第3期叡王戦・九段戦/決勝「羽生棋聖-深浦九段を振り返ろう」 | 柔らかい手~個人的将棋ブログ
2017年11月01日

第3期叡王戦・九段戦/決勝「羽生棋聖-深浦九段を振り返ろう」

テーマ:ブログ

第3期叡王戦公式サイト
段位別予選トーナメント表

 

 

 

今日から11月がスタート。

今年も後2ヶ月、本当に早いものです。。

 

さて、今回は昨日行なわれました

大注目の第3期叡王戦・九段戦/決勝

「羽生善治棋聖-深浦康市九段」の模様を

振り返らせていただきます。。

 

 

 

2手目△3四歩。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生棋聖: なし

△深浦九段: なし

 

先手は羽生棋聖。

その初手は角道を開く▲7六歩から。

対します、深浦九段も2手目に同じく角道を開く

△3四歩と返し、対局はスタート。。

 

 

 

4手目△4四歩。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生棋聖: なし

△深浦九段: なし

 

続く3手目に

羽生棋聖は飛車先を突き、居飛車を明示すると

深浦九段は角道を止めて、振り飛車投入を示唆。。

 

 

 

14手目△8四歩。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生棋聖: なし

△深浦九段: なし

 

しかし、深浦九段と言えば生粋の居飛車党。

自陣左辺を固めてから、上図で飛車先を突き

居飛車を明示しました。。

 

 

 

20手目△6三銀。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生棋聖: なし

△深浦九段: なし

 

深浦九段は5筋の歩をはさみ

二枚の銀を自陣三段目に並べて構える

現在流行中で自身も意欲的に採用している

「雁木」に駒を組みます。。

 

 

 

27手目▲4六角。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生棋聖: なし

△深浦九段: なし

 

双方、自陣の駒組みが続く中

深浦九段は右の銀を5筋の戦場に繰り出し

「腰掛銀」に構えます(24手目△5四銀右)。。

 

この手に対し

羽生棋聖は右の桂馬を跳ねてから(25手目▲3七桂)

角を4筋の戦場へと迫り出し、後手の駒組みをけん制。。

 

 

 

28手目△6三銀。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生棋聖: なし

△深浦九段: なし

 

すると、深浦九段は

「腰掛銀」を自陣に引っ込め、再び「雁木」に戻し

序盤の細かな駆け引きが繰りひろげられます。。

 

 

 

38手目△1四歩。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生棋聖: なし

△深浦九段: なし

 

羽生棋聖は「矢倉囲い」を完成。

いつでも玉を「入城」できる手はずを整えてから

両サイドの端歩を突き合い、間合いを計ると。。

 

 

 

39手目▲5五歩。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生棋聖: なし

△深浦九段: なし

 

中央5筋の歩を突き出し

羽生棋聖から仕掛けを開始しました。。

 

 

 

50手目△6五歩。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生棋聖: 歩3

△深浦九段: なし

 

しかし、△同歩~▲同角(41手目)の後

深浦九段は歩の突き捨てを連発し、すぐに反発。。

先手の角を押し返し、さらに攻勢を強めます。。

 

上図から次に

羽生棋聖の▲同歩(51手目)をみて

深浦九段は9筋の端歩を突き合せますが。。

 

 

 

53手目▲2四歩。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生棋聖: 歩4

△深浦九段: なし

 

羽生棋聖は端歩を手抜いて反撃開始。

飛車先2筋の歩を突き合わせました。。

 

深浦九段は△同歩(54手目)と応じて、以下

▲5五歩~△4三銀~▲4五桂~△4ニ角~▲8四角に

△6ニ金に下図61手目▲9五歩と進行。。

 

 

 

61手目▲9五歩。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生棋聖: 歩5

△深浦九段: 歩

 

羽生棋聖は大胆に深浦飛車の頭上へ角を迫り出すと

9筋の端歩をこのタイミングで取り込み、好調さそのままに

グイグイと模様をリードしていきます。。が、しかし

 

 

 

66手目△8五桂。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生棋聖: 歩4

△深浦九段: 歩2

 

押され気味の深浦九段が局面を打開すべく

先手の角の裏側に桂馬を跳ねた上図が本局の

アヤとなりましたでしょうか。。

 

次に先手は▲6ニ角成と飛び込み

金を捕獲し角を切る手が有力視されましたが。。

 

 

 

67手目▲6六角。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生棋聖: 歩4

△深浦九段: 歩2

 

羽生棋聖は角を引き

敢えて後手に銀を取らせる▲6六角を選択。。

 

以下、△7七桂成~▲同桂に

▲4五銀~△9三歩成~▲8七桂~△6八玉に

下図74手目△8六飛と進行。。

 

 

 

74手目△8六飛。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生棋聖: 桂、歩4

△深浦九段: 銀、歩2

 

深浦九段は4筋の桂馬を確実に捕獲してから

飛車先8筋が捌けた形となり、均衡を保ちます。。

 

 

 

84手目△3七銀。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生棋聖: 桂、歩2

△深浦九段: 歩3

 

羽生棋聖は桂馬を取り返し

深浦飛車を水際で押し返しますが、しかし

息を吹き返した深浦九段は自慢の豪腕が唸りを上げ

先手陣へと襲い掛かります。。

 

 

 

98手目△5六歩。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生棋聖: 金、銀、歩4

△深浦九段: 飛

 

羽生棋聖の一歩も引かずに撃ち合いに出ますが

深浦九段は小駒を利かせて嫌らしく先手陣に攻め込むと。。

 

 

 

104手目△4三玉。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生棋聖: 銀、歩5

△深浦九段: 飛

 

先手が反撃に転じた

寸でのところで玉の早逃げに成功。。

したたかに、形勢を引き寄せます。。

 

「羽生棋聖-深浦九段」の棋譜はこちら

 

 

【 投了図・120手目△2ニ玉 】

 

 

投了図での持ち駒

 

▲羽生棋聖: 銀、歩5

△深浦九段: 金、歩

 

深浦九段が玉の安全を確保した

上図の局面で羽生棋聖、無念の投了。。

 

持ち味を存分に発揮し

長年渡り追い求める羽生棋聖から勝利を飾った

深浦九段が見事、本戦出場を決めました。。

 

 

□□□

 

洗練さと泥臭さが共存する

深浦将棋を存分に堪能。。

 

「深浦九段、本戦進出決定」

 

 

 

□□□

 

竜王戦/第2局・一日目の所感

 

狙いの対局。。羽生棋聖の切り返しは

 

竜王戦/第2局の舞台は岩手。。

 

本日、第30期竜王戦/第2局開幕

  

 

羽生棋聖今期成績一覧 

 

□□□

 

竜王戦/第1局は羽生棋聖が先勝

 

宿命の対決は大差から

 

竜王戦/第1局・一日目の所感。。

 

セルリアンな掛け合い

 

いざ、「冬の本場所」竜王戦へ

 

頂上決戦、ついに開幕。。

 

 

 

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