風雲急。。第77期A級順位戦/7回戦「豊島ニ冠-広瀬竜王を振り返ろう」 | 柔らかい手~個人的将棋ブログ
2019年01月12日

風雲急。。第77期A級順位戦/7回戦「豊島ニ冠-広瀬竜王を振り返ろう」

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名人戦棋譜速報(有料。要登録。)
第77期A級順位戦対戦表

 

 

 

今回は、昨日行なわれました

第77期A級順位戦/7回戦のうち、優勝争いの直接対決となった

「豊島将之ニ冠-広瀬章人竜王」の模様を振り返らせて頂きます。

 

 

 

2手目△8四歩。

 

上図での持ち駒

 

▲豊島ニ冠: なし

△広瀬竜王: なし

 

先手は豊島ニ冠。

その初手は飛車先を突く▲2六歩から。

対します、広瀬竜王も2手目に同じく飛車先を突く

△8四歩と返し、対局はスタート。

 

 

 

5手目▲2五歩。

 

上図での持ち駒

 

▲豊島ニ冠: なし

△広瀬竜王: なし

 

続く3手目に、豊島ニ冠が角道を開くと

広瀬竜王は追随せずに△3ニ金(4手目)と返し

先手に手番を渡しました。。

 

この手に対し、豊島ニ冠はすかさず飛車先を決めると

次に、広瀬竜王も同じく飛車先を決めたのをみて。。

(6手目△8五歩)

 

 

 

7手目▲7七角。

 

上図での持ち駒

 

▲豊島ニ冠: なし

△広瀬竜王: なし

 

豊島ニ冠はノータイムで

角を7七の地点に上げて、8筋を受けつつ

「角換わり」での勝負を指向しました。。

 

 

 

10手目△7七角成。

 

上図での持ち駒

 

▲豊島ニ冠: なし

△広瀬竜王: 角

 

竜王奪取の原動力ともなった

「角換わり」を主戦に据える広瀬竜王も、もちろん

異存はなく、そのまま定跡手順の進行で迎えた

上図の局面で、ズバリと角交換を敢行。。

 

大一番は、まず

手損のない「ノーマル角換わり」となりました。。

 

 

 

19手目▲4七銀。

 

上図での持ち駒

 

▲豊島ニ冠: 角

△広瀬竜王: 角

 

角交換成立後

豊島ニ冠は居玉のまま、銀を4筋の三段目に繰り上げ

「ノーマル角換わり」の常套手段「腰掛銀」を目指します。。

 

一方、同じく居玉のまま

飛車のコビンを開いた広瀬竜王は、上図から次に

歩を突いた7筋に銀ではなく、桂馬を跳躍させると。。

(20手目△7三桂)

 

 

 

26手目△6三銀。

 

上図での持ち駒

 

▲豊島ニ冠: 角

△広瀬竜王: 角

 

その後は先後同形模様の進行となり

先手と同じく「腰掛銀」を目指す駒組みとなりました。。

 

 

 

30手目△6ニ金。

 

上図での持ち駒

 

▲豊島ニ冠: 角

△広瀬竜王: 角

 

銀の形を決める前に、さらに同形模様の進行から

「▲6八玉+4八金+2九飛」型を完成した先手に続けて

上図で後手も「△4ニ玉+6ニ金+8一飛」型を完成。。

盤上に最先端の模様を描き出します。

 

 

 

37手目▲5六銀。

 

上図での持ち駒

 

▲豊島ニ冠: 角

△広瀬竜王: 角

 

自陣の駒を組み上げた両者は

端歩を巡る攻防の後、銀を中央5筋に繰り出し

戦型はおなじみの「角換わり相腰掛銀」に決定。。

 

次に、広瀬竜王に続いて(38手目△3一玉)

豊島ニ冠も玉の「入城」を目指しますが(39手目▲7九玉)。。

 

 

 

40手目△6五銀。

 

上図での持ち駒

 

▲豊島ニ冠: 角

△広瀬竜王: 角

 

広瀬竜王はこのタイミングで

戦場で銀をぶつけて、仕掛けを開始しました。。

 

 

 

42手目△4三角。

 

上図での持ち駒

 

▲豊島ニ冠: 角

△広瀬竜王: なし

 

豊島ニ冠は銀交換には応じず

銀を天王山・5筋に位に立てると(41手目▲5五銀)

広瀬竜王は1分の少考の後、手持ちの角を自陣に投入。

予定通りと言わんばかりに、あっさり形を決めました。。

 

この手をみて

豊島ニ冠も2分の少考の後。。

 

 

 

43手目▲3五歩。

 

上図での持ち駒

 

▲豊島ニ冠: 角

△広瀬竜王: なし

 

3筋の歩を突き合わせ

すかさず反撃を開始しました。。

 

広瀬竜王はすぐに△同歩(44手目)と応じて、以下

▲4五歩~△7六銀~▲同銀~△同角~▲4四歩~

△8六歩~▲同歩に△8七銀に▲2四歩をみて

下図54手目△2四同歩と激しく進行。。

 

 

 

54手目△2四同歩。

 

上図での持ち駒

 

▲豊島ニ冠: 角、銀、歩2

△広瀬竜王: 歩3

 

攻撃の銀との交換で

先手の守りの銀を剥がした広瀬竜王は一気に

飛車・角の大駒を連動させて攻勢を強めます。。

 

