名人の懐深く。。第76期名人戦7番勝負/第6局「終盤戦を振り返ろう」 | 柔らかい手~個人的将棋ブログ
2018年06月21日

名人の懐深く。。第76期名人戦7番勝負/第6局「終盤戦を振り返ろう」

テーマ:ブログ

名人戦棋譜速報(有料。要登録。)

 

 

 

73手目▲5八玉。

 

上図での持ち駒

 

▲佐藤名人: 歩2

△羽生竜王: 歩

 

昨日、決着をみました大一番

第76期名人戦7番勝負/第6局は、上図の局面で

夜戦に備えて30分間の夕食休憩に突入。。

 

名人戦/第6局・一日目の流れ

名人戦/第6局・二日目夕食休憩前まで

 

 

 

59手目▲4五歩。

 

上図での持ち駒

 

▲佐藤名人: 歩2

△羽生竜王: 歩

 

カド番でもう後のない羽生竜王が

2手目△6ニ銀から力戦指向しますが、しかし

佐藤名人は動じることなく自然な指し回しで対応。。

2枚の歩を手持ちに、じっくりと模様を張ります。。

 

先手の主導で持久戦模様の展開となり

何とか攻撃の糸口を見い出した羽生竜王が

飛車を8筋へと振り直した(58手目△8ニ飛)

次の瞬間、佐藤名人は遂に仕掛けを開始。。

 

桂馬の利きが重なる4筋の歩を突き合せると

羽生竜王が△同歩(60手目)と応じたのをみて。。

 

 

 

61手目▲8八角。

 

上図での持ち駒

 

▲佐藤名人: 歩2

△羽生竜王: 歩

 

佐藤名人はノータイムで

戦いが起こるまでは7九の地点に匿っていた角を

元居た8八の地点に戻し、鋭く攻撃態勢を整えました。。

 

この手をみて、羽生竜王は

「8八角のラインが受けづらく、ここははっきり

苦しくなったと思った」と、終局後にコメントを残します。。

 

 

 

62手目△8六歩。

 

上図での持ち駒

 

▲佐藤名人: 歩2

△羽生竜王: 歩

 

羽生竜王は52分の長考の後

飛車を合わせた8筋の歩を突き合わせ

初志貫徹で攻め合いを求めますが。。

 

 

 

67手目▲6五歩。

 

上図での持ち駒

 

▲佐藤名人: 歩4

△羽生竜王: 歩

 

羽生竜王が吊り上げた歩を捕獲し

飛車先に銀を乗せたところで(66手目△8五同銀)

佐藤名人は涼しげに、6筋の歩を突き角道を開くと。。

 

 

 

71手目▲8四歩。

 

上図での持ち駒

 

▲佐藤名人: 歩2

△羽生竜王: 歩

 

4筋に一本利かしを入れてから

羽生飛車の先へ、嫌らしく歩を垂らします。。

 

飛車を攻めだけでなく

戦いが起こった時の守備の切り札ともなっており

簡単にはこの歩を同飛で払えない羽生竜王が

左の桂馬の活用を目指すと(72手目△7三桂)。。

 

 

 

73手目▲5八玉。

 

上図での持ち駒

 

▲佐藤名人: 歩2

△羽生竜王: 歩

 

佐藤名人は玉を5筋に上げて安定させます。。

攻守ともに先手の手が伸び、形勢が傾き始めた

上図の局面で、夕食休憩に突入。。

 

【 夕食のメニュー 】

 

両者ともに「サンドウィッチ」

 

 

 

74手目△7七歩。

 

上図での持ち駒

 

▲佐藤名人: 歩2

△羽生竜王: なし

 

このままジリ貧では終われない

羽生竜王は夕食休憩明けの一手で、気合もろとも

敵陣7筋へ叩きを入れて、攻勢を強めます。。

 

 

 

78手目△8六銀。

 

上図での持ち駒

 

▲佐藤名人: 歩3

△羽生竜王: 歩

 

先手の角を呼びながら

羽生竜王は桂馬を跳ね、銀を前進させて

敵陣への圧力を足早に高めていきます。。

 

