らしくない強引さ。。第66期王座戦・本戦/1回戦「佐藤名人-永瀬七段を振り返ろう」 | 柔らかい手~個人的将棋ブログ
2018年05月16日

らしくない強引さ。。第66期王座戦・本戦/1回戦「佐藤名人-永瀬七段を振り返ろう」

テーマ:ブログ

第65期王座戦中継サイト

第66期挑戦者決定トーナメント表

 

 

羽生善治竜王の挑戦を受けて立つ

第76期名人戦の第4局開幕を土曜日(19日)に控えた

注目の佐藤名人が昨日、公式戦に登場。。

 

第66期王座戦の挑戦者決定トーナメント/1回戦を

次世代のオンリーワン・永瀬拓矢七段と対戦しました。

 

 

 

 

本日、名人登場。。

 

 

振り駒の結果、先手は永瀬七段。

その初手は飛車先を突く▲2六歩から。。

 

 

 

2手目△8四歩。

 

上図での持ち駒

 

▲永瀬七段: なし

△佐藤名人: なし

 

対します、佐藤名人も

2手目に同じく飛車先を突く△8四歩と返して

対局はスタート。。

 

 

 

4手目△3ニ金。

 

上図での持ち駒

 

▲永瀬七段: なし

△佐藤名人: なし

 

続く3手目に、永瀬七段が角道を開くと

佐藤名人は追随せず、角道は閉じたままで

角の横に金を連結し、手番を先手に渡しました。。

 

この手をみて

永瀬七段も同じく角に金を連結(5手目▲7八金)。。

再び手番を名人に渡し、意向を尋ねます。。

 

次の6手目が後手の作戦の分かれ道

△3四歩と角道を開けば「横歩取り」への変化が

△8五歩と飛車先を決めれば「角換わり」への進行が

それぞれ有力となりますが。。

 

 

 

6手目△8五歩。

 

上図での持ち駒

 

▲永瀬七段: なし

△佐藤名人: なし

 

佐藤名人は△8五歩と飛車先の歩を伸ばし

「角換わり」での勝負を指向しました。。

 

 

 

9手目▲6八銀。

 

上図での持ち駒

 

▲永瀬七段: なし

△佐藤名人: なし

 

永瀬七段も「角換わり」に異存はなく

そのまま定跡手順の進行で迎えた、上図の局面で

銀を6筋に上げて後手からの角交換、あるいは

角交換拒否に備えると。。

 

 

 

10手目△7七角成。

 

上図での持ち駒

 

▲永瀬七段: なし

△佐藤名人: なし

 

佐藤名人はそのまま角交換を敢行。

手損のない「ノーマル角換わり」となりました。。

 

 

 

22手目△7三銀。

 

上図での持ち駒

 

▲永瀬七段: 角

△佐藤名人: 角

 

角交換成立後、銀を4筋に繰り上げ

常套手段の「腰掛銀」を目指す永瀬七段に対して

佐藤名人は銀を飛車コビンに上げて「棒銀」と「早繰り銀」を

含みとする、最先端の駒組みへと進行して行きます。。

 

上図から、次に

永瀬七段が6筋の歩を突いて(23手目▲6六歩)

後手の「早繰り銀」を警戒した。。。次の瞬間

 

 

 

24手目△7五歩。

 

上図での持ち駒

 

▲永瀬七段: 角

△佐藤名人: 角

 

佐藤名人はいきなり7筋の歩を突き合わせ

駒組みの完成を待つことなく、仕掛けを開始しました。

 

永瀬七段は堂々と▲同歩(25手目)と受けて立ち、以下

△6四銀~▲7四歩~△7ニ金~▲5六銀~△8四飛~

▲6七銀~△7四歩~▲4七金~△5五銀~▲5六歩に

下図36手目△7六歩と進行。。

 

 

 

36手目△7六歩。

 

上図での持ち駒

 

▲永瀬七段: 角、歩

△佐藤名人: 角

 

天王山・5筋の位に繰り出してきた

後手の銀を永瀬七段は咎めに行きますが、しかし

佐藤名人は構うことなく、事前に飛車を合わせた7筋で

先手の銀に歩を突き立て、強く攻め合いを指向します。。

 

 

 

38手目△7七歩成。

 

上図での持ち駒

 

▲永瀬七段: 角、銀、歩

△佐藤名人: 角、銀

 

そのまま両者は銀を取り合い

名人の主導でいざ、決戦の幕が開きました。。

 

すると。。

 

 

 

45手目▲3四歩。

 

上図での持ち駒

 

▲永瀬七段: 角、歩3

△佐藤名人: 角、銀

 

普段は攻守のバランスが抜群で

相手の主張に丁寧に耳を傾ける佐藤名人が見せた

強引な踏み込みは、反動と代償も大きく。。

 

歩切れで7筋を攻略できない名人に対し

機敏に飛車を押し返した永瀬七段は、3筋の歩を伸ばし

名人の玉のコビンを嫌らしく抑えて、形勢を支配します。。

 

いかに天下の名人といえども

生半可な手では攻略の糸口が見い出せそうにない

極めて苦しい局面で佐藤名人は、次に。。

 

 

 

46手目△2七銀。

 

上図での持ち駒

 

▲永瀬七段: 角、歩3

△佐藤名人: 角

 

先手の飛車の頭上に手持ちの銀を叩きつけ

タダ捨ての強襲で、ここも強引に局面を動かします。。

 

 

 

48手目△3八角。

 

上図での持ち駒

 

▲永瀬七段: 角、銀、歩3

△佐藤名人: なし

 

永瀬七段が素直に銀を取ると(47手目▲2七同飛)

佐藤名人は手持ちの角を投入し、手を作りに行きますが。。

 

しかし

 

 

 

51手目▲3七飛。

 

上図での持ち駒

 

▲永瀬七段: 銀、歩3

△佐藤名人: なし

 

優雅な佐藤名人らしからぬ

荒々しい勝負手も、本局では形勢には響かず。。

永瀬七段は淡々と飛車・角の大駒を存分に利かせて

3筋に強大な起点を作り、寄せに準備を整えました。。

 

【 投了図・69手目▲2四香 】

 

 

投了図での持ち駒

 

▲永瀬七段: 金、歩4

△佐藤名人: 角、金、銀、桂

 

最終盤戦で佐藤名人は

意地の猛攻を仕掛けますが、形作りに留まり

読み切りの永瀬七段が寄せに入った上図の局面で

無念の投了を告げました。。

 

見事な完勝を飾った永瀬七段は堂々の2回戦進出。

一方、見せ場なく敗れた佐藤名人は名人戦/第4局を前に

気勢は上がらず、辛い敗戦となりました。。

 

 

□□□

 

話題の加藤女王登場!

 

本日、第11期マイナビ女子OP/第3局

 

 

 

□□□

 

名人戦は第3局まで進行中。。

 

羽生竜王が2勝目、番勝負を再びリード

 

名人戦/第3局時系列のまとめ

 

 

 

 第2局は佐藤名人が先手番で初勝利

 

名人戦/第2局時系列のまとめ

 

 

□□□

 

叡王戦/第3局は宮城県にて。。

 

「最終盤戦で千日手・指し直しに」

 


 

 

□□□

 

女流王位戦は波乱の幕開け。。

 

その頃、事件が札幌で。。

 

 

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