新“頂上決戦”。。第68回NHK杯/3回戦「佐藤名人-広瀬竜王を振り返ろう」 | 柔らかい手~個人的将棋ブログ
2019年01月30日

新“頂上決戦”。。第68回NHK杯/3回戦「佐藤名人-広瀬竜王を振り返ろう」

テーマ:ブログ

第68回NHK杯将棋トーナメント

決勝トーナメント表

 

 

 

 

今回は日曜日に放送されました”頂上決戦”

注目の第68回NHK杯将棋トーナメント/3回戦

「佐藤天彦名人-広瀬章人竜王」の模様を

振り返らせていただきます。

 

 

 

2手目△8四歩。

 

上図での持ち駒

 

▲佐藤名人: なし

△広瀬竜王: なし

 

先手は佐藤名人。

その初手は飛車先を突く▲2六歩から。

対します、広瀬竜王も2手目に同じく飛車先を突く

△8四歩と返し、対局はスタート。。

 

 

 

4手目△8五歩。

 

上図での持ち駒

 

▲佐藤名人: なし

△広瀬竜王: なし

 

次に両者は息を合わせて飛車先を決め

まずは「相掛かり」の出だしとなりました。。

 

 

 

9手目▲6八銀。

 

上図での持ち駒

 

▲佐藤名人: なし

△広瀬竜王: なし

 

そこから「角換わり」を目指す定跡手順の進行となり

迎えた上図の局面で、佐藤名人は銀を6筋に上げて

後手からの角交換、あるいは角交換拒否に備えると。。

 

 

 

10手目△7七角成。

 

上図での持ち駒

 

▲佐藤名人: なし

△広瀬竜王: 角

 

広瀬竜王はすかさず角交換を敢行。。

手損のない「ノーマル角換わり」となりました。。

 

 

 

24手目△6三銀。

 

上図での持ち駒

 

▲佐藤名人: 角

△広瀬竜王: 角

 

角交換成立後

両者は攻撃の銀を中央へと繰り出す動きをみせ

「ノーマル角換わり」の常套手段「腰掛銀」を目指します。。

 

 

 

27手目▲5六銀。

 

上図での持ち駒

 

▲佐藤名人: 角

△広瀬竜王: 角

 

最近は銀の態度を決める前に

自陣の駒を組み上げる進行が主流ですが

佐藤名人は居玉のまま、銀を5筋に繰り出し

堂々と先に「腰掛銀」に構えました。。

 

 

 

30手目△6ニ金。

 

▲佐藤名人: 角

△広瀬竜王: 角

 

一方の広瀬竜王は銀を自陣三段目に保留したまま

最新形の「△4ニ玉+6ニ金+8一飛」型を完成すると。。

 

 

 

34手目△5四銀。

 

上図での持ち駒

 

▲佐藤名人: 角

△広瀬竜王: 角

 

1筋の端歩を突き合ってから

銀を中央5筋の戦場へと繰り出し、戦型は

おなじみの「角換わり相腰掛銀」に決定しました。

 

 

 

40手目△6五歩。

 

上図での持ち駒

 

▲佐藤名人: 角

△広瀬竜王: 角

 

戦型が決まると

双方、息を合わせて玉の囲いを目指しますが

上図の局面で、広瀬竜王は6筋の歩を突き合わせ

機敏に後手から仕掛けを開始しました。。

 

 

佐藤名人は同歩とは応じずに飛車を合わせて(41手目▲6九飛)

以下、△6六歩~▲同銀~△6五歩~▲5五銀左~△同銀~▲同銀に

△4七銀~▲同金をみて、下図50手目▲5八角と進行。。

 

 

 

50手目△5八角。

 

上図での持ち駒

 

▲佐藤名人: 角、銀2、歩

△広瀬竜王: なし

 

前に出た後手に対して

佐藤名人は銀交換を仕掛け反発しますが、しかし

広瀬竜王はさらにアクセルを踏み込み攻勢を強めます。。

 

飛車・金両取りがかかった上図から次に

佐藤名人は敢えて金を引き(51手目▲4八金)

後手に飛車・角交換を注文します。。

 

 

 

55手目▲5九銀。

 

上図での持ち駒

 