一方、ここまで素直に後手の手に乗った

佐藤名人は手番を握った上図から、次に。。

 

 

 

79手目▲2ニ歩。

 

上図での持ち駒

 

▲佐藤名人: 歩2

△羽生竜王: 歩

 

34分の考慮の後

敵陣2筋の狭い地点に歩を垂らし

後手玉を誘います。。

 

この手を見て、羽生竜王は終局後

「▲2二歩が非常にうまい手だった」と感心。。

 

 

 

 

84手目△2ニ玉。

 

上図での持ち駒

 

▲佐藤名人: 歩3

△羽生竜王: 歩2

 

先手の角に振り回され

攻めあぐねる羽生竜王は、上図の局面で

垂らされた歩を取り、玉の入城を完了。。

 

すると、次の瞬間。。

 

 

 

85手目▲2五歩。

 

上図での持ち駒

 

▲佐藤名人: 歩2

△羽生竜王: 歩2

 

緩急自在の佐藤名人は

後手が居を構えた飛車先2筋の歩を突き合わせ

抜群のタイミングで仕掛けを開始します。。

 

 

 

98手目△8七歩。

 

上図での持ち駒

 

▲佐藤名人: 歩3

△羽生竜王: 歩

 

 

名人のペースに引き込まれ、なかなかリズムの出ない

羽生竜王は激しく敵陣に絡みつき、ギリギリのところで

何とか形勢を保ちながら、来るべきチャンスを待ちます。。

 

 

 

113手目▲1三歩成。

 

上図での持ち駒

 

▲佐藤名人: 歩3

△羽生竜王: 歩

 

ジリジリと間合いを詰め合う両者。。

先に敵陣へと踏み込んだのは、佐藤名人でした。。

先手の銀取りに構うことなく、1筋の端をこじ開け

いよいよクライマックスへ。。

 

羽生竜王はすぐに△同銀(114手目)と応じて、以下

▲同香成~△同香~▲2三銀~△3一玉~▲3ニ銀成~

△同玉~▲2三歩成~△4三玉~▲3三「と」金~△同角に

下図125手目▲2一飛成と一直線に進行。。

 

 

 

125手目▲2一飛成。

 

上図での持ち駒

 

▲佐藤名人: 金、桂、歩2

△羽生竜王: 銀、香、歩3

 

そのまま寄せに入った佐藤名人は

淡々と駒を捌いてから飛車先突破に成功。。

一切の無駄なく、仕上げの準備を整えました。。

 

 

 

132手目△5七香。

 

上図での持ち駒

 

▲佐藤名人: 金、歩3

△羽生竜王: 歩3

 

苦しくなった羽生竜王は、最善の粘りから

手番を握った上図で名人の玉頭に香車を叩き込み

全身全霊を懸けた攻め合いに、命運を託しますが。。

 

名人戦/第6局の棋譜はこちら

 

 

【 投了図・145手目▲5ニ銀 】

 

 

投了図での持ち駒

 

▲佐藤名人: 金、桂、香、歩4

△羽生竜王: 金、銀、歩5

 

しかし、名人につけ入る隙なし。

佐藤名人が後手の猛攻を全て凌いでから

寄せに入った上図の局面をみて、羽生竜王は

万策尽き果て、無念の投了を告げました。

 

終局時刻は午後9時40分。

見事な完勝で番勝負3連勝を飾った佐藤名人は

対戦成績を4勝2敗として、名人位3連覇を達成しました。

 

 

 

 

 

□□□

 

名人戦/第6局・一日目の所感

 

均衡の最中。。

 

 

舞台は将棋のまち、天童にて。。

 

名人戦/第6局開幕前夜。。

 

 

□□□

 

いきなり藤井七段登場、そして衝撃。。

 

 AbemaTVトーナメント開幕

 

 

 

□□□

 

棋聖戦/第2局終局直後の印象

 

うっかりもさばさばと。。

 

棋聖戦/第2局開幕前夜

 

 

  

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