第67期王将戦7番勝負/第1局「豊島八段、会心の圧勝発進」 | 柔らかい手~個人的将棋ブログ
2018年01月08日

第67期王将戦7番勝負/第1局「豊島八段、会心の圧勝発進」

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第67期王将戦 – 毎日新聞
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初防衛を目指す久保利明王将に

豊島将之八段が挑戦する、第67期王将戦7番勝負。

 

将棋界に新年の訪れを告げる伝統のタイトル戦が

昨日より、静岡県掛川市「掛川城 二の丸茶室」にて

いよいよ開幕の時を迎えました。

 

 

 

王将戦/第1局・柔らかいプレビュー

 

 

振り駒で決まる開幕戦の手番で

幸先良く先手を得た久保王将の初手は▲7六歩。

対します、豊島八段も2手目に同じく角道を開く

△3四と返し、対局はスタートとなりました。。

 

 

 

4手目△4ニ銀。

 

上図での持ち駒

 

▲久保王将: なし

△豊島八段: なし

 

続く3手目に、久保王将は角道を止め

代名詞である飛車投入を示唆すると、豊島八段も

飛車先を保留したまま、4手目△4ニ銀と返して

同じく振り飛車投入を示唆します。。

 

 

 

11手目▲5六銀。

 

上図での持ち駒

 

▲久保王将: なし

△豊島八段: なし

 

後手の趣向を警戒する久保王将は

飛車の振り先を明かさず、居飛車も視野に入れながら

6筋の位を確保し、銀を戦場へと繰り出しました。。

 

一方、淡々と振り飛車模様の駒組みを進める

豊島八段は、上図から次に。。

 

 

 

12手目△2ニ飛。

 

上図での持ち駒

 

▲久保王将: なし

△豊島八段: なし

 

1分の少考で飛車に手を掛け、2筋へと振り

先手よりも先に「向かい飛車」に構えました。。

 

この手をみて、久保王将も。。

 

 

 

13手目▲6八飛。

 

上図での持ち駒

 

▲久保王将: なし

△豊島八段: なし

 

9分の考慮で気息を整えてから

ついに飛車に手をかけ、「四間飛車」投入。。

開幕戦の戦型は「相振り飛車」となりました。。

 

 

 

24手目△5四銀。

 

上図での持ち駒

 

▲久保王将: なし

△豊島八段: なし

 

双方、飛車のポジションが決まると

豊島八段は一目散で玉の目指し「美濃囲い」を完成。

9筋の端歩を受けずに先手と同じく銀を5筋に繰り出し

「腰掛銀」に構えました。。

 

この手をみて

久保王将も居玉を解除し(25手目▲4九玉)

自陣の整備に取りかかりますが。。

 

 

 

28手目△4五銀。

 

上図での持ち駒

 

▲久保王将: なし

△豊島八段: なし

 

その最中、すでに駒組みは十分と

豊島八段は銀を強く前に出し、開戦を迫ります。。

 

久保王将は昼食休憩を挟んで42分の長考の末に

▲同銀(29手目)と応じて、銀交換を成立させると。。

 

 

 

31手目▲3三角成。

 

上図での持ち駒

 

▲久保王将: 角、銀

△豊島八段: 銀

 

間髪入れずに角交換も敢行。。

前に出た後手に対し、逆に仕掛けを開始します。

 

が、しかし。。

 

 

 

38手目△3五歩。

 

上図での持ち駒

 

▲久保王将: 銀

△豊島八段: 角

 

久保王将の再度の角打ちを(33手目▲6六角)

手厚く銀の打ち込みでおさめた(34手目△4四銀)

豊島八段は飛車先を決めてから3筋の歩を突き出し

満を持しての反撃を開始します。。

 

久保王将は▲同歩(39手目)と応じて、以下

△同銀~▲3六歩~△2六歩~▲同歩~△同銀に

▲2三歩~△同飛~下図47手目▲3ニ銀と進行。。

 

 

 

47手目▲3ニ銀。

 

上図での持ち駒

 

▲久保王将: なし

△豊島八段: 角、歩3

 

豊島八段は鋭く銀を飛車先2筋まで降下させ

弾みをつけつつ、さらなる攻勢を目指します。。

 

一方、久保王将は流れを変えるべく

豊島飛車に絡みつき、アヤをつけますが。。

 

 

 

48手目△3七銀成。

 

上図での持ち駒

 

▲久保王将: なし

△豊島八段: 角、銀、歩3

 

豊島八段は構うことなく銀を捕獲し、早くも

勝負を決めに行くかのように、強く踏み込みます。。

 

「強く前へ。。豊島八段が長考の封じ手」

 

 

【 一日目終了図・55手目▲2四成銀 】

 

 

上図での持ち駒

 

▲久保王将: 銀

△豊島八段: 角、金、銀、歩2

 

一日目は上図55手目まで進行。

飛車との交換で先手の守り駒を二枚剥がした

豊島八段が先手陣2筋を叩いてさらなる攻勢へ。。

 

敵の攻撃軍が直接迫る自玉とは対照的に

堅い「美濃囲い」に身を隠す豊島玉の攻略へは

すぐには速度の上がらな久保王将は、ジッと我慢。。

成銀を引いて桂馬に当てました。。

 

この局面で、豊島八段が長考に入り

1時間21分が経過したところで、終了時刻を迎えると

そのまま次の手を封じて、一日目終了となりました。

 

一夜が明けて

迎えた本日、決着の二日目。。

 

 

 

56手目△2九歩成。

 

上図での持ち駒

 

▲久保王将: 銀

△豊島八段: 角、金、銀、桂、歩2

 

注目の豊島八段の「封じ手」は△2九歩成。

桂馬を取り込む自然な一手から二日目はスタート。。

 

本命の「封じ手」を前に

久保王将は3分の少考で、この一手となります

桂馬を捕獲すると(57手目▲2五成銀)。。

 

 

 

58手目△3七歩成。

 

上図での持ち駒

 

▲久保王将: 銀、桂

△豊島八段: 角、金、銀、桂、歩

 

豊島八段はすかさず久保玉の頭上を叩き

キッパリと、真っ向からの寄せに入りました。。

 

 

 

59手目▲4八玉。

 

上図での持ち駒

 

▲久保王将: 銀、桂

△豊島八段: 角、金、銀、歩

 

宣戦布告を突きつけられた

久保王将はこの歩を取り込むことなく玉を4筋へ。。

局地戦を避け、広い自陣左側へと玉の脱出を狙います。。

 

 

 

60手目△3九「と」金。

 

上図での持ち駒

 

▲久保王将: 銀、桂

△豊島八段: 角、金、銀、桂、歩

 

この手をみて

優勢を自覚する豊島八段は焦ることなくじっくりと

「と」金を寄せ、久保玉の追い込みに掛かります。。

 

指し手が限定される久保王将は、次に

5筋の歩を突き逃げ道を確保しますが(61手目▲5六歩)

以下、△3八「と」金~▲5九玉~△7九銀に▲4三飛成をみて

△4九「と」金~▲6九玉~下図68手目△6八銀成と進行。。

 

 

 

68手目△6八銀成。

 

上図での持ち駒

 

▲久保王将: 金、銀、桂

△豊島八段: 飛、角、金、桂、歩

 

久保王将は金を捕獲し龍を作りますが

後手の厳しい圧力の前に響きは薄く、上図の局面で

豊島八段は敵陣の左辺で待ち伏せした銀をクルリと回転し

飛車取りの王手で、勝負を決めに出ました。。

 

 

 

72手目△5九金。

 

上図での持ち駒

 

▲久保王将: 金、銀、桂

△豊島八段: 角、桂、歩

 

それでも、大事な番勝負の開幕戦を

簡単には放り出せないと久保王将は執念で指し進み

上図の局面でようやく一息、昼食休憩に突入します。。

 

【 昼食のメニュー 】

 

久保王将: 地養鶏照り焼き重

豊島八段: ビーフカレー、アイスティー(氷抜き)

 

 

 

76手目△4八「と」金。

 

上図での持ち駒

 

▲久保王将: 金、銀、桂

△豊島八段: 角、金、桂、歩

 

しかし、午後の対局開始となっても

大きく開いた形勢の差は縮まることなく

淡々と、豊島八段の寄せが続きます。。

 

王将戦/第1局の棋譜中継はこちら

(毎日IDでのログインが必要となります)

 

 

【 投了図・88手目△8ニ玉 】

 

 

 

投了図での持ち駒

 

▲久保王将: 銀、桂、歩2

△豊島八段: 角、金、歩

 

上図の局面をみて

久保王将は万策尽き果て無念の投了。。

 

磐石の指し回しでつけ入る隙を一切与えず

豊島八段が完勝を飾り、初のタイトル奪取へ向けて

最高のスタートを切りました。

 

 

□□□

 

王将戦/第1局・一日目の所感と封じ手予想

 

急所の長考。。

 

 


□□□

 

羽生竜王、祝・国民栄誉賞受賞決定。

 

指し初め式。。公式戦取組が再開

 

 

 

 

□□□

  

羽生永世七冠、かく語りき

 

 

 

永世七冠達成の興奮はさめず。。

 

世紀の瞬間、その余韻

 

 

  

□□□

 

前人未到空前絶後の偉業達成!

 

羽生永世七冠、いまなお進化の途中で

 

 

竜王戦/第5局・一日目の所感。。

 

風は先手に。。

 

 

世紀の決戦、舞台は鹿児島。。

 

竜王戦/第5局開幕前夜

Behind the game

 

 

将棋の代名詞・羽生棋聖の現在地

 

過去の衝撃、未来への衝撃

 

 

【速報版】「羽生棋聖、圧勝」

羽生棋聖今期成績一覧

 

□□□

 

前哨戦の先に見据えるものは。。

 

点はすでに線上に。。

 

 

□□□

 

羽生棋聖、悲願の竜王奪取に王手!

竜王戦/第4局終局直後の感想

 

一方的な、この余韻。。


竜王戦/第4局・一日目の所感。。

 

デザインはシンクロするか。。

 

 

 

 

第4局の舞台は新潟

 

竜王戦/第4局開幕

 

 

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