▲佐藤名人: 角2、銀、歩

△広瀬竜王: なし

 

広瀬竜王は注文通りに飛車と角を交換すると

手にした飛車をすかさず敵陣に打ち込み形を決めました。。

(54手目△2九飛)

 

この手に対し、佐藤名人は

手持ちの銀を受け駒に投入し、王手を防ぐと

次に、広瀬八段の△1九飛成をみて。。

 

 

 

57手目▲5六角。

 

上図での持ち駒

 

▲佐藤名人: 角、銀、歩

△広瀬竜王: 香

 

手持ちの角を5筋の好所に投入。。

四方を睨みながら、攻守に利かせました。。

 

が、しかし。。

 

 

 

58手目△8六歩。

 

上図での持ち駒

 

▲佐藤名人: 角、銀、歩

△広瀬竜王: 香

 

その手をは怖くありませんとばかりに

オリジナルの飛車が出番を待つ、8筋から突っかけ

さらに模様を動かしにかかります。。

 

 

 

71手目▲3五歩。

 

上図での持ち駒

 

▲佐藤名人: 角

△広瀬竜王: 香、歩3

 

佐藤名人は目障りな角を力づくで追い払ってから

上図で3筋の歩を突き合わせ、角道を開きに出ますが。。

 

 

 

72手目△5四香。

 

上図での持ち駒

 

▲佐藤名人: 角

△広瀬竜王: 歩3

 

広瀬竜王はここでズバッと切り返し。。

手持ちの香車で先手の銀・角を直撃で貫通し

気持ちよく先手を取りました。。

 

 

 

78手目△5五銀。

 

上図での持ち駒

 

▲佐藤名人: 角、歩

△広瀬竜王: 歩3

 

直後に銀・香交換が成立すると

佐藤名人はあらためて3筋を拠点としますが

広瀬竜王はすかさず天王山5筋の位に銀を投入。

名人の角の頭上に厳しく重石を押し付けました。。

 

竜王の抜け目のない、強大な指し回しを前に

なかなかリズムに乗れない佐藤名人は、上図から次に。。

 

 

 

79手目▲3三歩成。

 

上図での持ち駒

 

▲佐藤名人: 角、歩

△広瀬竜王: 歩3

 

それでも3筋の歩を突き出し

攻め合いの終盤戦に勝負を懸けます。。

 

 

 

97手目▲4五桂打。

 

上図での持ち駒

 

▲佐藤名人: 金、桂、歩

△広瀬竜王: 角、銀、桂、歩5

 

佐藤名人はそのまま3筋を制圧。。

さらに猛攻に次ぐ猛攻で後手玉に迫りますが。。

 

 

 

106手目△5八歩。

 

上図での持ち駒

 

▲佐藤名人: 金、桂、歩

△広瀬竜王: 角2、銀、桂2、歩4

 

正確無比な距離感と速度計算力を誇る

広瀬竜王は名人の攻めをスイスイとかわしながら

機をみて厳しく反撃に転じ、勝負を決めに行きます。。

 

 

「佐藤名人-広瀬竜王」の棋譜はこちら

 

 

【 投了図・116手目△6五桂 】

 

 

投了図での持ち駒

 

▲佐藤名人: 金、銀2、桂、香、歩

△広瀬竜王: 角2、金、銀、桂、歩5

 

広瀬竜王はそつなく先手玉を仕留め上げ

上図の局面で、佐藤名人は無念の投了を告げました。

 

名人相手に充実の勝利を飾った広瀬竜王はベスト8進出。

次戦で準決勝進出を懸け、郷田真隆九段と対戦します。。

 

 

 

□□□

 

王将戦/第2局終局直後の印象

 

決断の封じ手、思わぬ大差。。

 

 

王将戦/第2局・一日目の所感

 

振り飛車不満なし。。渡辺棋王の構想や

 

 

王将戦/第2局は大阪決戦

 

王将戦/第2局開幕前夜

 

 

 

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名人相手に問答無用の圧勝。。

 

棋王戦挑戦者は広瀬八段に決定!

 

 

 

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谷川浩司九段は「光速流」

では、実兄・俊昭氏のキャッチフレーズは。。

 

悪魔の一着、ここに極まれり

 

 

 

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