1. はじめに
今回の話は引っ越しの話と少しIT業界について書いています。
先に書いておくとアリさんマークを全面否定する記事ではありません。条件が揃えばアリさんマークを選択しても良いと思っております。
それらのことを書いてます。
なお、今回はアリさんマークのフルパックを選んでいます。
2. フルパックを選んだ理由
僕は5〜6年毎に引っ越しをしていて、ある程度引っ越しに慣れていると思っています。
そんなかで出会ったのが「楽々パック」や「フルパック」と呼ばれている「梱包〜運送〜荷ほどき」を全て行ってくれるサービスです。
これは前回アート引っ越しセンターで上記の全てを行ってくれる「フルコース」を選んだ時に素晴らしい対応をしてくれたからです。
今までは自分で梱包して荷ほどきをしていたのですが、このサービスを一度使ったら引っ越しがとても楽でした。
なので、今回も全部行ってくれるサービスを選んで楽をしようと思っていました。
ブログの趣旨に沿って書くと、IT業界でシステム構築をお願いする場合は基本的にフルコースしかありません。
ただし、個人事業者にお願いする場合はフルコースではなく最小パックで行うこともできます。
3. 各社の見積もり
引っ越しは時期やタイミングによって値段がまちまちです。
実は前回お願いした時は、なぜかアート引越センターがとても安く他と比べて10万ほど安く買ったためアート引越センターを選びました。
前回はこれが功を奏しました。
今回はどうなるでしょうか?
なお、見積もりをとる時には一括見積もりが楽なので今回も一括見積もりサービスを使いました。
使ったサービスは「引っ越し侍」です。
悪くはないですが、扱っている引っ越し屋さんが少し少ない気がしました。
そこで出てきた今回の見積もりです。
見積もりをとった順番に書いていきます。(全て税込です)
・アリさんマーク(28万->24万、エアコン別)
・アート引っ越しセンター(30万、エアコン別)
・ガッツ(22万、エアコン別)
・ファミリー引っ越し(19万、エアコン込)
・佐川(途中で音信不通)
なお、前回はアート引越センターで19万。他の業者は30万近くでした。
圧倒的にガッツやファミリー引っ越しが安いのですが、僕はこの安さが怖かったところがあります。
思えばこれが一番の失敗でした。
3. アリさんマークを選んだ理由
ホームページにも書かれていますが、アリさんマークは全ての工程を社員でまかなっております。
「信頼がおけます!」
と見積もりに来た人も言っていました。
僕もその信頼を信じたくなりました。
でも、冷静に分析すれば良かったです。
IT業界でもそうですが、全部自社で行っているから良いと言うことは無いんですよね・・・。
全部自社で行っている場合は新しい風が吹きにくいため、リーダーがしっかり教育していない限り技術が陳腐化するリスクがあるんですよね。
実際に僕がフリーランスで入った現場で、僕よりも高い技術を持った人がいない現場なんていくつもありましたし・・・。
4. 何がダメだったのか?
つらつら起きたことを書いても良いのですが、文才がない僕がつらつら書くよりもメリットデメリットを書く方がわかりやすいと思うのでそのようにします。
[メリット]
・電話対応が迅速
・梱包が早い
・融通がきく
[デメリット]
・担当者と連絡がつかなくなる
・引っ越し当日の連絡連携が上手く行っていなかった
・融通がきくが頼みにくかった
・家具の一部が傷ついた
・荷ほどきが適当だった
まず、担当の人が長期休暇をとっていたようで途中で連絡が取れなくなりました。
引っ越し当日までの連絡を取りたい時だったので、少々驚きました。
せめて「長期休暇をとるためその間はここに連絡して」などを伝えてもられば良かったのに・・・。
なので、コールセンターに連絡したらテキパキと対応をしてもらえました。
担当者からは長期休暇をお詫びする連絡を最後にもらったのを最後に連絡をとることはなくなりました。
引っ越し前日に梱包に来てくれましたが、この対応はとても早かったです。
引っ越し当日はトラックの停める場所などの連絡が行き届いていないようで、結局僕が自分で手配しました。
と、言うのも。見積もりに来た担当者が引っ越し先の事をよく知っていたため全て任せていたのですがこの担当者の知識が現場に伝わっていなかったようなのです。
なので、現場の人はトラックを停める場所すら知らない状況でした。
通常なら、この点は全然問題ないのですが「担当の人が全てやる」と言っていたため後手に回ってしまいました。
そして、一番の問題は荷ほどきでした。
先ほども書いたようにアリさんマークは全員社員です。一方でアート引越センターはおそらく非社員です。
この差が大きく出てしまいました。
5. 最大の問題
結局のところ属人性だなと思ったのがこの問題です。
アート引越センターは非社員なので、荷ほどきの経験があるパートやバイトが現場で荷ほどきをします。
そうすると主婦の合間に行う人や子育てが終わった層の人々が来てくれます。
一方で全員社員を謳っているアリさんマークではこれができません。主婦業の傍らで正社員になるのは日本では難しいのです。
アリさんマークは当日に若めの女性の方々が来ました。下手をすれば結婚も家事もしていないような人々です。
一方でアート引越センターからは家事は百戦錬磨のような人々が来ました。
引っ越しをした場合は前の家とは色々勝手が違います。そのため、アリさんマークから来た方々は一つ一つ聞いてきます。
しかも、同じもの同士で纏めて入れるなどをしないためすぐにキャパオーバーになります。
一方でアート引越センターはほとんど聞かずに「こちらで勝手にやっていいですか?」と言ってくれます。
結果、アリさんマークが入れてくれた荷物のほとんどは入れ直しでした。一方でアート引越センターがやってくれた配置は次の引っ越しまでそのまま使えました。
これ、フルパックでお願いした意味あるのかな・・・?
