将棋界の気になるつぶやき






2017年09月09日

第30期竜王戦挑戦者決定三番勝負/第3局「大一番を振り返ろう」

テーマ:ブログ

 

【速報版】「羽生ニ冠、挑戦権獲得!」

 

 

【 投了図・126手目△4五金 】

 

 

投了図での持ち駒

 

▲松尾八段: 銀、香2、歩3

△羽生ニ冠: 角、桂2、歩4

 

昨日決着をみました、注目の大一番

第30期竜王戦挑戦者決定三番勝負/第3局は

上図126手までで、後手・羽生善治二冠が勝利。

 

難解にして激しい終盤のねじり合いを見事制した

羽生ニ冠が「永世七冠」達成を目指し、実に7年ぶりに

竜王戦の舞台へ姿を現します。。

 

 

 

三番勝負/第3局・柔らかいプレビュー

 

 

1勝1敗で迎えた三番勝負の最終戦

あらためて振り駒で決まる手番で、先手を得たのは

自身初のタイトル挑戦を目指す、松尾八段でした。。

 

 

 

15手目▲3四飛。

 

上図での持ち駒

 

▲松尾八段: 歩3

△羽生二冠: 歩2

 

松尾八段が初手▲2六歩と飛車先を突き

羽生ニ冠が2手目に角道を開く3四歩と返して

対局がスタートとすると、そのまま定跡手順の進行で

戦型は両者得意の「横歩取り」に決定。。

 

 

 

38手目△7六飛。

 

上図での持ち駒

 

▲松尾八段: 歩3

△羽生ニ冠: 歩2

 

先手は▲6八玉と構える「勇気流」が現在流行中ですが

松尾八段はオーソドックスに玉を立てる「中住まい」を採用。

 

一方の羽生ニ冠もかつて一世を風靡した

「△8五飛+中原囲い」に駒を組み上げ、大一番らしく双方

最新流行形ではなく手に馴染んだ構えでの勝負を指向します。

 

一応の駒が組み上がると、先に仕掛けたのは羽生ニ冠。

先手の飛車の横利きが止まった瞬間に突っかけました。。

しかし松尾八段も黙って受けには回らず、後手も浮き飛車で

7筋の「横歩」をかすめ取った、上図から次に。。

 

 

 

39手目▲3三角成。

 

上図での持ち駒

 

▲松尾八段: 角、歩3

△羽生ニ冠: 歩2

 

すかさず角交換を敢行。。

重荷となりそうな角を捌いて手番を握りました。。

 

 

 

51手目▲2四歩。

 

上図での持ち駒

 

▲松尾八段: 角、歩

△羽生ニ冠: 角、歩2

 

握った手番で後手の飛車を押し戻した

松尾八段は自らの飛車を構える2筋から反撃に転じ

拠点を作った上図の局面で、夕食休憩に突入。

 

形勢は互角。。

両者は一息入れて夜戦に備えます。。

 

 

「戦型は横歩取り、難解な終盤戦へ」

 

 

 

53手目▲5六角。

 

上図での持ち駒

 

▲松尾八段: 歩

△羽生ニ冠: 角、歩

 

夕食休憩明けの一手で、羽生ニ冠が

押さえ込まれた2筋を△2ニ歩(52手目)と低く受けると

松尾八段はすかさず手持ちの角を5六の地点に打ち込み

左右を睨みつつ、攻撃陣を支援します。。

 

この手に対し

羽生ニ冠はまず4筋の銀を叩いて(54手目△4五歩)

呼び寄せてから(55手目▲同銀)。。

 

 

 

56手目△5五角。

 

上図での持ち駒

 

▲松尾八段: 歩2

△羽生ニ冠: 歩

 

天王山5筋の位へ八方睨みの角を投入。。

互いに形を決め、いよいよ開戦への機運が高まると。。

 

 

 

59手目▲3四歩。

 

上図での持ち駒

 

▲松尾八段: 歩2

△羽生ニ冠: 香、歩

 

香車の両取りを掛けられた

松尾八段は左の桂馬を跳躍(57手目▲7七桂)

羽生ニ冠が手に乗り1筋の香車を捕獲し馬を作ると

松尾八段は3筋の歩を突き出し、仕掛けを開始します。。

 

羽生ニ冠は△4ニ銀(60手目)と引いて、以下

▲6五桂~△5五馬~▲7三桂成~△同銀をみて

下図65手目▲2三桂と進行。。

 

 

 

65手目▲2三桂。

 

上図での持ち駒

 

▲松尾八段: 歩2

△羽生ニ冠: 桂、香、歩

 

松尾八段は駆け足で捌いた桂馬を

拠点に据えた3筋へ、気合もろとも打ち込み

開戦の火ぶたを切って落としました。。

 

羽生ニ冠は、この一手となる

△4一玉(66手目)で王手をかわすと

松尾八段は桂馬で香車を捕獲(67手目▲1一香成)

 

すると、次の瞬間。。

 

 

 

68手目△3三桂打。

 

上図での持ち駒

 

▲松尾八段: 香、歩2

△羽生ニ冠: 香、歩

 

羽生ニ冠はタダで取られる3三の地点へ

手持ちの桂馬をガツンと投入。この手はもちろん

▲同歩~△同桂で飛車・銀両取りの狙いを秘めますが

松尾八段は構うことなく、▲同歩(69手目)と取り込みます。。

 

 

 

71手目▲3五桂。

 

上図での持ち駒

 

▲松尾八段: 桂、香、歩2

△羽生ニ冠: 香、歩2

 

羽生ニ冠の△同桂(70手目)をみて

松尾八段はノータイムで飛車を3筋に寄せ、以下

△4五桂~▲同飛~△5六馬~▲同歩をみて

下図76手目△2七角と進行。。

 

 

 

76手目△2七角。

 

上図での持ち駒

 

▲松尾八段: 角、桂2、香、歩2

△羽生ニ冠: 銀、香、歩2

 

羽生ニ冠は駒を捌いて先手の模様を乱すと

手にしたばかりの角をすかさず打ち込み、狙い通りに

飛車・金両取りを華麗に決めました。。

 

ここまで均衡を保った形勢も

後手へと静かに振れて行きます。。

 

 

 

91手目▲3三桂。

 

上図での持ち駒

 

▲松尾八段: 角、金、香2、歩

△羽生ニ冠: 金、銀、桂、歩4

 

そのまま終盤戦へと突入。。

羽生ニ冠がジワジワと先手玉へと迫る中で

松尾八段は必死に手を繋ぎ、チャンスを待ちますが。。

 

 

 

102手目△6九角。

 

上図での持ち駒

 

▲松尾八段: 飛、金、香2、歩2

△羽生ニ冠: 銀、桂、歩2

 

羽生ニ冠は手厚く、厳しく。。

松尾八段の反撃を鉄壁の守りで弾き返すと

堅実な寄せで、勝利を確実に手繰り寄せます。。

 

 

三番勝負/第3局の棋譜中継はこちら

 

 

【 投了図・126手目△4五金 】

 

 

投了図での持ち駒

 

▲松尾八段: 銀、香2、歩3

△羽生ニ冠: 角、桂2、歩4

 

松尾八段は最後の最後まで

最善を尽くし勝利への執念をみせましたが

羽生ニ冠の磐石の指し回しの前に、遂に力つき

上図のkヒョ工面で無念の投了を告げました。。

 

終局時刻は午後10時29分。

この瞬間、羽生ニ冠の7年ぶりの竜王挑戦が決定!

将棋界隈が大いに活気づきました。

 

 

 

□□□

 

【速報版】竜王戦三番勝負/第3局

 

三番勝負/第3局・柔らかいプレビュー

 

羽生三冠今期成績一覧

 

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