永瀬新叡王誕生。。第4期叡王戦7番勝負/第4局「終局直後」
【 投了図・132手目△7七銀上不成 】
投了図での持ち駒
▲高見叡王: 金2、香、歩3
△永瀬七段: 香、歩3
昨日、決着をみました
注目の大一番、第4期叡王戦7番勝負/第4局は
上図132手までで、後手・永瀬七段が勝利。
「横歩取り」の激戦を冷静に制した
永瀬七段が見事、今シリーズ開幕4連勝を飾り
自身初のタイトル奪取を成し遂げました。。
【 終局直後 】
永瀬新叡王
一局を通して難しい将棋でした。
序盤で感触としてミスをしたところもありましたので
そこは直していきたいです。
七番勝負や持ち時間が変わる方式は
初めてでしたがその中で結果を出せたのは幸いです。
29手目▲3六歩。
上図での持ち駒
▲高見叡王: 歩2
△永瀬七段: 歩2
「第2局と同じ局面でした。
こう進む可能性もあるのかな、とは思っていました」
(終局後の感想戦で、永瀬七段のコメント)
76手目△2ニ歩。
上図での持ち駒
▲高見叡王: 角
△永瀬七段: 飛、金、歩
代えて△4二銀には
▲6六角で「あまりやりたい変化」(同)
108手目△7六桂。
上図での持ち駒
▲高見叡王: 金、歩3
△永瀬七段: 飛、銀、桂、香、歩2
高見叡王の△5ニ「と」金(107手目)をみて
永瀬七段が桂馬を跳躍させ、王手で切り返し。。
この辺りで形勢に差がついたと両者の見解。。
全身全霊を懸けて
初白星を狙った高見前叡王でしたが惜しくも及ばず。
大盤解説会場での挨拶では涙も。。
最初から最後まで揺らぐことなく
永瀬流の負けない将棋を貫いた永瀬新叡王が
文句なしに新時代の扉を開きました。。
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決着の舞台は広島