6. 結論
このように属人性が取れない仕事は往往にしてこのようなことになってしまいます。
IT業界でもそうです。
毎月引っ越しをしていたり、毎月システム開発をしているなら良い人を選択して仕事をお願いできるでしょうけれど。5〜6年に一度しか行わない仕事で良い人をずっと繋ぎ止めるのは困難です。
アート引越センターでもそうですが、あの日に来てくれた方々が良かったから上手くいきました。しかし、違う人が来てたらアート引越センターを引き合いには出さずに「引っ越しでフルパックは選んではいけない」と書いていたかもしれません。
そうなるのならば選ぶ基準はお金です。
「うちの会社は全員社員だから。」「うちの会社はプライバシーに強いです。」などの営業トークを信じてはいけません。
それが内部まで浸透しているのかなんて5〜6年に一度の仕事ではわかりません。
一番安い業者を選んだ方が「まぁ、安かったから仕方がない」と言えますし、自分自身でも納得がいきます。
なので今回の見積もりでアリさんマークが一番安ければこの記事を書くことはなかったでしょう。
しかし、一番安いのはファミリー引っ越しでした。しかも、ここはエアコンの取り外し/取り付けも含めて一番安かったので驚異的です。ここを選んでおけば良かったとかなり後悔しました。
よく「安い引っ越し業者は荷物を乱暴に扱う」とかありますが、結局それを見えないところでやられていたらわかりません。
アリさんマークでも運んでもらったうちの2つの家具が少し壊れていました。(扉が飽きにくくなっていました。)
IT業界でもそうですが、実際に仕事をする人とお客さんの前に出る人が違えば幾らでもよく見せることができます。
今回の件で僕はその事をよく理解しました。
7. 番外(エアコン編)
エアコンは「引っ越し侍」に頼んだ方が安いため、そこにお願いしました。
もともと1台5〜7万くらいのエアコンを2台運ぶのに2万4千円でした。
こちらも驚異的に安いです。
しかし、一台は取り外しの室外機が上付なので結局のところ見積もりは3万円になりました。
(ちなみに室外機は外すだけで降ろしてくれないと言われました・・・)
で、結果的にお願いすると配管が使えないとかで・・・
5万7千円
になりました。
いや、こんなにかかるなら書い直すよ・・・。
エアコンは長い間取り付けていると配管の形がその形になってしまうので、引っ越し先に適用することはほとんどないそうです。
なので、なんだかんだと言って部品の取り替えが100%に近い確率で発生します。
これを知らなかったため(今までは買い直したり、引っ越し業者のコミコミに入れていた。)、大きな痛手を被ってしまいました。
これについては「引っ越し侍」が悪いわけではないですが、初めにそのリスクを教えておいて欲しかったです。
そしたら買い直してましたよ・・・
それも含めて19万で見積もりを出してくれたファミリー引っ越しは本当にすごい。ここを選んでいれば10万以上安かったな・・・
宣伝
で、あまりに悔しかったのでブログに書くことにしました。
そして、ついでに宣伝をして元をとってやる!と思ってこの記事を書いたので宣伝させてください。
僕が作っているゲーム
(これらは歴代のアイコンです)
この記事がもしあなたの役に立って、少しでもカンパをしたいと思ったら是非遊んでください。
そして、みなさんの引っ越しは僕と違って上手くいく事を祈っております。