いきなりの風雲急で早くも終盤戦模様となる中

豊島ニ冠が飛車先2筋で歩を突き捨てた、上図の局面で

ようやく午前の対局は終了となり、昼食休憩に突入。。

 

【 昼食のオーダー 】

 

豊島ニ冠: サービスランチ(牛肉の照り焼き)

広瀬竜王: サービスランチ(珍豚美人)

 

 

 

55手目▲4三角。

 

上図での持ち駒

 

▲豊島ニ冠: 銀、歩2

△広瀬竜王: 歩3

 

午後の対局開始の一手で

豊島ニ冠は手持ちの角を拠点の4筋に打ち込み

攻勢強める後手の角に裏から合わせました。。

 

ここで広瀬竜王の手が止まり、長考へ。。

1時間10分の大長考の末、8筋の歩を弾き飛ばし

飛車を走らせると(56手目△8六飛)、豊島ニ冠も

1時間15分の大長考で、角交換を敢行しました。。

 

 

 

59手目▲7七銀。

 

上図での持ち駒

 

▲豊島ニ冠: 角、歩2

△広瀬竜王: 角、歩4

 

広瀬竜王が後手の角を飛車で払うと(58手目△7六同飛)

豊島ニ冠は18分の考慮で手持ちの銀を広瀬飛車の頭上に投入し

水際で懸命の防衛線を張り巡らせます。。

 

 

 

61手目▲8七金。

 

上図での持ち駒

 

▲豊島ニ冠: 角、銀、歩2

△広瀬竜王: 角、歩4

 

広瀬竜王が飛車を3筋にスライドさせたのをみて

豊島ニ冠は8筋に取り残された後手の銀を金で刈り取り

ようやく後手の攻撃陣を一掃したかに思われましたが。。

 

次の瞬間

 

 

 

62手目△6五角。

 

上図での持ち駒

 

▲豊島ニ冠: 角、銀、歩2

△広瀬竜王: 歩4

 

広瀬竜王は6五の地点に角を投入。

飛車・金両取りの掛かる強烈な切り返しが決まり

盤上の熱気は沸点に到達しました。。

 

逃げてるようでは勝機はないと、豊島二冠は

覚悟を決めて攻め合いに転じ(63手目▲4三歩成)

いよいよ最終盤戦の幕が開きます。。

 

 

 

65手目▲7六角。

 

上図での持ち駒

 

▲豊島二冠: 銀、歩2

△広瀬竜王: 歩5

 

が、その前に

広瀬竜王の△4三同金(64手目)をみて

豊島二冠が再び角を合わせた、上図の局面で

夜戦に備えて夕食休憩突入となりました。。

 

【 夕食のオーダー 】

 

豊島二冠: ヘレカツとんかつ、ご飯、みそ汁

広瀬竜王: 親子丼

 

 

 

66手目△7六同飛。

 

上図での持ち駒

 

▲豊島二冠: 銀、歩2

△広瀬竜王: 角、歩5

 

夕食休憩明けの一手で

広瀬竜王は先手の角を、角ではなく

3筋にスライドした飛車で払いました。。

 

豊島二冠は銀で飛車を捕獲し(67手目▲同銀)、以下

△2九角成~▲2三銀~△4一玉~▲3四歩に△5九飛~

▲7八玉~△8六歩~▲同金~△8八歩~▲同玉をみて

下図78手目△6八角と進行。。

 

 

 

78手目△6八角。

 

上図での持ち駒

 

▲豊島二冠: 飛、歩3

△広瀬竜王: 飛3

 

先に豊島二冠が敵陣に遅い掛かりますが

広瀬竜王は全く動じず、淡々と寄せの体勢に入り

問答無用で盤上を支配しました。。

 

【 投了図・90手目△9七香 】

 

 

投了図での持ち駒

 

▲豊島二冠: 銀、歩2

△広瀬竜王: 銀、歩4

 

豊島二冠は最後まで粘りますが

広瀬竜王は磐石の指し回しでつけ入る隙を与えず

上図の局面で豊島二冠は無念の投了を告げました。。

 

終局時刻は午後10時9分。

最先端の研究とともに終盤の腕力をみせつけた

充実の広瀬竜王が直接対決を見事に制しました。。

 

この結果

ここまで無敗だった豊島二冠についに土がつき

両者の順位戦成績は6勝1敗で並びました。。

 

同じく昨日、見事勝利を飾った

羽生九段とともに3名が首位に並び、後2戦を残して

名人挑戦権争いは混戦模様となりました。。

 

 

 

□□□

 

再出発は気持ちよく快勝。。

 

【速報版】A級/7回戦「羽生九段、電撃の勝利」

 

 

 

 

□□□

 

関西にて、CoCo壱の出前がスタート!

 

C級1組/9回戦「藤井七段完勝で開幕8連勝」

 

 

 

 

□□□

 

名人相手に問答無用の圧勝。。

 

棋王戦挑戦者は広瀬八段に決定!

 

 

 

 

□□□

 

王将戦で宿命の対決が実現。。

 

第68期王将戦「挑戦者は渡辺棋王に決定」

 

 

 

 

□□□

 

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谷川浩司九段は「光速流」

では、実兄・俊昭氏のキャッチフレーズは。。

 

悪魔の一着、ここに極まれり

 

 

 

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