形成外科に伺ったことを書きたいと思います。
背景として、
数年前に国立大学病院で出産し、研修医による縫合が大きくずれました。産後も激痛が長く続き、1年間でようやく落ち着いたところ、昨年疼痛が再燃。
毎日発症するわけでもなく、軽い程度の痛みですが、発症するとやはりイライラします。
縫合ずれを診断してくださった産婦人科先生(以下A先生)に再度伺いました。大学病院の形成外科にて修復手術の選択肢もあるとのことですが、おすすめするわけでもないそうです。
手術が怖くて、どうしようか悩んみますね。
たまたま、かかりつけの皮膚科に大学病院・形成外科の先生(以下B先生)が来ていたので、とりあえず話を聞こうと思いました。
B先生がじっくり話を聞いてくださり、丁寧に内診・診断・説明をしてくださいました。
裂傷したところを左右合わせて縫合すべきでしたが、片方が変なところに縫われてしまいました。診断は産婦人科のA先生と基本一致しますが、それよりもっと詳しく解剖学的に診断できました。瘢痕ずれにより一連の連鎖が起こり、裂傷箇所のみならず、正常組織も巻き込まれようです。
修復の手術法も話してくれました。大変な手術のようです。産後半年や1年で再術したほうが良かったですが、せっかく数年が経って瘢痕の軟化も見られ、今手術してもどこまで改善されるか未知です。軽微な痛みであれば、手術をお勧めできないとのことです。
最後には時間をかけて心のケアもしてくれました。
まるごと30分超の診察をしていただき、大変ありがたい。
形成外科B先生と産婦人科A先生も同じことを言ってました。
産後縫合ずれによる後遺症を抱えている患者は他にもいるはずですが、大抵「出産はそんなもんだ」と伝えられて終わります。ここまで診断が付くことは珍しいです。現状、産後縫合の修復経験を持つ医師が極めて少ないです。それが、A先生もB先生も修復手術を積極的にお勧めしない理由の一つです。
私のように産後の縫合に困っている他の患者さんは、今どうなっているでしょうか?