本日、第25期竜王戦ランキング戦1組に森内名人が登場。 | 柔らかい手~個人的将棋ブログ
2012年01月19日

本日、第25期竜王戦ランキング戦1組に森内名人が登場。

テーマ:ブログ

本日の名古屋は午後か雨。

冷え込みも厳しく、夜更けすぎには雪へと変わるかもしれません。


このところの将棋界は

昨日のエントリー でもご紹介させていただきましたが

年度末にむけて順位戦が各組で佳境に入り、昇級、降級争いそれぞれで

目の離せない対局が続いています。


そんな中


12月に今期の決着 をみたばかりの竜王戦 で早くも

来期の第25期ランキング戦本戦トーナメントがスタートしています。


第25期竜王戦ランキング戦1組本戦 /1回戦>


森内俊之名人-飯島栄治七段



柔らかい手~個人的将棋ブログ-パンダ先生



本日はランキング戦3組6組 でも対局が予定されていますが

最上位クラスである1組ランキング戦には森内名人が登場。
順位戦に参加しない森内名人にとっては新年最初の公式戦でもあります。


森内名人の今期ここまでの成績は

28戦10勝18敗(.357)と、にわかには信じ難い低調なものに。。


第69期A級順位戦 を7勝2敗で制し

4期ぶりに名人戦の舞台に登場した森内九段(当時)は

小学生の頃からのライバル・羽生善治名人(当時)に挑戦。


実に6度目となる両者の名人戦での対戦は

森内九段が開幕から一気に3連勝 を決める一方的な展開に。。。


しかしそこから羽生名人が底力を発揮

カド番を3つしのいで最終フルセット までもつれこむ大熱戦となりました。


勢いは羽生名人に傾いた、かに思われましたが

しかし、最終戦の振り駒で先手を握った森内九段は「横歩取り」から

持ち味である「鉄板流」とは裏の顔、二枚の桂馬が連続で羽生陣営に飛び込む

勇猛果敢な踏み込みをみせ、以降は正確かつ手厚い将棋で完勝


見事、4期ぶり通算6度目となる名人復位 を果たしました。



しかし


名人獲得となった6月以降は

対局そのものがあまり行われない状況が続き

10月の第61期王将戦挑戦者決定リーグ戦開幕をむかえた森内名人。



高いレベルでの緊張感、勝負勘の鈍りが懸念されましたが、案の定

羽生二冠、渡辺明二冠らトップ棋士ばかりが名を連ね

短期間で連戦する王将戦リーグ戦のペースに完全に乗り遅れ

リーグ戦は6戦全敗 という屈辱的な戦跡に。。



12月にはいっても調子は戻らず

NHK杯/3回戦・久保利明二冠戦朝日杯/1回戦・阿部光瑠四段

2局を落とし、9連敗で年を越すことになってしまいました。


綿密な作戦家で事前に万全の準備をして対局にのぞむことで

知られる森内名人がもっとも得意としており高い勝利率を誇る順位戦。


約10ヶ月をかけて

対戦相手も手番も大まかな日程も事前に決まっている順位戦は

まさに森内名人の棋風にマッチするわけですが。。。


皮肉なことに

名人となりその順位戦参加がなくなったことが、大きなネックとなっている印象で

暗く長いトンネルの出口が見えない、苦悩が続きます。



本日、森内名人と対戦するのは飯島七段。


飯島七段の今期ここまでの成績は

21戦11勝10敗(.524)。順位戦はB級2組で5勝3敗。


「飯島流引き角戦法」で第37回升田幸三賞を受賞した飯島七段は

現在、将棋世界誌にて「今日から指せる! 横歩取り裏定跡の研究」連載中と

現代将棋を代表する戦略家、クリエーターでもあります。


また竜王戦ランキング戦とは相性が良く

前期まで4期連続でランキング戦昇級の快進撃で、一気に1組まで駆け上がり

七段昇格 となりました。



1組初参戦となった第24期ランキング戦トーナメント では

久保二冠、森内名人とトップ棋士の厚い壁に跳ね返された形となりましたが

参戦2期目の今期、まずは名人をたたいて旋風を巻き起こしたいところ。


気になる両者の対戦成績は

前期の竜王戦ランキング戦1組/4位決定戦以来、2度目の対戦。


見た目の温厚そうなイメージとは裏腹に

攻っ気の強い棋風の飯島七段は居飛車党。


森内名人も基本的には居飛車党ですが

手番に拘らず時と場合によって振り飛車も指しこなすので

本局の戦型選択は森内名人次第といえるかもしれません。。


4月の名人開幕にむけて

森内名人が今シーズンの残りの対局でどのような戦跡を残すのかにも

注目が集まります。。




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