将棋界の気になるつぶやき






2017年11月30日

第76期A級順位戦/7回戦「羽生棋聖-渡辺竜王の終盤戦を振り返ろう」

テーマ:ブログ

名人戦棋譜速報(有料。要登録。)
第76期A組順位戦対戦表

 

 

 

64手目△6四同玉。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生棋聖: 銀2、桂

△渡辺竜王: 角、桂3、歩2

 

昨日、東京・将棋会館にて行われました

第76期A級順位戦/7回戦の大注目カード

「羽生善治棋聖-渡辺明竜王」は、上図の局面で

夜戦に備えて夕食休憩に突入。。

 

 

 

10手目△7七角成。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生棋聖: なし

△渡辺竜王: 角

 

先手・羽生棋聖の初手▲7六歩から

△8四歩~▲2六歩~の出だしとなり、戦型は

いざ、「角換わり」を目指す進行に。。

 

定跡手順の進行で迎えた上図の局面で

代えて△4四歩と角道を止めて角交換を拒否する

指し方も最近は多く見られますが、本局の渡辺竜王は

そのまま手損のない角交換を敢行しました。。

 

 

 

25手目▲5六銀。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生棋聖: 角

△渡辺竜王: 角

 

角交換成立後

両者は前例を踏襲しながら駒組みを進め

上図で羽生棋聖は銀を中央5筋の戦場に繰り出し

「腰掛銀」に形を決めました。。

 

 

 

34手目△5四銀。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生棋聖: 角

△渡辺竜王: 角

 

一方、渡辺竜王はすぐには追随せず。。

両サイドの端歩を丁寧に突き合い、間合いを計ってから

羽生棋聖が6筋の歩を突いたのをみて(33手目▲6六歩)

同じく銀を繰り出し、戦型は「角換わり相腰掛銀」に決定。。

 

上図から次に

羽生棋聖が右の桂馬を跳躍させると。。

(35手目▲3七桂)

 

 

 

36手目△8一飛。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生棋聖: 角

△渡辺竜王: 角

 

渡辺竜王は飛車を自陣最下段へと引き下げ

最新流行形の「△4ニ玉+6ニ金+8一飛」型に

駒を組み上げました。。

 

 

 

38手目△6五歩。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生棋聖: 角

△渡辺竜王: 角

 

次に、羽生棋聖が金を上げて(37手目▲4七金)

自陣の上部を厚くしたところで、この形の定跡手である

6筋の歩を突き合わせ、仕掛けを開始します。。

 

しかし。。

 

 

 

43手目▲4五銀。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生棋聖: 角、歩

△渡辺竜王: 角

 

羽生棋聖は▲同歩(39手目)と応じると

右銀が戦場を駆け上がり、銀交換を要求。。

積極果敢に反撃に転じました。。

 

渡辺竜王が銀交換には応じずに

自陣に銀を引き下げると(44手目△6三銀)、以下

▲3五歩~△同歩に下図47手目▲2五桂と進行。。

 

 

 

47手目▲2五桂。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生棋聖: 角、歩

△渡辺竜王: 角、歩

 

羽生棋聖は3筋の歩を突き捨ててから

飛車先2筋へ桂馬を跳躍、前への圧力を強めます。。

 

この形が羽生棋聖の事前研究であり構想。

37手目▲4七金が2六歩型を生かす趣向の一着で

渡辺竜王は「▲2五桂の痛さに気づいていなかった」

と、終局後の感想戦でコメント。。

 

 

 

51手目▲3三桂成。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生棋聖: 桂、歩

△渡辺竜王: 角、歩

 

羽生棋聖は天王山5筋の位に角を打ちこんでから

まずは上図で桂交換を成立させたのに続いて。。

 

 

 

53手目▲3三同角成。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生棋聖: 桂、歩

△渡辺竜王: 角、歩

 

銀との交換で王手で角を切りも敢行。。

現在絶賛開催中の竜王戦でみせる勢いそのままに

本局も激しく強い踏み込みで攻防の主導権を掴みます。。

 

 

 

59手目▲6三桂成。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生棋聖: 銀2、歩

△渡辺竜王: 角、桂、歩

 

畳み掛ける羽生棋聖は

角の替わりに5筋の位に据えた桂馬を発射。。

王手で二枚目の銀を捕獲すると。。

 

 

 

