歩を突き、「棒銀」と「早繰り銀」を含みとした

佐藤名人は上図で先に居玉を解除しました。。

 

 

 

28手目△6三銀。

 

上図での持ち駒

 

▲豊島二冠: 角

△佐藤名人: 角

 

しかし、歩を突いた7筋には銀ではなく桂馬を跳ねた

佐藤名人は豊島二冠の端歩の打診を手抜き(27手目▲9六歩)

先手と同じく、右銀の中央進出を目指します。。

 

この手をみて、豊島二冠は。。

 

 

 

29手目▲9五歩。

 

上図での持ち駒

 

▲豊島二冠: 角

△佐藤名人: 角

 

ほんの1分の少考で

9筋の歩を突き越し、端の位を確保しました。。

 

 

 

32手目△8一飛。

 

上図での持ち駒

 

▲豊島二冠: 角

△佐藤名人: 角

 

9筋にかける一手を省略した

佐藤名人は上図で飛車を自陣最下段へと引き下げ

最新形の「△4ニ玉+6ニ金+8一飛」型を完成させると

次に、豊島二冠の△2九飛(33手目)をみて。。

 

 

 

34手目△5四銀。

 

上図での持ち駒

 

▲豊島二冠: 角

△佐藤名人: 角

 

3分の少考で、スッと銀を5筋の戦場へと繰り出し

先手に先がけ「腰掛銀」に形を決めました。。

 

 

 

37手目▲5六銀。

 

上図での持ち駒

 

▲豊島二冠: 角

△佐藤名人: 角

 

一方の豊島二冠も

金を3筋に開いてから(35手目▲3八金)

銀を5筋の戦場へと繰り出し、大一番の戦型は

「角換わり相腰掛銀」に決定しました。。

 

 

 

40手目△2ニ玉。

 

上図での持ち駒

 

▲豊島二冠: 角

△佐藤名人: 角

 

戦型が決めると

一手一手をかみしめるように、丁寧に指し進む

佐藤名人は手堅く、玉の「入城」を果たしました。。

 

すると、次の瞬間

 

 

 

41手目▲4五歩。

 

上図での持ち駒

 

▲豊島二冠: 角

△佐藤名人: 角

 

豊島二冠は13分の考慮で気息を整えてから

4筋の歩を突き合わせ、仕掛けを開始しました。。

 

 

 

46手目△6五歩。

 

上図での持ち駒

 

▲豊島二冠: 角

△佐藤名人: 角、歩

 

佐藤名人が△同歩(42手目)と応じると

豊島二冠は軽快に桂馬を跳躍させ(43手目▲4五桂)

争点の4筋に、大きな拠点を作りました。。

 

先手の仕掛けが一段落し

手番を握った佐藤名人が、6筋の歩を突き越した

上図の局面で午前の対局は終了、お昼休憩に突入。。

 

【 お昼のメニュー 】

 

豊島二冠

 

うなぎチャーハン

 

 

佐藤名人

 

生姜焼き定食

 

 

 

お昼休憩前の大長考で

実に1時間20分、時間を費やし考慮を重ねた

豊島二冠は、午後の対局開始の一手で。。

 

 

 

47手目▲2四歩。

 

上図での持ち駒

 

▲豊島二冠: 角、歩

△佐藤名人: 歩

 

飛車先2筋の歩を突き合わせ

豊島二冠は果敢に追撃を開始しました。。

 

佐藤名人は10分の考慮で▲同歩と応じて、以下

▲同飛~△2三歩~▲2七飛に△6四角~▲3七金~

△3一玉~▲7九玉~△4ニ玉~▲1五歩~△同歩~

▲1四歩をみて、下図60手目△5ニ玉と進行。。

 

 

 

60手目△5ニ玉。

 

上図での持ち駒

 

▲豊島ニ冠: 角

△佐藤名人: 歩2

 

2筋を収めた佐藤名人は

手持ちの角を6筋の好所に打ち込んでから

2筋に居を構えた玉を自陣の右へ右へと移動させ

戦場からの早逃げを敢行しました。。

 

すると。。

 

 

 

72手目△4ニ玉。

 

上図での持ち駒

 

▲豊島二冠: 角、歩

△佐藤名人: 歩

 

開戦ムードは一変し、局面は硬直化。。

佐藤名人は玉を左右に振りながらパスを繰り返し

開幕戦に続く「千日手」模様へ盤上を導きました。。

 

果たして

先手で「千日手」を受け入れるのか、打開するのか。。

決断の迫られる局面で、豊島ニ冠の手が止まります。。

 

 

 

73手目▲1六角。

 

上図での持ち駒

 

▲豊島ニ冠: 歩

△佐藤名人: 歩

 

46分の長考の末に

豊島ニ冠は1筋の端に手持ちの角を投入し

「千日手」模様の進行を回避しました。。

 

しかし、この一手が本命の一着かは一目では判断がつかず。

今度はここで手番の佐藤名人が手と止め、長考に入ります。。

 

名人戦/第4局の棋譜はこちら

 

 

佐藤名人の長考がちょうど30分経過したところで

終了時刻(午後6時30分)となり、そのまま次の手を封じて

一日目は終了、明日の二日目へと指し掛けになりました。

 

形勢は互角の範囲に思われますが

双方の角の働き次第で、予断を許さない展開となりそう。。

明日は決着の二日目、開始直後から目が離せません。。

 

 

□□□

 

大一番、決戦の舞台は福岡

 

名人戦/第4局開幕前夜

 

 

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