健康情報283  ごぼう茶6 コレステロールの排出を | NPO法人生涯青春の会

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2020622日 健康情報283  ごぼう茶6 コレステロールの排出を

 

1、中性脂肪やコレステロールの排出を促す

・血液中に中性脂肪やコレステロールの数値が高い状態になってしまうと、「脂質異常症」として動脈硬化など生活習慣病のリスクが高くなってしまいます。会社の健康診断などにおいて、中性脂肪やコレステロールの数値が高いと指摘された方も少なくないと思います。

 

・イヌリンは、 体内に吸収されずに大腸まで届き、さらに、腸内で水分を吸収することでゲル状に変化し、食事で摂った脂肪分も吸着させ、体外に排出させる作用があります。

 

・食事と一緒にイヌリンを摂取することで、体内に吸収されるはずの中性脂肪やコレステロールの量を低減させる働きがあるのです。

実際の臨床研究においても、イヌリンの有効性が示されています。イヌリンを摂取することによって、中性脂肪や悪玉コレステロールが低下したというデータも存在しています。

 

2、テレビ番組「名医とつながる!たけしの家庭の医学」201826日に放送された内容では、中性脂肪を効率よく下げる「菊芋」について特集されました。その番組内において、中性脂肪に詳しい東邦大学医学部の弘世貴久先生が、菊芋に含まれているイヌリンの中性脂肪を下げるメカニズムについて紹介されました。医学会においても、菊芋に含まれているイヌリンが注目されていることが分かります。

参考:「名医とつながる!たけしの家庭の医学」201826日放送【中性脂肪&頻尿改善】SP

 

3、食後の血糖値の上昇を抑える

・イヌリンは「天然のインスリン」といわれています。インスリンとは、血糖値を下げるためのホルモンです。

 

・イヌリンは、腸の中で水分を吸収しゲル状となり、胃腸をゆっくりと移動するために食事で摂った食べ物についても移動が緩やかになり、糖質の吸収を緩やかにすることができます。食後に急激に血糖値が上がることを防ぐ作用があります。

 

・イヌリンは多糖類ですが、イヌリンの糖質が、体内に吸収されることはありません。そのために、イヌリンが引き起こす副作用として、血糖値を上げてしまうようなことは、全く心配する必要はありません。そのためダイエットにも効果的であると注目をされています。