64手目△6四同玉。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生棋聖: 銀2、桂

△渡辺竜王: 角、桂3、歩2

 

オリジナルの左の桂馬も桂交換で捌き

渡辺玉を上部に引き吊り出した上図の局面で

溢れる闘志にまずは一息、夕食休憩に突入。。

 

【 夕食のオーダー 】

 

羽生棋聖: なべ焼きうどん

渡辺竜王: 中華そば

 

 

 

65手目▲6五銀。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生棋聖: 銀2、桂、歩

△渡辺竜王: 角、桂3、歩2

 

夕食休憩明けの一手で

羽生棋聖は6筋の歩を取り込み王手。。

貴重な一歩と引き換えに銀をタダ捨てし、さらに

渡辺玉を引きずり出すと(66手目△同玉)。。

 

 

 

67手目▲5八銀。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生棋聖: 銀、桂、歩

△渡辺竜王: 角、銀、桂3、歩2

 

フワリと自陣に手を戻して銀を投入。。

打ち込んだものの出番の全く訪れない後手の角を

このタイミングで一発で詰ませました。。

 

この手を読んでいなかったという渡辺竜王は

角を諦め、飛車先8筋から反撃に転じますが。。

(68手目△8六歩)

 

 

 

69手目▲4九銀。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生棋聖: 角、銀、桂、歩

△渡辺竜王: 角、銀、桂3、歩2

 

羽生棋聖は構うことなく角を取り込み

堂々と後手の攻めを呼び込みました。。

 

 

 

70手目△6七桂。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生棋聖: 角、銀、桂、歩

△渡辺竜王: 角、銀、桂2、歩2

 

ならば、と渡辺竜王は8分の考慮で

自玉をさらしたまま桂馬の王手で攻勢に出ます。。

 

が、しかし

羽生棋聖は動じることなく▲同金(71手目)で払い、以下

△8七歩成に▲5六銀~△6四玉~▲5五角~△6三玉~

▲6四銀~△5ニ玉~下図79手目△6三歩と強く、進行。。

 

 

 

79手目▲6三歩。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生棋聖: 桂2

△渡辺竜王: 角、銀、桂2、歩3

 

羽生棋聖は戦力をフル活用して

つり出した渡辺玉に雨あられとパンチを連打。。

後手陣まで押し返し、そのまま勝負を決めに行きます。。

 

「羽生棋聖-渡辺竜王」の棋譜はこちら

 

 

【 投了図・89手目▲4五桂 】

 

 

投了図での持ち駒

 

▲羽生棋聖: 金、桂、歩

△渡辺竜王: 銀、桂、歩3

 

最後の反撃は形作りに止まり

上図の局面をみて渡辺竜王、無念の投了。。

注目の一戦はともに持ち時間を1時間以上残し

大差の末にあっけない幕切れとなりました。。

 

終局時刻は午後9時32分。

この結果、羽生棋聖の順位戦成績は5勝2敗に

一方、敗れた渡辺竜王は3勝4敗と黒星が先行。。

 

来週の月曜日(12月4日)に開幕を控える

タイトル奪取に王手を懸けて迎える世紀の大一番

第30期竜王戦/第5局を前に、羽生棋聖が力強く

その勢いをさらに加速します。。

 

 

 

【速報版】「羽生棋聖、圧勝」

羽生棋聖今期成績一覧

 

 

□□□

 

A級の先に見据えるものは。。

 

点はすでに線上に。。

 

 

 

 

□□□

 

新年恒例・王将戦は1月7日開幕。。

 

秀英はより攻撃的に

 

 

 

 

 

□□□

 

羽生棋聖、悲願の竜王奪取に王手!

竜王戦/第4局終局直後の感想

 

一方的な、この余韻。。


竜王戦/第4局・一日目の所感。。

 

デザインはシンクロするか。。

 

 

 

 

決戦の舞台は新潟

 

本日、竜王戦/第4局開幕

 

 

□□□

 

天才の証明。。「山崎八段、比類なき初優勝」

 

 

 

 

将棋日本シリーズ/決勝「豊島八段-山崎八段」

 

 

□□□

 

棋王戦挑戦権争いも大詰め。。

 

「本戦決勝は三浦九段-永瀬六段に決定」

 

□□□

 

独走か、それとも。。

 

名人挑戦権争いは後半戦へ。。

 

 

 

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