新米長玉。 | 柔らかい手~個人的将棋ブログ
2012年02月06日

新米長玉。

テーマ:ブログ

『しかし、プレマッチの敗戦

「奇をてらった」「奇策」と書かれたのは心外であり、不愉快です。


今回の序盤は完璧でした。

したがって△6二玉が功を奏したということにほかなりません。


「新米長玉」と呼ばれるべき素晴らしい手だったはずです。』



将棋世界2012年3月号P.46

1月14日に行われた電王戦「米長邦雄永世棋聖-ボンクラーズ 」の

米長永世棋聖の後日談話より。



これは本当に米長永世棋聖のおっしゃる通りで

ボンクラ-ズをほぼ完璧に押さえこんだ序盤戦術は文句のつけようのない

今後の人間対ソフトの新しい定跡となっていくものでした。


来年も行われる予定の電王戦では

詰め将棋選手権優勝の実績 を誇る船江恒平四段の名前がまず上がり

今の段階では若手棋士5名を投入して5対5の対抗戦になる模様。


研究盛り、読み盛りの若手が

後手番時の「米長定跡」を掘り下げて研究し、終盤力で勝負。。

という展開も現実的で興味深いひとつのストーリー。


正直、個人的には「将棋ソフトvsプロ棋士」自体に

あまり意味を感じませんが、対世間へむけたイベントとして

最終的に出てくるであろう渡辺明二冠登場までの、将棋界をあげての

知識や棋譜の蓄積、「味の付け方」には興味を惹かれます。



そういう意味では


第1回ボンクラ-ズ戦でとりわけ際立ったのは

終局後の記者会見でも「米長独演会」。


敗戦の前に潔く、その上で

谷川浩司九段、渡辺明二冠を率いての米長節、さわやか流の対話術は

米長永世棋聖、将棋連盟会長の年の功、器のデカさをみせつけて

明るく、良いイメージを世間に対してアピールできたと思います。


しかし


来年登場してくる若手棋士に

そこまでの立ち振る舞いを期待するのは酷であり

そもそも敗戦時のショックは現役棋士ではない米長永世棋聖とは

比べようもなく大きいものとなるはず。。


だからこそ、純粋に勝利だけを目指し

「人間vs人間」の将棋にも新たな価値観を見出して欲しいですね。



個人的には選抜5名の中に

門倉啓太四段の参戦を願っています。




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