第44期棋王戦・本戦/2回戦「菅井王位-藤井七段を振り返ろう」 | 柔らかい手~個人的将棋ブログ
2018年09月05日

第44期棋王戦・本戦/2回戦「菅井王位-藤井七段を振り返ろう」

テーマ:ブログ

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第44期挑戦者決定トーナメント表

 

 

大熱戦となった王座戦/第1局の余韻も心地良いですが

今回は月曜日(3日)に行なわれました、注目の好カード

「菅井竜也王位-藤井聡太七段」の模様を振り返ります。。

 

 

 

 

先手は菅井王位。

その初手でいきなり中央5筋の歩を突き

代名詞である振り飛車投入を示唆します。。

 

 

 

2手目△8四歩。

 

上図での持ち駒

 

▲菅井王位: なし

△藤井七段: なし

 

対します、生粋の居飛車党

藤井七段は2手目に飛車先を突く△8四歩と返し

こちらは居飛車を明示して、対局はスタート。。

 

 

 

11手目▲5八飛。

 

上図での持ち駒

 

▲菅井王位: なし

△藤井七段: なし

 

互いのポリシーをダイレクトに反映させる出だしから

5筋の位を確保した菅井王位は、上図で飛車を振り

得意の「中飛車」に構えました。。

 

 

 

20手目△6四銀。

 

上図での持ち駒

 

▲菅井王位: なし

△藤井七段: なし

 

菅井王位は飛車先に銀を繰り上げ位を確保すると

藤井七段も呼応するように銀を6筋の戦場へと繰り出し

先手の駒組みをけん制します。。

 

上図から、次に

菅井王位が玉を2筋へと寄せ(21手目▲2八玉)

定跡通りに玉の囲いを目指したのをみて。。

 

 

 

22手目△8六歩。

 

上図での持ち駒

 

▲菅井王位: なし

△藤井七段: なし

 

藤井七段は飛車先8筋の歩を突き合わせ

気合も十分、早々と仕掛けを開始しました。。

 

菅井王位は▲同歩(23手目)と応じて、以下

△7五歩~▲同歩~△同銀~▲3八銀に△7六歩~

▲6八角~△5四歩~▲7八金~△5五歩~▲4五銀~

△8八歩~▲同銀をみて、下図36手目△8六銀と進行。。

 

 

 

36手目△8六銀。

 

上図での持ち駒

 

▲菅井王位: 歩3

△藤井七段: 歩

 

藤井七段は軽快に歩を突き捨ててリズムを掴むと

5筋の位を取り返し、形が乱れた菅井陣営目掛けて

飛車先に銀を乗せ、一気呵成に圧力を強めます。。

 

攻勢強める後手に対して

自然な対応を重ねつつ、「美濃囲い」を完成させた

菅井王位は、手番を握った上図から次に。。

 

 

 

37手目▲7四歩。

 

上図での持ち駒

 

▲菅井王位: 歩2

△藤井七段: 歩

 

がら空きの7筋へ

抜け目なく、歩のクサビを打ち込みました。。

 

 

 

47手目▲5五歩。

 

上図での持ち駒

 

▲菅井王位: 歩

△藤井七段: 歩2

 

このクサビが威力を発揮し

後手の「棒銀」は6五の地点まで後退。。

それでも、藤井七段は攻めの糸口を探りますが

菅井王位は鉄壁の受けでつけ入る隙を与えません。。

 

 

 

58手目△5五歩。

 

上図での持ち駒

 

▲菅井王位: なし

△藤井七段: なし

 

その後も均衡を保ちながらの睨み合いは続き

大駒も絡み合い、盤上の緊張がピークに達すると。。

 

 

 

61手目▲5六同歩。

 

上図での持ち駒

 

▲菅井王位: 銀、歩

△藤井七段: 銀

 

両者は銀交換を成立させ

いざ、開戦のゴングが打ち鳴らされました。。

 

すると。。

 

 

 

62手目△5七銀。

 

上図での持ち駒

 

▲菅井王位: 銀、歩

△藤井七段: なし

 

手番の藤井七段はすかさず手にした銀を打ち込み

飛車・角両取りの大技から、再び攻勢を強めます。。

 

菅井王位はこの一手となる▲同角(63手目)と応じて

以下、△同角成~▲6三歩成~△8九歩成~▲5三「と」金に

△6八馬をみて、下図69手目▲4ニ「と」金と進行。。

 

 

 

69手目▲4ニ「と」金。

 

上図での持ち駒

 

▲菅井王位: 銀3、歩2

△藤井七段: 飛、角、桂

 

そのまま両者は我が道を突き進み

開戦からすぐに決戦模様に突入しました。。

 

すると。。

 

 

 

75手目▲6三角。

 

上図での持ち駒

 

▲菅井王位: 銀3、歩3

△藤井七段: 飛、角、桂、香、歩

 

ここまでは後手の手に乗る形だった菅井王位が

自陣にしっかり「美濃囲い」を残しつつ、遂に先攻。。

絶好の角打ちから、反撃の狼煙を上げました。。

 

 

 

89手目▲4六桂。

 

上図での持ち駒

 

▲菅井王位: 銀2、歩2

△藤井七段: 飛、歩

 

藤井七段も直後に飛車を敵陣に成りこみますが

菅井王位は冷静に、手持ちの銀を守備に投入すると

桂馬を4筋の好所に打ち込み、攻守に形を整えます。。

 

 

 

113手目▲5一角。

 

上図での持ち駒

 

▲菅井王位: 金、銀、歩

△藤井七段: 飛、桂、歩4

 

3度の角交換を含む攻防戦の末

先手の「美濃囲い」を思うように攻略できない

藤井七段を尻目に、菅井王位は的確に敵陣を崩し

鋭く厳しく、寄せの体勢に入りました。。

 

「菅井王位-藤井七段」の棋譜はこちら

 

 

【 投了図・133手目▲2ニ角 】

 

 

投了図での持ち駒

 

▲菅井王位: 金2

△藤井七段: 飛、角、桂3、歩5

 

菅井王位は玉の早逃げで(117手目▲1八玉)

万全を期すと、淡々とした寄せで後手玉を仕留め上げ

上図の局面をみて、藤井七段は無念の投了を告げました。。

 

タイトルホルダーの貫禄を存分に示した

菅井王位は堂々の3回戦進出を決めました。。

 

 

 

□□□

 

「陣屋」を舞台に大熱戦。。

 

王座戦/第1局「斎藤七段、熱く白星発進」

 

王座戦/第1局開幕前夜。。

 

 

 

 

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