歴史の節目は大激戦。。第66期王座戦・本戦/1回戦「羽生竜王-深浦九段を振り返ろう」 | 柔らかい手~個人的将棋ブログ
2018年05月25日

歴史の節目は大激戦。。第66期王座戦・本戦/1回戦「羽生竜王-深浦九段を振り返ろう」

テーマ:ブログ

第65期王座戦中継サイト

第66期挑戦者決定トーナメント表

 

今回は昨日行なわれました

第66期王座戦挑戦者決定トーナメント/1回戦

注目の「羽生善治竜王-深浦康市九段」の模様を

振り返らせていただきます。。

 

 

 

 

先手は羽生竜王。

その初手は角道を開く▲7六歩から。。

 

 

 

2手目△3四歩。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生竜王: なし

△深浦九段: なし

 

対します、深浦九段も

2手目に同じく角道を開く△3四歩と返して

対局はスタートとなりました。。

 

続く3手目に

羽生竜王が▲2六歩と飛車先の歩を突くと。。

 

 

 

4手目△4四歩。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生竜王: なし

△深浦九段: なし

 

生粋の居飛車党・深浦九段は

開いたばかりの角道を止め、振り飛車投入を示唆。。

 

後手の趣向をみて

羽生竜王はすかさず飛車先を決めました。。

(5手目▲2五歩)

 

 

 

12手目△8五歩。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生竜王: なし

△深浦九段: なし

 

しかし、深浦九段は先手の飛車先を受けると

自らの飛車先を突き、居飛車を明示(10手目△8四歩)。

そのまま飛車先を決めて、先手にも▲7七角の受けを強要し

相居飛車の力戦模様へと進行して行きます。。

 

 

 

21手目▲3五歩。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生竜王: なし

△深浦九段: なし

 

先に仕掛けたのは、羽生竜王。

角道を通したまま銀を4筋の戦場に繰り出すと

後手の角頭3筋で歩を突き合わせました。。

 

深浦九段は同歩と応じずに

金を繰り上げ、受けに回り(22手目△3ニ金)、以下

▲3四歩~△同銀~▲3八飛~△4三銀~▲3五銀に

△6四銀をみて、下図29手目▲5八金右と進行。。

 

 

 

29手目▲5八金右。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生竜王: 歩

△深浦九段: 歩

 

3筋で歩の交換を成立させた

羽生竜王は銀を張り出し、その下に飛車を移動。。

大きな拠点を築いてから、自陣の駒組みに着手します。

 

すると、次の瞬間

 

 

 

30手目△7五歩。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生竜王: 歩

△深浦九段: 歩

 

深浦九段も先手の角頭で歩を合わせ

握った手番ですぐさま反撃に転じました。。

 

 

 

36手目△3四歩。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生竜王: 歩2

△深浦九段: 歩

 

7筋で歩を交換した深浦九段は

先手の角との追いかけっこには付き合わず

上図で強気に銀交換を呼び込みました。。

 

いかにも策士・深浦九段らしい

何か狙いの作戦がありそうですが、羽生竜王は

構うことなく▲同銀と応じ、相手の懐に飛び込みました。。

 

 

 

40手目△8六歩。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生竜王: 銀、歩3

△深浦九段: 銀、歩

 

羽生竜王が飛車を走らせ(39手目▲3四同飛)

銀交換が成立した直後に、深浦九段は反撃開始。。

自らの飛車先8筋で歩を突き合せると。。

 

 

 

48手目△7七同銀成。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生竜王: 銀、歩4

△深浦九段: 角、歩

 

深浦九段は先手の角を標的に銀を繰り出し

上図でその銀との交換で角を捕獲しました。

 

が、しかし。。

羽生竜王の▲同銀(49手目)をみて

深浦九段は右の桂馬を跳躍させ(50手目△7三桂)

さらなる攻勢の準備に取り掛かった、次の瞬間。。

 

 

 

51手目▲8三銀。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生竜王: 銀、歩4

△深浦九段: 角、歩

 

 

羽生竜王は先手の飛車先に、ガツンと

手持ちの銀を放り込み、鋭く反撃に転じます。。

 

 

 

61手目▲6四飛。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生竜王: 銀2、歩6

△深浦九段: 角、歩2

 

羽生竜王は6筋を制圧

居玉の後手を厳しく睨み、形勢を掴みます。。

 

先手の厳しいカウンターの前に

一気に土俵際まで押し込まれた深浦九段は

上図から次に、9筋の端は角を投入(92手目△9五角)

落ち着いて攻守に利かせて、来るべきチャンスを待ちます。

 

 

 

74手目△8八銀成。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生竜王: 銀2、桂2、歩8

△深浦九段: 歩

 

 

先手優勢で迎えた終盤戦。。

終盤の二枚腰と腕力は深浦将棋の真骨頂。。

いまだ居玉の自軍の将にかけられる「詰めろ」を

何とか消しつつ、深浦九段は魂の猛攻で迫ります。。

 

すると。。

 

 

 

94手目△7七飛成。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生竜王: 銀2、歩9

△深浦九段: 歩

 

深浦九段の攻め手は途切れることなく

圧倒的な迫力で羽生玉目掛けて襲い掛かり

その間に、先手優勢に傾いた形勢の針は

グイグイ後手へと引き戻されていきます。。

 

 

 

95手目▲4ニ銀。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生竜王: 銀、歩9

△深浦九段: 歩

 

一方、深浦九段の猛攻に押されて

完全に勝負どころを失った羽生竜王は、それでも

上図で遅ればせながら寄せに出ますが。。

 

 

「羽生竜王-深浦九段」の棋譜はこちら

 

 

【 投了図・114手目△7九金 】

 

 

投了図での持ち駒

 

▲羽生竜王: 飛、角、銀、歩8

△深浦九段: 飛、銀、歩

 

後手へと傾いた圧倒的な流れは変わらず。。

すぐさま攻守を入れ替え深浦九段が寄せに出た

上図の局面で羽生竜王は無念の投了を告げました。。

 

漲る闘志と勝利への執念が実り

羽生竜王から豪快な逆転勝利を見事に飾った

深浦九段は堂々の1回戦突破。。

 

2回戦で神童・藤井聡太六段と対戦します。

こちらも顔合わせも実に楽しみであります。

 

一方、痛恨の黒星を喫した羽生竜王は

19連覇を含め、26年連続出場中だった王座戦の出場記録が

残念ながら、ここでストップ。。歴史の大きな節目となりました。

 

 

 

□□□

 

実現なるか、東海将棋会館。。

 

神童の磁場に。。

 

 

 

□□□

 

名人戦/第4局終局直後の印象

 

らしい挑戦、らしく勝利

 

 

名人戦/第4局・一日目の所感

 

名人の流れの中で。。

 

 

□□□

 

王位戦では鬼神の強さ

 

「羽生竜王が挑戦者決定戦進出」

 

 

□□□

 

史上最速の快挙達成

 

藤井六段強し、七段昇段決定」

 

 

□□□

 

叡王戦/第3局は宮城県にて。。

 

「最終盤戦で千日手・指し直しに」

 


 

 

□□□

 

女流王位戦は波乱の幕開け。。

 

その頃、事件が札幌で。。

 

 

慶春onLINE

 

 

慶春さんをフォロー

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス