将棋界の気になるつぶやき






2017年12月02日

抜群のリズムと切れ味。。第43期棋王戦・本戦/決勝「三浦九段-永瀬七段を振り返ろう」

テーマ:ブログ

第42期棋王戦中継サイト
第43期挑戦者決定トーナメント表

 

 

 

今回は、昨日行なわれました

第43期棋王戦挑戦者決定トーナメントの本戦/決勝

注目の「三浦弘行九段-永瀬拓矢七段」の模様を

振り返らせていただきます。。

 

 

 

2手目△8四歩。

 

上図での持ち駒

 

▲三浦九段: なし

△永瀬七段: なし

 

先手は三浦九段。

その初手は角道を開く▲7六歩から。

対します、永瀬七段は2手目に飛車先を突く

△8四歩と返して、対局はスタート。。

 

早々と居飛車を明示し

戦型の選択権を先手に委ねた後手に対して

三浦九段の作戦が明らかとなる、次の3手目は。。

 

 

 

3手目▲2六歩。

 

上図での持ち駒

 

▲三浦九段: なし

△永瀬七段: なし

 

三浦九段は3手目▲2六歩として

「角換わり」での勝負をまずは指向します。。

 

 

 

7手目▲6八銀。

 

上図での持ち駒

 

▲三浦九段: なし

△永瀬七段: なし

 

永瀬七段もこの出だしは想定内と定跡手順で進行。

三浦九段は上図で銀を6筋に上げ、後手からの角交換

あるいは角交換拒否に備えます。。

 

が、しかし。。

 

 

 

8手目△3ニ金。

 

上図での持ち駒

 

▲三浦九段: なし

△永瀬七段: なし

 

永瀬七段は気勢を削ぐように

角交換か、角交換拒否かをすぐには明かさず

△3ニ金とし、溜めと間合いを作ります。。

 

永瀬七段の今期ここまでの成績は

33戦27勝6敗(.818)。順位戦はC級1組で5勝1敗。

 

独特の将棋観と勝負論で他の若手とは一線を画す

次世代のオンリーワン・永瀬七段は、一度勝ち出すと

もはや手がつけられず、長期間に渡り連勝が続くのが

大きな特徴ですが、本局は9連勝中に迎えた大一番。。

 

全く気負いを感じさせずに序盤から抜け目なく

僅かな違いで自分のリズムを盤上に反映させます。。

 

 

 

11手目▲7八金。

 

上図での持ち駒

 

▲三浦九段: なし

△永瀬七段: なし

 

一方、事前に▲7七角に一手を費やし

自ら角交換を敢行してはみすみす手損となってしまう

三浦九段も後手に歩調を合わせて、自陣の駒組みを進行。

上図で金を7筋に上げたところで。。

 

 

 

12手目△7七角成。

 

上図での持ち駒

 

▲三浦九段: なし

△永瀬七段: 角

 

永瀬七段は角交換を敢行。

手損のない「ノーマル角換わり」となりました。

 

 

 

24手目△8四銀。

 

上図での持ち駒

 

▲三浦九段: 角

△永瀬七段: 角

 

角交換成立後

両者は前例を踏襲しながら駒組みを進行させ

三浦九段は銀を5筋に繰り出し「腰掛銀」に構えます。

 

対します、永瀬七段は銀を飛車先に乗せ

より攻撃的な「棒銀」を採用しました。

 

互いの作戦が明らかとなった、上図から次に

三浦九段が玉の頭上に気を乗せ(25手目▲5八金)

さらに自陣の整備に取り掛かると。。

 

 

 

26手目△7五歩。

 

上図での持ち駒

 

▲三浦九段: 角

△永瀬七段: 角

 

永瀬七段は7筋の歩を突き合わせ

このタイミングで先に仕掛けを開始しました。。

 

この手に対し、三浦九段は同歩と応じず

「腰掛銀」を自陣に引き下げ(27手目▲6七銀)

後手の攻勢に対し、重心低く構えると。。

 

 

 

35手目▲4八飛。

 

上図での持ち駒

 

▲三浦九段: 角

△永瀬七段: 角

 

永瀬七段も自陣の整備に取り掛かり

7筋の歩が突き合わされたまま駒組みが進行。

三浦九段は位を取った4筋へ飛車をあわせました。

 

三浦九段の今期ここまでの成績は

22戦13勝9敗(.591)。順位戦はA級で2勝4敗。

 

将棋への真摯な姿勢と圧倒的な研究量で

「棋界の武蔵」の異名をとる三浦九段は今期開幕から

積極的な指し回しで白星量産、充実のシーズンを過ごします。

 

11月に入ってから黒星が目立ち始めましたが

「将棋ソフト冤罪事件」で被害者と加害者の関係にある

因縁の相手・渡辺棋王との怒りの番勝負実現に向けて

棋王戦挑戦権獲得へ気合がほとばしりますが。。

 

 

次の瞬間

 

 

 

36手目△9五歩。

 

上図での持ち駒

 

▲三浦九段: 角

△永瀬七段: 角

 

胸中を見透かしたように

ギリギリまで間合いを計った永瀬七段が

9筋の端歩を突き合わせ、追撃を開始します。。

 

三浦九段はここは▲同歩(37手目)と応じて、以下

△同銀~▲同香~△同香に▲9七歩~△9八歩~

▲8八銀打~△7六歩~▲同銀右をみて、下図46手目

△9一香と瑞々しく、流れるように進行。。

 

 

 

46手目△9一香。

 

上図での持ち駒

 

▲三浦九段: 角、歩

△永瀬七段: 角、歩

 

永瀬七段は狙い通りに

「棒銀」を捌いて9筋を制圧しました。。

 

 

 

58手目△9九歩成。

 

上図での持ち駒

 

▲三浦九段: 角、歩

△永瀬七段: 角、歩2

 

三浦九段もすぐに反撃開始。。

後手の飛車のコビンを標的として手番を握ると

飛車を走らせ、貴重な一歩を補充しました。。

(57手目▲4四同飛)

 

ここで手番の回った

永瀬七段は先手の飛車先を受けることなく、見切り良く

事前に垂らした9筋の歩を成り捨て、端攻めを開始します。。

 

 

 

78手目△8四桂。

 

上図での持ち駒

 

▲三浦九段: 角

△永瀬七段: 歩3

 

発車した香車の二段のロケットのうち一枚を

捌かず成り込んで9筋に残した永瀬七段はその下に

丸い頭を守りつつ角を打ち込むと、手にした桂馬を

飛車先に投入し攻撃態勢を整えました。。

 

この手に対し、三浦九段は

天王山・5筋の位に角を打ち込みますが。。

 

 

 

80手目△7七桂不成。

 

上図での持ち駒

 

▲三浦九段: なし

△永瀬七段: 銀、歩3

 

永瀬七段は香取りに構わず桂馬を飛び込ませ

自らが刻むリズムに身を任せながら、小気味良く

最終盤戦突入を盤上に告げました。。

 

 

 

94手目△5八角成。

 

上図での持ち駒

 

▲三浦九段: 銀、歩2

△永瀬七段: 金、銀、歩2

 

三浦九段も飛車切りの強襲から

攻め合いを求めますが、形勢リードを自覚する

永瀬七段は手にした飛車を敵陣に打ち込むと

上図で金との交換で角切りの王手を敢行。。

 

一直線に勝負を決めに出ました。。

 

【 投了図・106手目△5八金 】

 

 

投了図での持ち駒

 

▲三浦九段: 飛、角、銀、歩2

△永瀬七段: 金、香、歩2

 

永瀬七段の鋭い寄せの前に

三浦九段は為す術なく、上図の局面をみて

無念の投了を告げました。。

 

この結果

見事、本戦優勝を飾った永瀬七段は1勝のアドバンテージを獲得し

決勝二番勝負進出が決定。一方、敗れた三浦九段は敗者復活戦に回り

黒沢怜生五段と対戦。あらためて決勝二番勝負進出を目指します。

 

「永瀬七段が優勝、三浦九段は敗者復活へ」

 


□□□

 

将棋の代名詞・羽生棋聖の現在地

 

過去の衝撃、未来への衝撃

 

 

 

 

【速報版】「羽生棋聖、圧勝」

羽生棋聖今期成績一覧

 

 

□□□

 

A級の先に見据えるものは。。

 

点はすでに線上に。。

 

 

 

□□□

 

新年恒例・王将戦は1月7日開幕。。

 

秀英はより攻撃的に

 

 

 

 

□□□

 

羽生棋聖、悲願の竜王奪取に王手!

竜王戦/第4局終局直後の感想

 

一方的な、この余韻。。


竜王戦/第4局・一日目の所感。。

 

デザインはシンクロするか。。

 

 

 

 

決戦の舞台は新潟

 

本日、竜王戦/第4局開幕

 

 

□□□

 

天才の証明。。「山崎八段、比類なき初優勝」

 

 

 

 

将棋日本シリーズ/決勝「豊島八段-山崎八段」

 

□□□

 

独走か、それとも。。

 

名人挑戦権争いは後半戦へ。。

 

 

 

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