将棋界の気になるつぶやき






2017年10月12日

気勢は上がらず。。第76期A級順位戦/5回戦「渡辺竜王-広瀬八段を振り返ろう」

テーマ:ブログ

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第76期A級順位戦対戦表

 

 

 

 

中村新王座誕生の余韻漂う将棋界。

今回は同じく昨日行なわれました第76期A級順位戦注目の

5回戦「渡辺明竜王-広瀬章人八段」の模様を振り返ります。

 

 

 

2手目△8四歩。

 

上図での持ち駒

 

▲渡辺竜王: なし

△広瀬八段: なし

 

先手は渡辺竜王。

その初手は飛車先を突く▲2六歩から。。

対します、広瀬八段も2手目△8四歩と同じく

飛車先を突いて、対局はスタート。。

 

 

 

5手目▲7八金。

 

上図での持ち駒

 

▲渡辺竜王: なし

△広瀬八段: なし

 

続く3手目に、渡辺竜王が▲7六歩と角道を開くと

広瀬八段は追随せずに角道は閉じたまま金を角に連結。。

この手をみて、渡辺竜王も同じく角に金を連結すると。。

 

 

 

6手目△8五歩。

 

上図での持ち駒

 

▲渡辺竜王: なし

△広瀬八段: なし

 

広瀬八段はすかさず飛車先を決め

先手の▲7七角(7手目)の受けを強要。。

後手が誘導する形で「角換わり」を目指す

序盤の出だしとなりました。。

 

 

 

9手目▲6八銀。

 

上図での持ち駒

 

▲渡辺竜王: なし

△広瀬八段: なし

 

そのまま定跡手順の進行となり

迎えた上図から次に、広瀬八段が角を交換すれば

手損のない「ノーマル角換わり」となりますが。。

 

 

 

10手目△4四歩。

 

上図での持ち駒

 

▲渡辺竜王: なし

△広瀬八段: なし

 

広瀬八段は角道を止めて角交換を拒否。

最近よくみかける流行の変化をA級戦で投入しました。。

 

ちなみに、9手目の局面で

代えて▲8八銀と上がる手が以前は一般的でしたが

最近は本局の渡辺竜王のように角交換拒否にそなえて

あらかじめ6筋に繰り上げるのも、一つの形となりました。。

 

 

 

25手目▲7九玉。

 

上図での持ち駒

 

▲渡辺竜王: なし

△広瀬八段: なし

 

両者は角を取り込んだまま

腰を落としてじっくりと自陣の駒組みに没頭。。

息を合わせて手堅く玉の入城を目指します。。

 

しかしその前に、上図から次に

広瀬八段が7筋の歩を突き(26手目△7四歩)

飛車のコビンを開いたのをみて。。

 

 

 

27手目▲5六銀。

 

上図での持ち駒

 

▲渡辺竜王: なし

△広瀬八段: なし

 

渡辺竜王は銀を中央5筋に繰り出し

「腰掛銀」に構えました。。

 

この手に対し、広瀬は八段が

金を囲いに連結した局面で(28手目△5三金右)

午前の対局は終了となり、お昼休憩に突入。。

 

【 お昼のオーダー 】

 

渡辺竜王: ミックスフライ定食、赤だし

広瀬八段: 一口カツ定食

 

 

 

30手目△5三銀右。

 

上図での持ち駒

 

▲渡辺竜王: なし

△広瀬八段: なし

 

午後の対局開始の一手で

渡辺竜王が右の金を立て(29手目▲4八金)

自陣のバランスを計ると、広瀬八段は6筋に浮いた銀を

5筋に繰り上げ、金・銀四枚全てを囲い側に連結します。。

 

すると、次の瞬間。。

 

 

 

31手目▲4五歩。

 

上図での持ち駒

 

▲渡辺竜王: なし

△広瀬八段: なし

 

渡辺竜王は角のラインと銀、桂が出番を待つ

4筋の歩を突き合わせ、仕掛けを開始しました。。

 

 

 

35手目▲3三角成。

 

上図での持ち駒

 

▲渡辺竜王: 角

△広瀬八段: なし

 

広瀬八段が△同歩(32手目)とう応じると、次に

渡辺竜王は3筋の歩を突き合わせてから交換を敢行。

このタイミングで角を捌いて手持ちとしました。。

 

が、しかし

 

 

 

42手目△4四角。

 

上図での持ち駒

 

▲渡辺竜王: 角、歩

△広瀬八段: 歩

 

手にした角を先に活用したのは、広瀬八段。

先手が前掛かりとなって出来た一瞬の隙を突いて

4筋の好所に角を再投入しました。。

 

この手に対して、渡辺竜王は

▲6六歩(43手目)として進路を防いで、以下

△5五銀~▲6五銀~△6四歩~▲7四銀に△5四銀~

▲4六飛をみて、下図50手目△3五角と進行。。

 

 

 

50手目△3五角。

 

上図での持ち駒

 

▲渡辺竜王: 角、歩3

△広瀬八段: 歩2

 

広瀬八段は先手の銀をつり出してから

起点の角が効力をジワリと発揮し、攻防の主導権を

渡辺竜王から奪い取りに出ます。。

 

 

 

52手目△7三歩。

 

上図での持ち駒

 

▲渡辺竜王: 角、歩3

△広瀬八段: 歩

 

渡辺竜王が狙われた飛車を3筋に移動したところで

広瀬八段はつり出した銀の頭上に歩を突き立てました。

何かしなければ銀は助からない渡辺竜王は、次に。。

 

 

 

53手目▲3五飛。

 

上図での持ち駒

 

▲渡辺竜王: 角2、歩3

△広瀬八段: 歩

 

28分の考慮の末

角との交換で飛車切りを決断、勝負に出ます。。

 

 

 

68手目△8六歩。

 

上図での持ち駒

 

▲渡辺竜王: 角、桂、歩2

△広瀬八段: 銀、歩2

 

大駒の交換を合図に、いざ開戦となると

渡辺竜王は角を自陣に投入し(65手目▲6七角)

攻守に利かせ、後手の攻めに備えます。。

 

しかし、手にした飛車を3筋に投入(56手目△3九金)

4筋に孤立した先手の金を縛り上げ、敵陣最下段を制圧した

広瀬八段はオリジナルの飛車が構える8筋から空襲を仕掛け

上から下から立て続けに渡辺玉へと迫ります。。

 

 

【 投了図・82手目△8六歩 】

 

 

投了図での持ち駒

 

▲渡辺竜王: 飛、角、銀、桂、歩2

△広瀬八段: 金、歩2

 

渡辺竜王に粘りを与えず

広瀬八段の二枚の飛車がそのまま躍動。。

上図の王手をみて渡辺竜王、無念の投了となりました。

 

終局時刻は午後10時13分。

ほぼ同世代のライバルに快勝をおさめた広瀬八段は

順位戦成績を3勝2敗とし、白星が一つ先行。。

 

一方、竜王戦の前哨戦でもあった本局で完敗を喫した

渡辺竜王は2勝3敗となり、逆に黒星先行となりました。。

 

 

□□□

 

秋の陣に決着。。

 

王座戦/第4局「中村新王座誕生」

 

 

□□□

 

本日、順位戦に登場

 

 

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