第５９期王位戦７番勝負/第７局・二日目「菅井王位の封じ手△６六同歩から」
初防衛を目指す菅井竜也王位に
豊島将之棋聖が挑戦する、第５９期王位戦７番勝負。
ここまで６局を消化し、ともに譲らず３勝３敗のイーブン。
勝者がタイトルを手にする決着の大一番、最終戦/第７局が
昨日より、東京都・千代田区「都市センターホテル」にて開幕。。
ここまで全て先手が勝利をおさめて迎えた本局
振り駒の結果、幸先良く先手を得たのは豊島棋聖でした。。
８手目△４ニ飛。
上図での持ち駒
▲豊島棋聖： なし
△菅井王位： なし
豊島棋聖の初手は飛車先を突く▲２六歩。
早々と居飛車を明示した先手に対して、菅井王位は
２手目△3四歩と角道を開き、対局はスタート。。
豊島棋聖が飛車先を決めてから角道を開けると
菅井王位は上図で飛車に手をかけ、４筋へと振り
大一番で「四間飛車」を投入しました。。
６１手目▲７八金右。
上図での持ち駒
▲豊島棋聖： 角
△菅井王位： 角
戦型が今シリーズ開幕から７局連続で「対抗形」となると
両者はすぐに居玉を解除し、堅く「穴熊」を完成させます。。
手番を渡しながら先手の出方をみる菅井王位に対し
「銀冠穴熊」の堅陣を敷いた豊島棋聖が、二枚の金を
囲いに連結した、次の瞬間。。
６２手目△８四角。
上図での持ち駒
▲豊島棋聖： 角
△菅井王位： なし
菅井王位は先手陣５筋に孤立した銀をめがけて
すかさず８筋に手持ちの角を投入し、形を決めます。。
決断の一手を前に豊島棋聖は手を止め、長考へ。。
【 一日目終了図・６３手目▲６六歩 】
上図での持ち駒
▲豊島棋聖： 角
△菅井王位： なし
豊島棋聖が４７分の長考の末に
６筋の歩を突き出し、後手の角の利きを止めると
今度は菅井王位が長考に入り、そのまま次の手を封じて
一日目は終了となりました。。
盤上の緊張が高まる中
一夜が明け、迎えた本日決着の二日目。。
６４手目△６六同歩。
上図での持ち駒
▲豊島棋聖： 角
△菅井王位： 歩
菅井王位の「封じ手」は△６六同歩。
突き合わされた歩を、堂々と取り込み
運命の二日目がスタートしました。。
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王位戦/第７局・一日目の所感。。
決戦の舞台は首都・東京。
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若手棋士の登竜門
新人王戦の決勝三番勝負進出決定。。
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竜王戦開幕前に、さすがの連勝！
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初タイトルに王手！
舞台は古都・京都にて。。
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ハイレベルな番勝負はフルセット。。
王位戦/第６局・一日目の所感。。
大一番は「陣屋」にて
